北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

京都総合運転所に置かれた3.15ダイヤ改正・廃止後のブルートレイン

2008-04-05 19:46:56 | コラム

■ブルートレイン廃止後

 本日は、普通列車の車内から撮影した京都総合運転所の『なは・あかつき』号用客車(寝台車)の現状について、特集したい。

Img_0806  現役時代のブルートレイン『なは・あかつき』号。写真は山崎駅から撮影したものだが、いよいよ廃止が近付くという3月には、良好な撮影ポイントは休日平日を問わず早朝から多くの列車ファンがカメラを並べ、別れを惜しんだ。ブルートレインといえば、『あさかぜ』号の客車が輸出された旨は、既報であるが、貨物輸送に転用可能な電気機関車以外の客車の動向についての記事。

Img_9981  廃止直後は、14系300番台のレガートシート車が二両繋いで係留されていたが、この日には確認できなかった。個室寝台(ソロB寝台)用のダブルデッカー車がみえる。端に見えている117系電車と比べると、ダブルデッカー構造の車両の大きさが垣間見える一枚だ。

Img_9980  京都総合運転所は、京都線の向日町駅と長岡京駅の間に所在する車両基地で、約300両の電車や気動車、客車などの整備や運用を行う車両基地。列車車内からの撮影なので、写真を撮影することができる機会は非常に限られている(実際、先日レガートシート車の重連を撮り損ねたわけですが)。

Img_9982  さて、前述したように旧式化老朽化がさけばれるブルートレイン用の寝台車であるが、『あさかぜ』『彗星』用の14系客車、24系客車が対に輸出されたという。『富士・はやぶさ』号に乗車された方のお話をきくと、ソロB寝台は別として開放型B寝台の乗車率はいまひとつ、ということなので、『日本海』などの寝台特急に、余剰のコンパートメント車を充当しては、と思ったりする。

Img_9987  手前には、583系、183系特急車は見える。その向こうに、ブルーの、恐らく『SL北びわこ』号などに充当する12系客車であろうか。その向こうに14系客車とおもわれる車両がみえる。なお、583系が少なくとも4編成置かれているのが見えた。急行『きたぐに』に運用される車両であるが、数的には余裕があるようだ。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (4)
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