頂いた刃の台打ちをいつも通り8寸5分勾配で完成した直後、「7寸勾配が調子いい」との内容の記事を目にしてしまった。
これも何かのタイミング、引き続き同じ刃を7寸勾配で仕込んでみた。
・引きの軽さは今の時点でよく分からないが、7寸勾配の方が杉が良く仕上がる。
・7寸勾配の方が台に刺さる距離が長くなるので、かい先より上の部分が8寸5分よりずっと早い時期に押さえ溝に干渉してくる。ちなみに今回の台厚みは1寸(30ミリ)
分かりにくいが上が7寸(かい先に注目してもらえば、1センチ位は多く刺さっているのがわかる)
以前国本さんのブログに刃の硬さによってしなりが違うので、硬い刃は勾配立てて、柔らかい刃は寝かせた方が抵抗が少なくなる様な事が書いてあったので、もう少し色んな種類の刃質で試してみても良い気がする。
今回の刃研いだ感じは、特別硬い気はしなかったが「最上の鋼を特殊な方法で焼き入れした鉋」などと刻印してある事とえらく長切れする点から恐らく青紙スーパーとかの硬い鋼ではないかと思う。
とりあえず自分の場合杉が仕上がってくれた方が有難いので、さらにもう1丁7寸勾配で打ってみた。こちらもいい感じ。
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