せろふえ

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次女、小学校を卒業

2006年03月24日 | 自閉症
  次女が小学校を卒業した。お世話になりました。
 休暇を取って夫婦で参加したが、両親が参加している家庭が多くて驚いた。自分が子供の頃は考えられなかったなあ。
 寒い体育館で、長い卒業式だった。子供は良く耐えていた。100人あまりが一人一人卒業証書を受け取るのだが、なんとかうちの子も1人で登壇し、呼名に「ハイ」と返事をして、証書を受け取って、降りてきた。ご苦労さん。
 式辞やら、祝辞やらはまあいらないけど、しょうがない。その後は長い卒業生と在校生のやり取り。

「期待と不安でいっぱいだった」
「入学式」

「楽しかった」
「修学旅行」

 などとみんなが叫んで?いく。うちの子にもせりふが用意されていて、そう、家でもひとりで練習していたようだ。本番では声が小さくてよく聞こえなかった。家ではでかい声なのに。学校での練習の時、介助の先生に小さな声でうながされて、本人が大きな声で叫ぶ、というのをくり返しているんだろう、家で小さな声で「森林公園」と言ってそれからもう一度大きな声で「しんりんこうえん!」と、その練習をそのまま再現していたのだ。
 中に折り込まれて、合唱も3曲ほど。最後はリコーダーの斉唱。これは意外だった。リコーダーのユニゾンなんて、聞くに堪えない、と信じていたのだが、なかなか美しかった。昔に比べて、プラスチックのリコーダーの性能が格段に進歩しているのに違いない。
 先生には、本当にお世話になりました。最後の通知票もびっしりと小さな綺麗な字で克明に書いてある。頭が下がります。服や、靴を貸してもらったり、プライベート面までも親切にしてもらって、本当にありがたいことでした。