幕張公演最終日の羽生選手インタビューを書き起こしてページ下に追加しました!
羽生選手にとって、プルシェンコさんがずっと前から、羽生選手の深き理解者なのは何よりで幸せなことです。羽生選手は五輪前からずっと一貫してきた信念と信仰を貫いて、希望を持ってお過ごし下さい♪
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※以下の文は、「ファンタジーオンアイス神戸公演」中に起きたある騒動に対して、神戸公演終了後の、6月9日に書いた追加文章ですので、どうぞその旨をご理解下さい。
本当のクリスチャンは、悪魔と人間を混同したりは絶対にしませんし、キリスト教会内では、悪魔をDevilと呼ぶことは滅多にありません。別の単語を使います。信仰のない人たち向けや、信仰の無い人たちの方がこの単語を圧倒的に使います。 今まで、比較にならないほどの大量の、そして遥かに激しい暴言や誹謗中傷と嘘、間違った噂の流布、キリスト信仰などない日本人から「悪魔」扱いをされてきて、全てを耐え抜いてきて、訂正や修正報道もなされずに耐え抜いてきた羽生選手は、責任を感じる必要も謝る必要も全くないですよ! 正々堂々としているべきです。
羽生選手が今までどんな嘘や誘導・ねつ造報道、便乗利用、などに苦しめられてきたか 今まで誰が誰にどんな嫌がらせをしてきたか、神様は全ての真実を隈なくご存知です。
人は、自分で蒔いた種は自分で刈り取ることになります。
イエス=キリストは、「本当に悔い改めるもの」には必ず赦しを与えて下さいます。でも、「悔い改めたフリ」は必ず見抜かれます。
全ての上に、主イエス=キリストの御心だけがなりますように…!
羽生選手、ファイト!ファイト♪
(この翌日が、P&Gの 松岡さんとのトークショー となりました。素晴らしいタイミングにトークショーが設定されていたことを、この世の全てを、過去も未来もご存知の天地創造主たるイエス様に、心から感謝致します!)
松岡修造さんと羽生選手のトークショーの内容については、こちらをどうぞ
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ファンタジー・オン・アイス2019 幕張公演の前日練習で、羽生選手がインタビューに答えた映像です。こちらよりどうぞ。Up感謝です!
「世界選手権の時よりも右足は、すごく良くはなってはいってて、このまま、続けながら、足首の筋肉を鍛えたりとか、最終的に痛みがなくなるようになればいいなという風に思っています。」
「久しぶりに、自分が演じるパターンを変えたので、やっぱりそこは皆さんに楽しんでもらいたいなと思うのと同時に、新たなオペラ座の怪人の続編というか… より進化したものを演じたいなっていう気持ちはあります。うん。」
さて、幕張公演2日目の放送がBS朝日でありました!
オープニングでは、4回転トウループを問題なく決め、明るい笑顔で楽しそうでしたね!
羽生選手の演技、初日の「マスカレイド」も放送されたので、その感想を先に書くと…
ものすごい迫力で、文字通り全身全霊の全力の演技で、かなり良かったと思いました!
振り付けがものすごくかっこよかったですね~!振り付けは誰かと思えば、シェイリーンさんだとのことですが、そこに羽生選手が色々と自分なりに加えていったそうです。(怪我した振り付け師とはシェイリーンだったそうです!すみません、訂正。)
ということは、羽生選手は最初から、オペラ座の怪人の続きとして意識して作った感じかな?
オペラ座の怪人の振り付けは、シェイリーンさんでしたものね。
久々にへ型変形ランジが入っていましたけど、バトルさんじゃないなら、あれは羽生選手が自分で入れたということかな?
