米原万里はいつもおもしろい。まだ読んでないのがいくつかあるようなので、まだまだ楽しみだ。この対談集もおもしろかったが、つまり対談はホストが大切ね。
中に、米原万里ではなく、イタリア人のラブレターの話がのっていて、それが
「愛しい愛しい私の宝のマリアちゃん。君の瞳に見つめられるためだったら、アルプスを裸足で越えるのも厭わないだろう。君の優しい腕に抱きしめられるためなら、どんな深い海も泳いでいけそうな気がする。……君のためなら何でもするよ。愛しいマリアへ。ピエロ
P.S.次の土曜日、もし雨が降っていなければ会いに行きます。」
黒岩幸子の「素顔の万里さん」(解説にかえて)が、米原万里の人となりがわかってとても良かった。