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許されざる者 オードリー・ヘップバーン  ジョン・ヒューストン監督 (ネタバレあり)

2024年05月11日 | 映画・テレビ

 「許されざる者」はイーストウッドのだけでなく、オードリー・ヘップバーンのもあって、こちらも西部劇だ。(題名は微妙に題名が違っていて The がついているとかないとか、ふーん )
 見た。ちっともわからない。なにが言いたいのかちっともわからないし、自分がこれをどう解釈すればいいのかわからない。もっとひどい西部劇だったら、ネイティブアメリカンなんて人間じゃなくてバッファローとか野獣だと思っているのだろう、と一刀両断できるのだが、そこまでではない。(そう?)まあネイティブアメリカンは火星人のようにワケのわからない生物として描かれている、と思う。妹(かどうかもわからないの)に会ってどうしたいのか?もわからない。劇中のアメリカ人は奪われる、と思い拒否するのはわかるが、監督?は、ネイティブアメリカンがどう考えなぜこういう行動におよんだか、ちゃんと描いていないと思う。やっぱり火星人かなんかだと思っているのだ。そう、僕には彼らの突撃が日本の「カミカゼ」にしか見えなかった。特攻はいまでも理解しがたい行動ととらえられ続けているのだろう。

 この設定にヘップバーンってことはないだろう、と思う。ちゃんとモンゴリアンの女優もいたと思うけどなあ。いないか。



 もう明日本番だというのに映画なんか見ていて良いのか?いや、昨日も少しは練習した。イメージトレーニングというかエア練習というか楽器を持たない練習もとても大切だ、と思いそれもした。(楽器も弾いたよ。)
 農作業もほんのとちょっとしてサヤエンドウが片手ほどだけしか採れないのだが、採った。今年の失敗はなぜかわからない。蒔くのが早すぎたかなあ。
 暖かかったので農作業どころではないと飛行機も飛ばしに行った。なんて怠け者なんだ。

 

許されざる者 イーストウッド

2024年04月28日 | 映画・テレビ

 やる気なく、なんにも考えなくていい(乱暴でもいい)娯楽映画でも見るかと思って、それでもそうだなあたとえばジョン・ウェインの西部劇だとたぶんそのあまりに白人の勝手さ加減に怒り狂ってしまうので、イーストウッドのを見たのだが、いや、やっぱり考え込んでしまうのだった。
 いや(「いや」ばっかり書いてるなあ)、映画そのものはまあ勧善懲悪と見られる乱暴な映画で、嫌いじゃない。
 ネットでいろいろ見ると「「勧善懲悪」などとは程遠い世界観で綴られる。」なんて書いてある。そうかなあ?たしかになにが絶対の正義かなんてわかるはずもないし、正義なんてなんていうか多面的だし、今の時代揺らぎ続けている。だからこそゆらぎながら、迷いながら、逡巡しながら、そのある瞬間ある場所での正義をある程度の説得力で描いていると思う。
 この映画の保安官は町の治安のために自分は絶対の正義だと思い込んだまま死んだ。僕には正義ではなく自己満足の極みと思える。(もちろん主人公の方だってそうだ。)

クライ・マッチョ クリント・イーストウッド

2024年03月16日 | 映画・テレビ

 クライ・マッチョを見た。91歳(!)のイーストウッド、老いたイーストウッドの魅力。全体として「すばらしい映画」とは言えないと思うのだけれど、佳作だと思う。
 僕にとってはイーストウッドはダーディーハリーではなく「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」(この2部作は本当にすばらしい映画だと思う。)の監督なのだ。

コロンビアーナ リュック・ベッソン

2024年01月26日 | 映画・テレビ

 元気がなくて、なんにも考えないでいい映画を見たくて、コロンビアーナを見た。
 実際なんにもない、ドンパチだけの乱暴な復讐劇で絵空事、漫画だと思うと楽しめて良かった。
 なんでもレオンのマチルダのはずだったが、大人の事情でこうした独立作品になったのだというのを読んで、なるほどー!と感心した。

舞妓はレディ 周防正行監督 上白石萌音

2023年12月02日 | 映画・テレビ

 録画したのを見た。京都を舞台に、舞妓になるための成長物語をミュージカル仕立てで描いたもの。周防正行監督ということで期待してみたのだが、うーん、今見る価値としてはまあまあか。あまりにありきたりな展開で。それから着物で今の踊りを踊るのが美しく感じられなかった。
 上白石萌音のういういしい演技を振り返ってみると言うこと、とても豪華な共演者を見ること、きれいな衣装とかディテイルを楽しむ、僕は今になってネットでインタビューや評判を読む、などと、あらゆる周辺も含めて映画を楽しむことはたしかに大きな喜びだとは思う。
「舞妓はレディ」って変な題名だと思いながら、なんだよ「マイ・フェア・レディ」のもじりじゃん!と半日後に気づくようなわたしでありますから、この記事なんてほぼなんの意味もありません。(^^;)