羽生選手は足腰回りの筋力が明らかに今までよりついたように見え、がっちりしてきて、非常に力強く滑っているように感じられましたけど、
それなのに、レイバックイナバウアーでは、上体がさらに優雅にしなやかになったように見えて…もはや驚異の、なんてレベルではなく、驚愕の24歳になってきた羽生選手。
陰の努力は大変なものだろうと思います。
もちろん、生来備わっている才能がなければ、どんなに努力しても、決してここまでは到達出来ません。
予想以上に良かったのが、ToshIさんの歌!迫力があって、やはり実体験が元なだけに、魂込めた歌い方で響いてました。
動画でマスカレイドのピアノ版を見たときには、とても美しいけど、もっと悲しい、切ない、本当にすさまじい地獄の世界を通ったからこそ出せるような透明感と真実を切望するようなに悲哀に満ちた歌声だったので、もっと違う印象の演技になるかとも思いましたし、仮面つながりではあっても、ToshIさんの歌の歌詞は「文字通りの闇の世界からの脱出」と「仮面を捨てる」ことだったので、オペラ座の怪人の続き、というテーマとは少し繋げにくいのでは、とも思いましたけど、演技見て、何がやりたかったのか、何を表現しようとしたのか、すごく伝わってきました。
ToshIさんの身に、具体的に何があったのか、少しはわかっていないと、あの深刻さはわからないでしょう。
洗脳 地獄の12年からの生還 | |
Toshl | |
講談社 |
何が真実で、誰を信じて良いのか、わからなくなるほどの「惑わし」と「嘘」とが巧妙に仕掛けられていきますから。
でも、ToshIさんの生歌も、羽生選手の演技も、どちらも、その苦しみを乗り越えて、きちんと昇華させた形になっていて、素晴らしいと思いました。
今回の歌は、過去の深い悲しみや切なさだけでなく、仮面を脱ぎ、脱出したラストの「希望をも」感じさせる力強い歌声で、暗すぎないようにしてあった印象というか、焦点が当たっているのが、最後の「勇気の真実」だな、という印象を持ちました。
振り付けがそもそも、ラストに行くほど印象的になっていて、これはやっぱり羽生選手の思いの強さが演技の迫力をものすごくもたらしているように思いました。
羽生選手の演技もそれに合わせてあるようで、(…というか、昨年の清塚さんとみたいに、羽生選手から希望を出してあって打ち合わせしてあるかな、と思いましたけど)、そこが素晴らしかったですね!
ToshIさんの自叙伝の壮絶な地獄の悲しさや悲惨さ(※本当に読んでいるこっちがショックで寝込みたくなるほどの内容ですけど)、普通には理解不能な闇の世界、これらは本当にカケラほども笑えない世界ですし、本当にToshIさんは生死を分ける、命がけの思いだったと思いますけど、こんな形で生かされる日が来るのなら、本当に良かったなと思いますし、希望がもてますね…!
そして、羽生選手がその中の要素に共鳴してしまったという想い、その数えきれないほどの辛さも、「本当はこうなんだ!」と叫びたい、仮面を投げつけたい想い、(仮面を投げつけるジェスチャーや演技をするのではなく、わざわざはめている手袋をはずして、氷に叩き付けるという振り付けを、羽生選手自身が最後に自分でつけ加えたということには、それでしか表せない羽生選手の想いを、深い意味を込めてやっていると思います)
それらは、本当は全然喜ばしいことではないし、そうならない方が良かったに決まっていますけど、
今も「光に化けた闇」の行動をとっている人はいるし、それはきっと羽生選手にとっても、さらなる怒りと悲しみの元ですけど、神様はその裏を全てご存知です。 羽生選手の想いさえも絶対に無駄にはなさらないので、いつか明らかにして下さることでしょう…!
ただ、その結果、こんな本気度と迫力の表現が出せるようになるのなら、すごいことだなと思いましたし、私は逆にちょっと感動さえ覚えましたね…!
気になるのは足の本当の状態なのですけど… 羽生選手、無理はしないで下さいね。(笑)
この羽生選手の演技の曲のタイトルの「マスカレイド」は、本当は「仮面舞踏会」の意味ですが、
演技は、そのイメージとは全然違っていて、むしろ「オペラ座の怪人」の続き、と羽生選手が表現した意味がよくわかるような、
硬派でなおかつ、悲哀と希望と 情熱に満ちた、そして闘志に溢れる、非常に迫力のある演技でした!
どうもありがとう!
