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毎年松本で行われていた研修会だったが、諸事情により今年は地元の伊那市で行われる事になった。
加えて2年後の削ろう会本大会も本部へ申請済みとの事。
ということで、全国大会の予行演習もかねて内容的には、例年と打って変わって運営準備に関わらせて頂く事に。
さて1日目は「畑 宜雄氏によるはつり講習会」
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はつりの実演やユーチューブでの動画を見た方ならお分かりの通り、理屈抜きの迫力とシンプルな作業なので「百聞は一見に如かず」
要らない説明は無用に思われたが、その道のトップクラスの解説というの物はやはり奥深い。
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まず柄の長さについてだが、特に決まりは無く材料の大きさによって変えるらしい。
それよりも刃先の延長線上に柄尻が来る様に仕込む事が重要との事。
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刃が緩んでもすっぽ抜けない様に図のように柄や楔に欠きとり加工をした物も。
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刃の研ぎ方については図の様に砥石を動かす方式。キング1200番使用、刃角は見た感じで何度かは不明
鎬面はたいらで無く丸刃に、砥石の面わざわざ丸くしたのでは無く研いでいる内に自然と丸くなるらしい。
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1回の研ぎで丸太1本はつってしまうとの事。
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実際のはつりについて:初めに荒くはつり、逆目など荒れた面を消しながら=押さえながら後ろへと進んでいく。
はつり経験のある大工さんに聞いても皆さん口を揃えて「簡単そうに見えて絶対まね出来ない」と言われる。
刃の動きとしては、材料に沿う様に平らに入り後半ははつりながら抜けていく感じで、はつり終わった面を見ると確かにそういう刃跡が残っている。
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