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遅くなりましたが、明けましておめでとう御座います
ろくに更新もしないのに毎日沢山の方が訪問して下さり有り難い事です、今年もお付き合いの程宜しくお願いします。
さて早速なのですが、以前浩樹さんの記事で玄翁の櫃穴を開ける「目打ちがね」の材質についてコメントして頂いたので紹介しておきます。
「熱間ダイス鋼」ではないですか:金属は高温になると強度が下がるが「熱間ダイス鋼」は300~400度ならば強度、硬度がたもたれる。
それ以上の熱対抗性を持つ「ハイス鋼」は硬過ぎて耐衝撃性の面で不安があるので、使われないのではないかとの事。非常に的確な御指摘ありがとうございました。
それから話が飛びますが気になった事:道具好きの方のブログで私の記事が無断引用されているのを見かける様になって来ました。
そんな中で「鉋の裏出し」について少し間違って解釈されていたので訂正させて頂きますと・・・
裏出しの前にまず:
1)ねじれのチェック ※ねじれあれば、割れ防止の為に刃先をつぶします(ここを勘違いされてた)
2)ねじれ直し
ねじれ修正後:
3)潰していた刃先を荒砥石、グラインダー等で通常の刃角へ整形
4)軽く仕上げ砥石にあてて裏の出具合チェック
5)ここで初めて裏出し
しのぎ面ある程度叩いて耕された状態になると、玄翁の効きが悪くなるのとどこを叩くか判りづらくなるので、一旦叩き傷消えるまで荒砥石で研ぎ直し、希望の裏出るまで繰り返し。
6)刃研ぎ(中砥から)
7)台打ち~台直しへ
引用される方 折角なら正しく引用して下さい。それから何かしらコメント頂ければ嬉しいです。
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