羽生選手とToshIさんのコラボ 「マスカレイド」を、「オペラ座の怪人の続き」と羽生選手が話したようなイメージで、 音楽は「オペラ座の怪人」そのものを使って、編集された映像
6月30日追記: CSテレ朝チャンネル2で放送された、幕張初日終了後の、羽生選手のインタビュー全文です。
羽生選手: 「お疲れ様でした!」
「やっぱり、新曲披露、新プログラム披露っていうのは、すごく自分も緊張してやるので、わりとなんか足がすくむような思いで始まりました。 けど、本当に、なんか… なんていうんですかね、 本当に自分の情熱を 全力で込められたと思っています!」
Q: 2014年のプログラムを、思い出すファンの方々も多かったのでは?
羽生選手: 「なんかあれよりも進化したものを…っていうことが なんか 自分の中でテーマなので、とにかく「カッコよく」 妖艶でありつつ、かっこよく… あのー、なんというか、この、偉大な ToshIさんとのコラボレーションを なんとか完成させたいなという気持ちで、一心でやらせて頂いています。」
Q: 2014年のプログラムよりもさらに手の動きが目立ったプログラムだなーと…
羽生選手: 「振り付けはシェイリーン・ボーンさんにお願いしてて、まあこの曲を自分で選んだ時は、やっぱりまずフレーズとして、『オペラ座の怪人』のフレーズが、冒頭と最後に2回使われているので、パッと思い浮かんだのがシェイリーン・ボーンさんで、そのシェイリーンとも、たぶん、シェイリーンとの初めてのプログラムが僕、オペラ座の怪人なんですよ。
やっぱりあの時よりも自分のレパートリーも増えているし、あの時よりも、もっともっと、たぶんできることとか、シェイがやらせたいことっていうのを、もっと表現できるかなっていう風に思っていたので、あの、多分 印象的な振り付けが増えたのは、多分 そういうところにもあるんじゃないかとは思います。」
Q: こういうアイスショーを経て、表現で プラス・アルファになりそうなものはありますか?
羽生選手: 「こういう情熱的なものに振り切ったプログラム、本当に久しぶりにやったんで… あと、試合ではなくてアイスショーなので、全力で表現しきれるっていうのは、すごく楽しいなって… 楽しいなっていうか やってて心地良いなっていう感覚がありますし、やっぱり なんていうかな、やっぱり情緒的な、詩的なプログラムももちろん好きですし、まぁ自分の心の中からすごく気持ちを出して出来るんですけど、 また違った「力尽き方」っていうか… そういう達成感みたいなものが、毎回あるので、まぁそれは自分がショーをやってて、またこうやって皆さんに温かく迎えていただいてて、本当にスケーター冥利に尽きるなという気持ちでした。」
Q: オープニングで、4T跳んで、また戻って来たのでは?
羽生選手: 「まあね、ある程度は戻っているんですけど、まだ戻っていないところっていうか… なんか自分の中でもっと高めたいなっていう理想には全く届いてなくて、まぁ今の自分の中の理想の、本当にやっぱ… いってないぐらいなので、もちろんジャンプも頑張っていきたいし、表現も頑張っていきたいんですけど、何よりやはりコラボレーションして下さるアーティストの方、観て下さる方々と、やっぱり一体化したような… 皆さんが、『見たいな』って思うような演技と、アーティストの方と、本当に呼吸とか世界観が一致した演技を このショーの間に 毎日作り出せたらいいなと思っています!」
(以上、CSテレ朝チャンネル2 幕張公演初日終了後の、羽生選手の インタビューの全文書き起こし: 管理人)
羽生選手は、幕張初日 終了後に、こんなに沢山語っていたんですね…!
今まで全然放送されないできたのが、ちょっとお気の毒なくらいです。
カットされてしまうインタビューも多いであろう中で、かなり長々と、放送してくださいました。
「オペラ座の怪人の続き」という位置づけだと、公演開始前に羽生選手がインタビューで語っていたように、
この日は「自分の情熱を全力で込められた」 とも語っていて、「情熱的なものに振り切ったプログラム」だという意識をもって、演技していたとわかります。
ジャンプミスの許されにくい試合のプロだと、ここまで感情を入り込ませるのは難しくなるかもと思うので、ショー用のプログラムだったからこそ、できた「自分の情熱を全力で出し切った」という演技だったと思います!
