美韓 - HangMine -

韓国の趣をお話ししましょう

韓母

2012年05月10日 | 韓国雑感

13日は母の日ですね。

以前読んだ本に、韓国の母(オモニ)の話が出てくる章がありました。


朝鮮戦争で敗北した北朝鮮の少年兵が逃げ遅れ、

夜な夜な山を降りてきては、ある家の台所に入り、ご飯を貪っていた


偶然出くわし腰を抜かした母は、子供と同じ歳頃の少年兵を(自身の子供は日本へ)

どうしても警察に通報する気になれず、毎晩、握り飯を母屋の庭先に置いた

けれどある日を境に来なくなり、1週間ほどした後、村人全員に集合命令が・・・


集合場所には、捕まったその少年兵士が、皆の前に連れ出されています。

「この者に飯をやっていた物は誰だ!」と問いただされますが、

その子供もその母のことは一切語らず、結局、射殺されてしまいます。


自身の子供と重なり、飯を与えずにはいられなかった母

飯を与えていたことばバレれば、その母の命もなかったかと・・・


この母は、バイオリンの名器、ストラディバリウス製作日本の第一任者

“陳 昌絃”さんの母君です。書「海峡を渡るバイオリン」は、

日本に渡り、苦労してバイオリンの製作者になった陳さんの実話。

中表紙タイトル横には、心の支えであったお母様の写真が添えられています。


Img_0485



☆おまけ☆

母の日当日は、“高矢禮 火”(ゴシレ ファ)監修の「韓国風御膳」を買い、

お茶を濁す予定の私です・・・http://www.gosireh.com/product/




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