こうして見て来て戴いた通り、ここ10年程の間 特に普段一番よく使うと思われる価格帯の値段が、2倍近くに上がっているのが良くわかる。
その一方インターネットオークションをみていると、状態が悪くても高値で取引される人気商品があるかと思えば、きちんと丁寧な作りでも誰が作ったか分らない物が数千円で買えたりもする。
山口房一さんの天一目の様に45000円位していた物が1万円、同じく夢幻も25000円位だったが矢張り1万円で売っていて、随分と良心価格だと感じるのだが、何故かいつも入札者が殆どいない!(これもペンギンの行列の心理なのか)
話は変わるが、以前お世話になっていた方が、定価の1割が材料費 問屋に買い取って貰う値段が定価の3割5分になると言っておられた。
例えば、お客さんに10万円で売っている商品ならば、作った人の利益は材料費を差し引くと25000円で問屋さんは、品物を右から左に動かしただけで65000円の儲けがあると言う事。
それだけの格差があっても、自分で売り歩く事の煩わしさや、継続的に生活していく為には不利な条件を呑まざるを得なかった様だ。
今のご時世に、この様な割合がそのまま当てはまるのかは分からないが、電化製品や電動工具等の工業製品には大体当てはまっているのではないだろうか。
鍛冶屋さんの世界では生産者が消費者に直売りする事をタブーとしてきたようで、長谷川幸三郎さんの様な超有名な方でも必ず、問屋や小売り店を通しておられた。
私も作り手としてこの不平等な感じが嫌で、なるべく直に生産者に注文する様心掛けて来たが、とある道具屋さんに出会い少し考えも変わった。
自分の実力や知識が伴わなかったり、実際に使う場面が定まっていなかったりすると、折角作って貰ったものもイメージと違っていたり、使いにくいなんて言う事も何度かあったが、結局どこが良くてどこが悪いなんていうフィードバックも何一つ出来なかった。
初心者にとっては研ぎや仕込みがきちんと出来て、その人に合った道具をコーディネート出来る様な先輩はいてくれた方が心強いものだ。売れ筋商品ばかりを薦めるだけでなく、そんな良き先輩の様な道具屋さんが増える事を望む。
使い手側としても、無闇に情報に躍らせられないよう本当に必要なものを見極めたい。
その一方インターネットオークションをみていると、状態が悪くても高値で取引される人気商品があるかと思えば、きちんと丁寧な作りでも誰が作ったか分らない物が数千円で買えたりもする。
山口房一さんの天一目の様に45000円位していた物が1万円、同じく夢幻も25000円位だったが矢張り1万円で売っていて、随分と良心価格だと感じるのだが、何故かいつも入札者が殆どいない!(これもペンギンの行列の心理なのか)
話は変わるが、以前お世話になっていた方が、定価の1割が材料費 問屋に買い取って貰う値段が定価の3割5分になると言っておられた。
例えば、お客さんに10万円で売っている商品ならば、作った人の利益は材料費を差し引くと25000円で問屋さんは、品物を右から左に動かしただけで65000円の儲けがあると言う事。
それだけの格差があっても、自分で売り歩く事の煩わしさや、継続的に生活していく為には不利な条件を呑まざるを得なかった様だ。
今のご時世に、この様な割合がそのまま当てはまるのかは分からないが、電化製品や電動工具等の工業製品には大体当てはまっているのではないだろうか。
鍛冶屋さんの世界では生産者が消費者に直売りする事をタブーとしてきたようで、長谷川幸三郎さんの様な超有名な方でも必ず、問屋や小売り店を通しておられた。
私も作り手としてこの不平等な感じが嫌で、なるべく直に生産者に注文する様心掛けて来たが、とある道具屋さんに出会い少し考えも変わった。
自分の実力や知識が伴わなかったり、実際に使う場面が定まっていなかったりすると、折角作って貰ったものもイメージと違っていたり、使いにくいなんて言う事も何度かあったが、結局どこが良くてどこが悪いなんていうフィードバックも何一つ出来なかった。
初心者にとっては研ぎや仕込みがきちんと出来て、その人に合った道具をコーディネート出来る様な先輩はいてくれた方が心強いものだ。売れ筋商品ばかりを薦めるだけでなく、そんな良き先輩の様な道具屋さんが増える事を望む。
使い手側としても、無闇に情報に躍らせられないよう本当に必要なものを見極めたい。
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