前にも書きましたが、ToshIさんの歌は、歌詞が「怪人の続き」としてつなげるには どうなのかとも思ったのですが、演技を見たら、「オペラ座の怪人の続き」の意味がよく分かる演技でした! でも、それができたのは、すごいと思いますし、羽生選手の想いが強く込められる形になって、素晴らしかったですね!
羽生選手は、最初と最後の音楽フレーズが「オペラ座の怪人」になっている点を意識した、ということのようです。
シェイリーンさん振り付けというのも、やはり「オペラ座の怪人の続き」を意識したからこそ、だったとよくわかりましたね!
一方で、ToshIさんの歌とのコラボとして完成させたい意欲や、世界観と一致させたいとも言っているので、なるほど、と。
全てが終わった後、これを見返すと、羽生選手の想いを良く知っていらっしゃる神様が、全てを導いて下さったこと、アイスショー期間を通して、本当に運命的な流れがあったのだな、と良くわかりました。
羽生選手は、2014-2015シーズンにやった「オペラ座の怪人」の演技を、「自分なりのファントム」で、「知られざるピュアさ」を表現したいと言っていたのですが、私は当時から、羽生選手が自分に重ね合わせていると思っていました。 (それまで、羽生選手が何をやられてきていたのか、知っていましたので。)
でも、「知られざる」と表現したことに、(え、知られていないと思っているの?いや、知られているでしょ!)と思わず笑ってしまったのですが、その後の4年間の羽生選手の競技生活、その間に起こった数多くの信じがたいことの数々や、人々の反応を見ていて、羽生選手が「知られざる」と表現し、「ピュアさ」をあえて、わざわざあのプログラムで表現したかった気持ち…
そういったものが、それはもう、痛いほど痛いほど痛いほど 良くわかりました。
そして、5年経って、その「続き」あるいは「表現が進化した」と位置付ける演技がついにできるようになったこと、それも、ToshIさんの歌詞と合わせて演技すること、そこに深い悲哀や脱出の勇気だけでなく、情熱をも込めることの深い意味と「難しさ」を思うと、それだけでも、とんでもなく、ものすごい演技だと思います。
「クリスタル・メモリーズ」と、セットにしたかった理由も、とてもよくわかりますね。 (歌詞の意味は後日載せます。)
そして、羽生選手が期待して意識していたように、「カッコイイ」「情熱的な」演技にできていたことは 素晴らしいと思います! その情熱はとても良く伝わってきました!
ToshIさんが惚れ込んだという、幕張3日目の放送も、楽しみにしています! (以上、追記)
こちらは、幕張 2日目の羽生選手の演技 「クリスタル・メモリーズ(Crystal Memories)」
すみません。以下のものは仙台公演での演技です。↓
クリスタル・メモリーズは、歌詞がもともとそうですけど、かつて羽生選手がやろうとして、羽生選手が意図していた日本語とは
「まったく正反対の意味になる英訳にされてしまい」、とんでもない目にあった、EXの歌詞と少し似ていますけど、
おかしな英訳だったそれと比べて、
こちらのToshIさんの「Crystal Memories」の歌詞は、本来羽生選手が意図していた、表現したかった通りの「方向性」の歌詞そのものになっているし、
さらに前向きな希望に満ちた歌詞になっているので、
羽生選手はきっと、とてもとても嬉しかったのではないかと思いますね!!
