巾方向の反り止め角パイプを仕込んだ後:
山本さん曰く、長手方向の反り止めとして、0.6㎜~1㎜のパンチングメタルを用いるとあったので取りあえず用意してみる。
削ろう会々報に載っていた尺鉋の図面では、後から木端に貼り付ける板の方にだけパンチングメタル分の掘り込みをしていたが、
ズレ防止と補強の為に2㎜厚のプレートを使用し、本体側にも掘り込みをする事にした。
と、ここまではやっている加工や意味合いも何とか理解できるのだが、次に出てくる上下面に貼るステンレスメッシュ
これがいまいちピンと来ない。
建築構造や力学に明るい知り合いに尋ねてみると、「コンクリートとメッシュの関係と同じで、圧縮と伸びに対して有効じゃないかな」
と山本さんと恐らく同じ事をイメージされている様だった。
まあ難しい事は理解出来ないが、狂いにくさにとっては必要不可欠である事は間違いない様だ。
土壁の下地の竹木舞と考えると、少しはイメージが湧いてきた。そう考えると木端のパンチングメタルは
穴から溢れ出るボンドが、それこそ土壁の様に躯体と絡みつきそうな気がして来た。
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