最強のふたり 監督:エリック・トレダノ

2023年10月01日 | 映画・テレビ

 最強のふたりを見た。最高にすばらしかった。はっきり言ってこういうお涙ちょうだい的なのは好きじゃない。なぜ見ようと思ったのか不思議なくらいの設定だ。でもすばらしかった。
 wikiでは「頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ。」と言うのだが、最初からスピード感あふれ(って車で猛スピードで飛ばすところから始まるし)、湿っぽいところはなく、涙するところもなんかカラッとしている(と思う)。
 個人的には途中出てくる音楽会のシーンが、実にちゃんとした古楽で、だからスピード感ある演奏で、ヴィヴァルディ始め主人公ドリスの反応も楽しく、チェロはもちろん足の生えてないやつで、演奏もちょっと良くってその後のアースウィンド&ファイヤーも良いし、そうそうドリスの描いた絵もじつにそれらしくて良かった。絵のことはすばらしい絵という意味ではなく、その前のプロの絵もドリスのもいかにもそれらしい、金持ちにそう扱われそうな絵で、それが良かった。

 それからこれも個人的には「最強のふたり」という題名がすばらしく、本当に「最強」だと思う。すばらしい。
 原題の「Intouchables」(アントゥシャーブレ 英語ではアンタッチャブル)のことはよくわからない。ネットにいろいろあるがみんないいかげんなことを書いていると思う。英語のニュアンスだってよくわからない。そういえばアルカポネの映画もあったが、そのアンタッチャブルを意識しているのだろうか?それもわからない。そもそもあらゆるものがそうだが、作品の社会背景のことも実はよくわからないのだ。こんな極東地の果ての人間にわかるのかよ、と思われているのかもしれない。でもそれはそれで良いのだ。

植物に学ぶ生存戦略 NHK

2023年09月23日 | 映画・テレビ

 ブルーレイディスクの調子が悪いというので新しく買った。今は2台使える。ブルーレイが焼けなくなる前に、と思って一生懸命焼いている。NHKの「植物に学ぶ生存戦略」

植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之

あなたはいったい、どんな花を咲かせ、どんな種を残しますか?「シュールな演出」と「本格的な生態解説」で熱狂的な支持を集めてきた異色の植物番組。山田孝之が植物の奇妙...

植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 - NHK

 
が10個くらい録りためてあって、重複してるかな、まあいいや焼いた。うれしく見返している。

 どうも怠け者は死んでも怠け者だ。ろくに楽器に触らず、相撲のテレビ中継を録画までして、見ながら、くだらないパズルやら、コンピュータゲームなどしている。イカン!
 たまには、と思い、リコーダーを引っ張り出し、バッハの小フーガをひとりさびしく吹いたが、この曲のことをここにも書いてないし、いやむずかしく吹けないし、だからといって練習もしないし、イカン!
 今日は涼しいぞ、自転車漕ぐかと思ったら雨じゃないか、だからすこし涼しいのか。なんにもうまく行かないぞ、イカン!

地獄の黙示録 コッポラ監督

2023年08月15日 | 映画・テレビ

 3時間もの映画なのだが、なーんにもない。ウィキペディアに載ってたが、村上春樹の「極言するなら、この70ミリ超大作映画は、学生が何人か集まってシナリオを練り、素人の役者を使って低予算で作りあげた16ミリ映画と根本的には何ひとつ変りないように思えるのだ」というのにすごく同感だ。ともかく残虐な、あるいは胸の悪くなるような非人道的なシーンはインパクトがあるのだろう、戦争ってこういうものなのだろう、戦争やめろ。

Airborne 監督:Andrzej Jobczyk

2023年08月10日 | 映画・テレビ

 今度見た短編映画は Airborne なのだが、Airborneってのは空挺という意味らしく、ちょっと違うのではないか。
 この画像からは想像できないような美しいアニメーションだった。画像というよりはその全体のファンタジー?が美しいのだ。美しいだけで、強い主張があるわけではないのだが、いや、あるのかなあ。ともかく美しいと思った。

これまでに見たやつ

Behind the Curtain  監督:Teemu Nikki

2023年08月05日 | 映画・テレビ
 今度見た短編映画は Behind the Curtain あがり症?の子どもがカーテンの影で歌う話で、ちょっとよかった。どうしてこうして英語の題にするんだろう?「カーテンの影で」とちゃんと訳して欲しい。Behind the Curtainっていうのは「黒幕」みたいな意味もあるらしいのだが、これはそれとは違うと思う。(違うよね?)