羽生選手としては、その意味では、やっと念願かなったり、の気持ちかな!(笑)
ラストポーズは、「勝利の剣」を天に向けて掲げている意味なのだそうです。
ToshIさんに、きれいな曲だけど、闘いに出ていく歌だと思う、とも語っていて、その闘いの要素を、
羽生選手が演技に込めたのだそうで、とても力強い演技になっています。
しかも、とても情感タップリ、イーグルや、羽生選手が演技に初めて入れる「Y字スパイラル」、男性では非常に珍しい華麗なレイバックスピンなどで、雄大さと壮大なイメージも表現されています。
振り付け師は、デビッド・ウィルソンさん。
最初の方で、羽生選手がY字スパイラルをしてくれますが、この時の歌詞が「高い壁」って歌っているところなので、あれは「高い壁」のイメージなのかしら? ちょっと面白いですね!(笑)
なんか、バレエジャンプは出るわ、Y字スパイラルは出るわ、レイバックイナバウアーはしなやかになるわ、
男性が24歳にして、なぜさらに柔軟性が高まっているのかと驚きますけど、
羽生選手は確かにすごいやる気だなと思います。 もう言葉がないですね。
でも、どうか無理なく!(笑) (← 後から、この幕張公演は、捻挫していたところから、治ったばかりだったと判明!やっぱり…)
今回使われている歌詞は、私が先日リンクしてご紹介した歌詞とは、ちょっとだけ
一部が異なっていました。
「クリスタル・メモリーズの歌詞について」 詳細を書いたページはこちらです(クリック)
2日目の最後に、振付師の デビッド・ウィルソンさんがこの日に誕生日だということで、羽生選手がハッピーバースデーの歌をみんなで歌うように指揮を執り、歌いました。
そして、幕張の2日目の公演終了後に、羽生選手がインタビューで答えた内容
Q 今年のファンタジーオンアイスは、羽生選手は、2つプログラムが見られるんですね!
「そうですね、あのー、まあ、自分が得意としているジャンル2つ、やらせて頂いてます。
えっと、今回、リハーサルの段階で、としさんとまた色々お話させていただく機会があって、このプログラム自体は何か、としさんに捧げている というか まあ選手じゃないんですけど、何か 今までやってきて、最終的に としさんに自分の気持ちを捧げるというような意味でやらせていただいているので、あの、すごく気持ちのこもったものになっていたらいいなという風に思っています。」
Q:一挙手一投足のパフォーマンスにパワーを感じたが?
「すごく、なんか、あの… きれいな曲でして、ただそのきれいな中にもやっぱり、ちゃんと…うん… 『芯の強いもの』があって、それをなんか、クリスタルとして表現したいな、っていう風に思ってました。」
Q:最後は、4回転ルッツも?
「(笑) ちゃんと降りれなかったんですけど、でも、ちょっとずつトライしながら、皆さんの前でいいジャンプをしたいなとは思っています。
まあね、でも、皆さんも なんか、自分自身もそうですけど、転倒した場面っていうのは、すごく記憶に残っていると思いますし、 皆さんもなんか、怖いなっていう思いも、多少あるんじゃないかなって思うんですけど、やっぱりそこは自分が、しっかりきれいに降りることによって、ちょっとでも、皆さんの記憶の中に、新しいキレイな4回転ルッツを、なんだろ…記憶して頂けたらいいなという風に思ってます。」
Q 最後にすごくいい、演出がありましたけど、デビッドさんの…
「アハハ、そうですね。(笑)本当に、本当に彼には、本当、助けてもらってばっかりだったので、あのー、ね、かなり焦ってはいたんですけれども、でも、最終的にここで、ここに来て下さった方々と共に、キャストの皆で、一緒に、お祝い出来たのは良かったなぁって、すごく自己満足かもしれないですけど、すごく幸せな瞬間でした。」
Q クリスタルメモリーズも、デビッドさんの振付?
「そうですね、マスカレイドのほうは、シェイリーン・ボーンさんの振付です。」
Q デビッドさんと振付することで、羽生選手の力になっていることは?
「あの、なんか、力の抜き具合がすごく上手い方なんですね。振付して頂いている時も、
やっぱり、彼から溢れ出る情感だとか、あとはその、指先の表現だったり姿勢だったり、顔の使い方だったり、一つ一つがやっぱり美しくてキレイで、その中にやっぱり男性らしさっていうものもすごくあって、なんか、そういったものも一つ一つ吸収していけたらなって思っていますし、やっぱり 一つ一つ振付して頂くことによって、僕の中の、ボキャブラリーみたいなものも、たくさん増えてきたなっていう風に思うので、やはり、彼に頼んで良かったなって、すごく思っています。」
Q 明日はどんな演技を?
