芭屋框組(はなや かまちぐみ)

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こんな物が届いたので・・・

2015-08-02 15:28:33 | 道具、砥ぎの話








まぁ見ての通り裏出し用のレールと槌:2年前に鍛冶屋さんにお邪魔した際に預けてきた物がようやく帰ってきた。

形は勿論のこと、レールの方は焼き戻して柔らかく、槌の方は逆に焼き入れして硬くなっている。(鍛冶屋さん本人と同仕様)

裏を当てる部分の角度





寸法は左右で2種類あり、10×20㎜と8×15㎜ 高さは両方とも5㎜

槌の重さ:穴の大きいほうで350g、小さい方が370g

さて改めて良く見ると、自分は今迄何を見ていたのか反省させられる。

一般的に言われている裏出しの概念=叩く真下にレールの角を持って来るでは無い!!と言う事。

説明によると、

●刃を少し上にずらしてあまり槌を利かせ過ぎない

●レールも槌も角を少し丸める。丸め具合いは人それぞれなので自分に合った形に。右利きならば、左下の角をよく使うのでそこを細工する。

●叩いて鉄片が出る様ではいけませんとの事。

改めて本家の画像





使っていく内に角がだれて来たら、柄を抜いて上下入れ替えて使うとの事。確かに上下入れ替えても左下の角が削られた状態になっている。

ついでに全体のフォルムと柄の長さ8寸5分(頭いれて)



レールの当て具合



こんな感じか?今後調整していく予定。少なくとも次の当て方では無いと思う。



本家の画像





実際やってもらった裏:分かりずらいが、刃先から15㎜あたりにレールの当たった跡があるのが解かる。



別の刃












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