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中国金融研究会に、参加

2009年05月22日 | 日中友好
中国金融研究会に、参加




昨夜、中国金融研究会(三思会)に初参加。

エコノミストのタシロ様からお誘いを受けた。

私は”金融関係”の人間ではないのだが
何しろ、講師が<渋澤 健>氏。
お会いしたかった人のお一人だ。


渋澤健氏は
日本の銀行の生みの親 渋澤栄一氏の玄孫(孫の孫)。


渋澤栄一氏とは少なからずご先祖の時代にご縁があった。

私は曾孫(4代目)、渋澤 健氏は玄孫(5代目)
と、ずいぶんと時を経たが
DNA的には<再会>







日本橋のとあるレストランが会場であった。
会場はぎっしりと人、人、人・・・。

渋澤健氏も

”ずいぶんと出席率の良い会ですねぇ。。。”


参加者のうち、3分の2以上が
日本在住の、中国の方々。
そして、どちらかというと20~30代の若い世代の方が目立つ。


渋澤健氏は

~渋澤栄一の<論語と算盤>の現代的意義~

というテーマで講義をなさった。


渋澤栄一氏の残した言葉たちは
現在の私たちの社会にも通じる言葉が沢山あることに驚いた。と健氏。

それは私も
梅屋庄吉の残した言葉たちにも感じていることだ。


渋澤栄一氏も健氏も金融の世界の方なのだけれど
特に

”今、マネーの流れは・・・”

というお話ではなく、

正しい道理の富、ということについてのお話。

そして、渋澤健氏はさらに
21世紀に生きる私たちの探るべき金融の王道を
指し示してくださるような内容もあった。


つまり、今まで破綻してきた
リーマンであるとか
村上ファンドであるとか
そういう金融の流れは必ずしも<正しい道理の富>ではなかった、と。




渋澤健氏は
ある意味<目覚めている人>だな、と
その講義の節々に感じることが出来た。

全てはつながっていて、
今、何かが変わっていくときである、と。

そしてそれは
一つ、一つ
あるいは
一人、一人からはじまる、と。

人間も自然の一部であるのだから
それは自然発生的に感じ、起こるのだと。




渋澤健氏と。



中国の若いビジネスマンが質問した。

”たとえば、今までとは違う流れにする、という時
 それは指導者の命令で動き始めるのですか?
 日本でいうと、麻生総理が最初にやる、と言うことですか?”


うう~ん。
いかにも、中国人らしい質問だなぁ。

渋澤氏は

”いいえ。 誰の命令でも指導でもなく
 感じた個人、個人が動きだす、ということですよ。”

それは金融やビジネスだけではなく、
環境問題や教育問題についても、全て
ひとりひとりが感じて、行動しはじめるところから、はじまる、と。



会場は熱気に満ち溢れていて、

フツウ、日本人だけのセミナーでは
なかなか

"質問ありますか?”と言われても
挙手する人は少ない。

しかし、

次から次へと質問や意見が飛び交い
このままでは
一晩中でも討論会をやれそうな雰囲気だった。

ひさしぶりに<熱い夜>

でも、とっても楽しかった。






エコノミストのタシロさんが

渋澤栄一氏の紹介とともに
梅屋庄吉が中国に投資した人間である、ということを
さまざまなデータをもとに分析した発表をしてくださった。

私もエコノミストの観点で
梅屋庄吉を分析したのをはじめて見たので
とっても興味深くその話に聞き入った。



最後に、渋澤健氏の講義の中で
私のココロにひとつ、気づきを与えてくださった言葉を
紹介して、今日のブログを終えようと思う。



~人は、
 <好き>というだけでは、壁や障害にぶつかった時、乗り越えられない。
 でもそれを
 <楽しんでいる>と、壁をまわりこむ、もしくは乗り越える、
 ということが出来る。~