「そうですね、また、このツアーの、毎日やっていますけれども、毎日全力で取り組みたいなって思ってますし、締めくくりとしても、本当に尽きるまで、出来たらいいなっていう風に思っています。ありがとうございました!」
羽生選手が、今回なぜこの二つを選んだのか、本来なら一つのところを、頑張って二つにした
とのことでしたけど、その理由は私にはよくわかりますし、その想いは伝わってきました。
オペラ座の怪人のシーズン、羽生選手が一番表現したかったものは、本当は、
「知られざるピュアさ」でした。
そしてもう一つ、「星空のネプチューン」という曲も、最後までやりたくて悩んだそうです。
全てのことを何もかもご存知の主が、羽生選手の心身を守り通して下さいますよう、主イエス=キリストの御名でお祈りしています! アーメン。
さて、幕張2日目のエンディングは、
羽生選手は、なかなか良い、楽しそうな笑顔で最後のポーズを決めて終了。
こういう笑顔を見ると、安心しますね!
ラストのジャンプ大会では、4回転ルッツは、着氷がちょっと惜しかったですけど、かなりいい線行きましたね!
個人的には、プルシェンコさんと、羽生選手がそれぞれ1演目だけ、というのが、ちょっと寂しいですかね…
羽生選手は足のこともあったし、最初っからそうだと思っていましたし、無理しないでいただきたいので、それで良いのですけど、
プルシェンコさんは去年は2演目だったので…
でも、素晴らしい演技を見せてくださいました!!
ハビエル選手のフラメンコは、ハビエル選手は氷上では上手いのですけど、舞台上だと横にいらっしゃる「本場の本物」の動きにどうしても目が行ってしまう私でした。(笑)
織田信成さんの「ミッション・インポッシブル」は、織田さんらしくて、とても面白いのですけど、(笑)
どうしてもあの曲を聴くと、私は羽生選手の演技の方が記憶で鮮明に思い出されてしまって… スミマセン、あの羽生選手の演技を初めて見たときの衝撃はすごかったので (とても中学生とは思えない迫力と才能)、 織田さんを見慣れるまでに時間がかかりました。(笑)
しかし、今ちょっと気が付いたのですけど、今回の「マスカレイド」の演技の印象は、羽生選手の過去の演技の中では、一番「ミッション・インポッシブル」に近いものがあるかもしれません…! シャープな動きが多いプログラムで、振り付け・動きがカッコイイのですよね!!
あー、でも織田さんはカッコイイ系をやってみても、今なら きっと出来ると思いますよ!
ここから、幕張公演最終日の演技の感想です。
初日の演技は「オペラ座の怪人の続き」のイメージも強い、情熱的な演技になっていましたけど、最終日の「マスカレイド」は、ToshIさんの歌の通りの本当の「マスカレイド」色がとても強まって、また全然違った演技になっていました!
ジャンプの着氷は2度ほど詰まり気味でしたし、あまり調子は良くなかったようですが、ToshIさんの想いを強くくみ取って自分のものとしたのがよくわかる、後悔や苦悩の感情表現の強い演技になっていて、とても良く伝わってきました。
ToshIさんときちんと、色々なことをお話しした後の演技ということで、羽生選手が何を表現しようとしたのかは、とてもよくわかりました…!!!
羽生選手の表情が一部怖かったくらい本気の演技で、(笑) だからなおさら、ToshIさんのTシャツのプーさんの絵が。。。気持ちの切り替えには良かったのかも。(笑)
フィナーレの登場の仕方が、プルシェンコさんと幸せそうな、一番印象的な回だったかもしれません。
最終日は、フィナーレが一番表情が明るくなっていましたね!
公演終了後の、羽生選手の、長ーいインタビューが公開されました。 (以下、管理人による書き起こしです。太字が羽生選手の答え。)
「あ~あ、悔しい。」「はい、お疲れ様でした。」
Q: 悔しい、最後の(ジャンプ)?
「もうちょっとだったんですけど、ちょっと欲が出ました。」
Q: 今日三日目の演技終わりましたけど、今振り返ってどうですか?
