羽生選手が、NHK杯のショート「バラード第一番」で、
今までよりレベルを上げ、4回転サルコウ、4回転トーループ+3回転トーループ、さらに、3回転アクセル、という構成で挑むことが公表されました。
いや~、ついに来ましたね!
私は実はオータムクラシックの時からこれを予想していたので、「きゃあ~♪ やったー!頑張って!! 」と嬉しい悲鳴を上げております。(笑)
ニュース記事 http://www.sankei.com/sports/news/151126/spo1511260002-n1.html
以下、「 」内の太字は、羽生選手の言葉です。
(動画によって、羽生選手の言葉のカットされ方が違うため、複数ダブっていますが、そのまま書き出してみました。)
「まだ挑戦できるなという感覚があり、かなり一生懸命練習をしてきて、自分の中では手ごたえもすごくありますし、
試合のための練習、またはそのスケートカナダから得た課題、様々なものが沢山ありましたけれども、そういうものを克服するための練習を自分の中ではしてきたつもりです。」
「オーサーコーチの反応から、もう2回入れるのか、というような反応がありました。(笑)」
「さらに難しい構成になるので、そういう意味を込めて、挑戦という形でやらせていただきたいと思いました。」
その2 テレビ朝日系: ジャンプをきれいに決める羽生選手が見られます → http://www.dailymotion.com/video/x3fn2n1_151126-%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%B7%B4%E7%BF%92-%E4%BC%9A%E8%A6%8Bnews-2_sport
「まだ挑戦できるなという感覚があり、スケートカナダが終わってすぐに練習し始めました。
さらに難しい構成になるので、まあ、挑戦という形でやらせていただきたいと思いました。」
その3 NHKニュース 笑顔の羽生選手が見られます → http://www.dailymotion.com/video/x3fnfex_151126-%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%B7%B4%E7%BF%92-%E4%BC%9A%E8%A6%8Bnews-3-etc_sport
「 しっかり自分が見せたいこと、自分が表現したいこと、そういったすべての面で、『あー、羽生結弦、ちょっとでも変わったな』と思ってもらえるような演技がしたいと思います。(笑)」
「 さらに難しい構成になるので、挑戦という形でやらせていただきたいと思いました。 」
「 このショートプログラム自体が2年目のシーズンになるので、やっぱり自信をもってやっていけるかなという風に思い、今回、こうやって4回転2本、入れることになりました。
一生懸命、練習してきたつもりですので、一生懸命演技することを、まず目標に頑張ります。 (笑)」
羽生選手は、自信に満ちたしっかりとした受け答えで、とても良い表情をされていますね!!
シーズン初めのオータムクラシックの時、公式練習で4回転トーループ+3回転トーループを練習している羽生選手の姿があったのですが、ジャンプの前後の動きは「バラード第一番」のようだったので、たぶんシーズン途中で入れてくるのだろうと予想していました。
そうなると当然、もう一つのジャンプは4回転サルコウになるだろうな、と。
最近羽生選手に注目した方々の中には、勘違いされている方もいらっしゃるようなのですが、羽生選手は、もともとルッツは苦手どころか、どちらかといえば、かなり得意だったのです。
KENJIの部屋でも、「僕、ルッツは苦手じゃないですよ」とわざわざ言っていて、宮本賢二さんも、「知っているよ」(笑)と答えています。
昨シーズンから4回転ルッツを練習で跳べるようになってきていて、そのせいで逆に3回転ルッツの調子が悪くなってしまったと言っていましたし、
(プルシェンコ選手は、羽生選手を見て、ルッツの不調は怪我の影響だろうと当時分析していましたので、本当はそれもあるのかもしれませんし、手術の影響等もあるかもしれませんけれども、羽生選手はそこは語らないので… )
フリーを観ていても、今シーズンは4回転サルコウのほうが絶好調に見えていたので、これは、とても良い選択なのではないかと私は思います。
このように、「4回転が跳べるようになると、同じ種類の3回転ジャンプの調子が悪くなってしまうことがある」という話は、以前から時々選手たちから聞くことがありました。 跳ぶ時の感覚がかなり違ってくるようです。
公式練習ではバッチリだったようですが、ぜひ本番も頑張ってほしいですね!
この構成だと、前回の様に回転が抜けて回転数が不足してしまったがために「得点がゼロ」になってしまうようなリスクがなくなりますので、余計なことを考えずに、落ち着いてジャンプに臨めるので、絶対に良いでしょう。
もちろん、跳ぶ羽生選手はとても大変だとは思いますが、その前向きな姿勢だけで私はもう感動しました。(笑)
ただただ、楽しみにしています!
落ち着いて、自信をもって、楽しみながら頑張ってください!!
明るくファイト~!
最後に、羽生選手が、錦織選手とともに、大学の英語の教科書の題材に使用される、というニュースです!
「長嶋さんと同等の敬意を込めたかった」として、羽生選手を、「Living artwork」(生きた芸術品)と絶賛しています!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151126-00000006-sanspo-spo
これはちょっと嬉しい褒め言葉ですね。(笑)
「金メダルという結果は当たり前じゃない。それに至るまでの過程で大変な苦労をしている」ともコメントされています。
全くその通りだと思います。
そういうことまで、きちんと見てくださっている方々も、世の中にはとても沢山いるのは、嬉しいことですね!
「闇は光には勝てない」というのは、不変の真理ですね。