◇国民の悲鳴に早く耳傾けよ--不満がテロ増長させる
「国民は我々を支持している。復興は本物だ」。そう語る政府や国際部隊の幹部。その一方で、市民は生活苦や治安悪化、そして政府の腐敗を嘆き続ける……。今春アフガニスタンを取材して感じたのは、こんな当局と市民の意識のズレだった。日本政府は今月、復興支援策として陸上自衛隊派遣の可能性を探るため調査団を現地に派遣し、パリの復興支援会合では5億5000万ドル . . . 本文を読む
ミャンマーを襲った大型サイクロン「ナルギス」(08年5月初め)で13万
8000人以上が死亡・行方不明となっている。国連は援助を必要とする被災者は
240万人に上るとみている。国連が25日に発表した報告書によると、被災者の
45%にしか援助の手は届いていない。
地元の援助団体に頼るか自力で生き延びるしかない状態が続くなか、死亡者の埋葬
を手伝うためイラワジ川デルタ地帯を訪れた「ミャンマー・トリ . . . 本文を読む
最高裁は、その最大の論点を無視したばかりか、裁判長の横尾和子氏は、
取材対象者の期待・信頼を認めれば「取材活動の委縮を招くことは避けられず、ひいては報道の自由の制約にもつながり」、「(取材対象者の)放送番組編集への介入を許容する恐れがある」と、とんでもない意見を展開しました。介入の張本人である安倍晋三議員は、「最高裁判決においても朝日新聞の報道がねつ造であったことを再度確認することができました」と、意気揚々と厚顔無恥なコメントを出しました . . . 本文を読む
世界平和アピール七人委員会は、北海道洞爺湖畔に集まるG8首脳各
位に対し、先進工業国の責任を自覚し、問題の根幹を捉えた的確な決定をくだ
されることを切に望みます。
いま世界は、拡大するグローバル市場経済のもと、原油などの価格高
騰や食糧不足が現実化し、国家間でも各国内でも経済的社会的格差が広がり、
社会不安や軍事紛争の危機を招いています。
世界の不安を取り除くには、民主的で公正な国際関係と市民社会の積
極的な関与が必須であり、そこでの先進工業国の責務は重大です。今回の協議
において、地球環境の保護、国際金融の規制ルール、国際的な人権の擁護、核
兵器の禁止などについて、積極的な決定をされることを期待し、次のように要
望します。
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青森県警及び警視庁公安部が、このG8サミットの直前というタイミングで、あえて、予想される国際的な非難をも省みず過度な取り締まりを強行したことの背景には、G8サミットにかかわるさまざまな運動の取り組みに「萎縮効果」を与えようという強い意図がうかがえます。本事件が「公安警察」によって指揮されていることも、こうした意図を裏付けています。このように今回の事件は、ゆきすぎた逮捕・勾留・捜索による人権侵害であることにとどまらず、日本社会の、ひいてはG8サミットに関心をよせる国際社会の取り組みを萎縮せしめる「表現の自由」への挑戦とも言えます。このような市民団体がおこなった告発行為を、G8サミットの警備と絡めて取り締まることは、国際的にも全く通用しない対応であり、人道的観点からの全世界的非難は免れ得ません。
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アラブの放送局アシャルク・アル・アウサトは、2007年末に、イラクには
230万人の未亡人がいると推計した。この数字には、1980年~88年のイ
ランとの戦争で未亡人となった人も含まれている。イランとの戦争では50万人
が死亡した。
未亡人にとっては、あらゆるものが同じである。闇なのだ。
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今週のビルマのニュース 2008年6月27日【0818号】
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【今週の主なニュース】
サイクロン被災調査が終了
・9日から現地入りしていたASEANのサイクロン被災状況
調査チーム(約250人、世界銀行など国際機関の職員も含む)が
調査を完了した。
24日に開かれたASEAN人道タスクフォース会合では、
引き続き緊 . . . 本文を読む