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アインシュタイン 相対性理論の誕生 我孫子誠也

2020年11月30日 | 
 僕は正しく科学の徒だと思っているので、ウラシマ効果とか、光速に近づくと縮むとか、それだけ聞いても「へえ」と思うだけでそれは科学ではなく、ただのオタク的知識だと思っている。庄司薫が「僕たちの天動説」とか言って、地面は平らで天が回転しているのだ、水平線に船のマストが先に(最後に)見える?いや、船は水平線に「溶けてしまう」のだ、と言うのをとても科学的(と言うか自分の目で見ている)と思う。
 光速が一定なのは17世紀には(天体の観測から)示されていた、というのは事実としてへえ!と思うし、アインシュタインの相対性理論はマイケルソンーモーレーの実験によるよりも、熱学的アプローチと、思考実験によるというのも知らなかった。
 正直言って双子のパラドックスは、まだ納得できない。
 この本は題のとおり、相対性理論誕生の歴史を追っている本で、なかなかおもしろかった。

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