「本当にやりきったな、って気持ちでいますし、本当、あのー、今日、この場所で置いてくるものは全て置いてこれたなと思っています。
本当、あの、正直言って、今結構すっからかんな状態なんですけど、本当にそこまで… なんだろ、感情ももちろんなんですけど、体力とか…本当に、うん、精神力とか、全てをそこに、ドバンッって全部出し切れたかなとは思っています。」
「今回は、もちろん、シェイの振り付けがあってこそなんですけど、ギターの方もなんかフレッシュな感覚で弾いて下さっていますし、
武部さんも本当に情熱を込めて弾いて下さっているのがわかりますし、そしてとしさんの、本当になんだろ、高いきれいな声、本当につなぎ目が無いような、素晴らしい歌声の中で滑らせて頂いているので、本当に皆さんの力が一つになってこうやって演じていられるなという風にも思いますし、うーん、全員であそこに、一つのエネルギー体みたいなものをあそこになんかドボンと…うん、なんか作りだせたんじゃないかなっていう感覚があります。
としさんとも、ハッキリ言ってしまえば、あのー、ずっとずっと知っているかたなので、テレビでずっと知っている方ですし、すごく恐縮ですし、本当光栄な思いばっかりでいたんですけれども、常になんか同じような目線で話して下さいますし、この楽曲に関しても、色々、えー、お互いの気持ちを、えー、話したりする機会を設けて頂いたりとか、本当にいいコミュニケーションがとれているからこその、僕らしい演技のコラボレーションになっているのかなという風にも思うので 本当に感謝の気持ちでいっぱいですね。
あのー、全力で置かなければいけないってすごく思っていますし、としさんもパフォーマンスするときに、やっぱり最後歩けなくなるぐらい、ワーッと全部使うという話を結構聞いたことがあるので、そういう意味でも、自分もそこまでやりきりたいなという気持ちが強くありますし、もちろん僕らは演技者なので、常にその終わってから、ちゃんと歩いて、
演技が幕が閉じるまでが演技だよって言われてはいるんですけれども、今回本当にもう、幕が閉じる前に、全部出し切れるようにっていうことは、すごく意識してやっています。」
Q: 来週に向けて、今後の抱負をどうぞ
「まずはもっと演技を洗練させていきたいなっていう風に思っているので、ちょっと時間、あのー、氷の上じゃなくて
聴く時間とか、もっと振付を見る時間とか、そういうのをちょっと設けて、洗練されたものに、それプラスアルファ、
その洗練されたもので力を入れるところを、もっと力を入れていけるようにしたいなという気持ちでいます。」
「ありがとうございます。お疲れ様でした。」
さて、雑誌「クワドラプル」でおまけ特典で掲載された、羽生選手の「マスカレイド」についてのインタビュー内容です。
ToshIさんが、幕張初日の当日の朝になって、羽生選手が演目を、「クリスタル・メモリーズ」から「マスカレイド」に変更を希望してきた、とのことでしたから、
前日のインタビューで「オペラ座の怪人の続き」発言がテレビで流れた後に、幕張初日は「マスカレイド」なのだと私も思い込んで 「楽しみにしてます!」とかやっちゃったので、あの日は、ファンも全体にそのつもりになっていたと思うので、
そのせいというか、申し訳ないというか(汗)、
でも、結果的には「マスカレイド」→「クリスタルメモリーズ」→「マスカレイド」の順番で、3日間を回すことになったのは正解だったと思うので、これで良かったね!という気持ちです。
羽生選手、ギリギリの中、夜中に5時間もかけて頑張って振り付けを覚えてくれて、3時間睡眠で本番を迎えて、そこまでして表現しようとしてくださって、どうもありがとうございます…♪
幕張公演最後のインタビューで、仙台公演に向けて、改善できるものはもっと改善しようという意欲に満ちているのがよくわかりましたけど、
羽生選手のやろうとしていることは、伝わるべき人たちにだけ伝われば良いと、最近本当に強く思います。
「勇気の真実」… 本当に重要なことですね。
今シーズンの全てが、羽生選手が心から納得いくものに出来ますように、心より主イエス=キリストの御名でお祈りしております!アーメン。
羽生選手と色々話したという ToshIさんが、何度も宣伝してくれている、羽生選手の自叙伝。
夢を生きる (単行本) | |
羽生 結弦 | |
中央公論新社 |