芭屋框組(はなや かまちぐみ)

残しておきたい情報や、知っておきたい事

刃角直し続き

2011-04-03 15:04:09 | 道具、砥ぎの話
前回の続き

カツラも緩んでいたので叩き込み直した。

芽吹き時のこの季節、思ったより空気が乾燥している

このタイミングで玄翁の柄や鑿のカツラをしめなおしておくと

抜けにくい柄が出来上がる。

出すぎた木部はベニヤ等で治具を作り、丁度の長さに切り揃えてから

丸める。






















刃角直し

2011-04-03 14:44:05 | 道具、砥ぎの話




鑿の刃の角度が大分寝てきたので、直してみた。(30度へ)

途中裏も切れてしまったので、押しなおした様子を順を追って

見て欲しい。

荒研ぎ作業は全てアイウッドのダイヤモンド砥石300番

夕食後に毎晩2時間程テレビを見ながらこつこつ作業して

5~6日程の作業。
























角度決めのガイドに30度に切った木っ端を横に並べて刃裏の面と木っ端の面が

揃うように手首を固定して縦研ぎ。

研ぎ方が未熟な為、縦研ぎだとどうしても丸刃になるので、あらかた接地面が

出来てきたら、斜め研ぎして縦研ぎで丸まった刃を平らに修正して、再び縦研ぎ。

これをひたすら繰り返す。