芭屋框組(はなや かまちぐみ)

残しておきたい情報や、知っておきたい事

三木への旅(その3)

2009-11-03 14:57:46 | 道具、砥ぎの話
三木山鉋塾、ミニ削ろう会のつづき

鉋削りの他に目立ての実演も行われた。講師の池田さんが考えられた、「池田目」
の説明や、実際の来場者の持ち込み鋸の目立て、試し切りがバナナの叩き売りのようにテンポ良く進められる。


さわやか鋸 池田さんの目立て風景


横挽き刃の中に1寸間隔くらいに一つ底さらい用の目立てを施してやると、刃が切り進んで行っても底がつかえずにさくさく切り進み、
さわやかな切れ味の鋸ということで、「さわやか鋸」と命名されたらしい。

目立て終わったさわやか鋸


上の写真では小さすぎて見づらいので、参考に木挽き用の窓枠鋸の刃先をアップした。刃の形状の違いや順番がよくわかると思う。
余談だか、この刃は本職の木挽きさんに目立てしてもらった物、底さらいに当たる刃は普通の目立て方向と逆からすりこむらしい。
「みんな間違っちゃって、逆からすっちゃうんだよねー」と話されていたのを思い出す。

刃先状態の参考として窓枠鋸の詳細 ※窓枠鋸もさわやか鋸も横挽き用



池田さん持込の鋸はさみ(貸し出し用)


三木山鉋塾ミニ削ろう会の様子は削ろう会会報50号でも取り上げられているので興味のある方は見直して欲しい。









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