芭屋框組(はなや かまちぐみ)

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台打ちをしてみての発見(その4)

2009-01-01 15:25:19 | 道具、砥ぎの話
片刃砥ぎの弊害について:刃先が鉋身の中心線と垂直になっていない状態すなわち片刃砥ぎのまま刃を平行に出そうとすると、当然台に対して、鉋身を斜めにしないとならなくなる。

片刃砥ぎになっていることに気づかずに、仕込んでしまうと、鉋身の上の方の左右どちらかと、刃口側の上でつっかえている方と逆側の部分を落とさないと刃がまっすぐ出ない。
逆にあたっていない方の側は、上下共必要以上に隙間が出来ていく。

刃を出す時は常に頭の片方ばかりを叩くことになり、巾方向に隙間のあき過ぎた鉋が出来上がる。

 
片刃砥ぎの刃を左右並行に刃を出そうとした場合、上の様に斜めに刃がささっていることになる。 

 
刃の傾きに合わせて巾の当たる所を削っていくと、上側では右に隙間、刃口側は対角方向に隙間ができる。






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