 毎日毎日暑くて、雨も降らないし困ったことだ。なにもできない。昨日やっとエンドウの支柱を片づけた。キュウリを枯らしてしまったが茄子もろくにできない。まいる。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》 スピルバーグ

2023年07月30日 | 映画・テレビ

 これも見たことがない、名作?は教養だと思って見たのだが、はっきり言ってがっかりした。全然おもしろくない。
「考古学者のインディアナ・ジョーンズは、陸軍諜報部からの情報でナチスがエジプトで大規模な発掘作業を行っていることを知る。ナチスの目的が伝説のアーク(聖櫃)発掘であることを見抜いたインディはアーク奪還へ向かう。」
 と言うのだが、考古学者なんて書いてあるからつい、もうすこし知的な内容を期待していたらしい。知的なところはみじんもなく、非常に乱暴な、ともかくもうアメリカの、銃をバンバンうち、相手には弾が当たるが自分には当たらない。白人以外はすべて下等なのだ白人は迷惑なんて考えない好き勝手にする、遺跡の全体なんかどうでもいい、自分の欲しいものだけかってに持って行く、アメリカは常に正しい、と、そう主張しているとしか思えない。展開があまりにご都合主義で、そんなうまく敵がぐずぐず待っててくれるわけねえだろう。
 波瀾万丈の展開、かっこいいヒーローにかわいい女がからみ、ハッピーエンド。きっと多くの人の心をつかむのだろう。僕とは気が合わなかったと言うことに過ぎない。

天気の子 新海誠監督

2023年07月26日 | 映画・テレビ
 天気の子を見た。おもしろかった。
 ネットでの評判を見ると必ずしも高い評価でなく、それもおもしろかった。まあ、いろいろ感じ方はあるし、それもそれで良い。主人公の二人の選んだ道を批判する意見もいくらかあるようだけれど、そんなこと言ったって現実の世界で、誰しもみーんな、世界のこと地球のことなんか知るもんか、自分だけが良ければ良い、と多かれ少なかれ思っている、いや行動しているじゃないか。この作品はこれでひとつの世界を描いていて、良いと思うよ。もちろん細かいところはいろいろちょっと違うと思うこと満載ではある。

The Dog Who Lost His Bark 短編映画

2023年07月21日 | 映画・テレビ

 The Dog Who Lost His Bark
 HPのキャプション
「オーエン・コルファーのベストセラーが原作。両親の別居で不安定になるロイジンの元にやってきた一匹の犬オズ。彼もまた心に大きな傷を負い声を失っていた。」
 よくある話と言えばそうだし、犬とか動物出したらずるい、と言われればそのとおりだ。でもなんていうか、もしかしたらこれで2時間のありきたりな映画ができてしまうかもしれないのに、でも20分で過不足なく、20分だからこそ良い映画になったと思う。良かった。


またやるらしいHappy Birthdayはそうとうおすすめ

Millions of tears 短編映画( 監督:Natalie Beder )

2023年07月15日 | 映画・テレビ

 今度見た短編映画は Millions of tears 
 HPのキャプションは
「60代初老男が一人、道沿いにあるガラガラのレストランで誰かを待っている。若い女が一人やって来る。人生丸ごと入っているようなリュックを抱え、とても疲れているようだ。男は女に途中まで一緒に行かないかと誘い、女はその誘いを受ける。」
 というのだが、男は誰か待ってた?そうかなあ。「人生丸ごと入っているようなリュック」ではなく、若い放浪旅をして金はなくなっちまった女に見えたがなあ。この後も、想像するような展開とも言えるしそうでないとも言えるような、でもあっと言う間に終わる。なにも描いてない。この老人は映画の題名が想像させるような悲劇?があったところらしいのだが、なにも描いてない。いや悲劇と僕が書いたのだが、それだってうすうす予感していたのかもしれない。いやわからない。だから、なにも描いてない。でもこれでもひとつの作品となっていて、短編映画の醍醐味を味あわせてくれる。



 前に見たのは GIRL WITH A THERMAL GUN

短編映画: GIRL WITH A THERMAL GUN (ネタバレ注意)

2023年07月06日 | 映画・テレビ
 
今度見た短編映画は GIRL WITH A THERMAL GUN 「検温少女」とか訳した方が良いと思うけどなあ。
 中国(台湾?)のミュージカル?映画であっと言う間に終わる。時間じゃなくて中身の問題で、え?これで終わりなの?という感じ。ハッピーエンドで終わらないと許せないアメリカの単純傲慢田舎親父ではないつもりなのだが、悲劇でもなければ余韻を残す終わり方、ですらないと思う。ちょっと残念。

短編映画をだいぶ見たなあ。