私の 「 昭和 」
・・・を 物語る
昭和・私の記憶 1
目次
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「 故郷は遠きにありて想うもの 」
私にとって、『 遠きにありて 』 ・・・とは、過ぎ去った時を謂う。
そして 『 故郷 』 ・・・とは、母を謂う。
1 想い出る故郷 ~ 昭和37年 ( 1962年 )
昭和32年 ( 1957年 ) 3歳
01 吾母との絆の証し ・・私の手の甲のアザは、母の大切な形見
02 下島小学校のブランコ 母と二人して 父の帰りを待つ・・・ ・・「 また、仕事先でよばりょうるんじゃろうて・・・」
03 「 雨がふりょうる 」 ・・「 おばあちゃん あめ こうて 」
04 ムカデの話し ・・「ムカデの上に・・・」
昭和33年 ( 1958年 ) 4歳 年少さん
05 弁財天神社 ・・山桜とニイニイ蝉 ・・カヤの葉飛ばし
06 アコウを釣った ・・「 ガツン ゆうた 」
07 丸谷の波止場 と 「 夕焼けとんび 」 ・・♪夕焼け空がまっかっか
昭和34年 ( 1959年 ) 5歳 年中さん
08 バンカラへの憧れ ・・白い鉢巻をして颯爽と騎馬に跨る叔父の勇姿を観て、私は誇らしく想った
09 三つ子の魂百までも ・・勇ましい・・は、男児の誉れ
10 大地蔵 ・ 峠越えて ・・「 肥え かけたんじゃのうて、声 かけたんで 」 ・・峠、母と唄う
11 こんなうまいもん初めてじゃあ ・・「 あれなんなぁ ? 」
12 小ミカン畑 ・・皆のジャンパー、腰の回りが膨らんでいる
13 飛地 大久保 ・・櫓を漕いだは、10歳年長の叔父
14 しょうじきなきこり と わるいきこり ・・「 あの時どうして笑うたん ? 」
昭和35年 ( 1960年 ) 6歳 年長さん
15 寄りそいあって生きた時代 ・・米の量を補う為に、芋を混ぜた「芋飯」で腹を大きくした
16 総理大臣が軍艦に乗ってやって来た ・・日本国の総理大臣が吾が島を訪れたのである
17 天下御免の向う傷 ・・「 主役は ワシがするんじゃ 」
18 タコ捕りの達人 ・・「 オッ、おるおる。 エッ、どこなあ。 ホレッ、そこにおろうが 」
19 丸谷の波止場 「 サッカン 早よ 助けんねー !! 」 ・・「 泳げるようになった 」
20 桃花の咲く頃 ・・おねえさんと桃花 ・・薄い日差し ・・冬のホタル
21 サトオッチャン ・・「 サトルー、ユキノリがコケテのぉ 」
22 山ん中で路に迷う ・・「 はぐれたんじゃ 」
23 ようちえんぼうず ・・「 オーッ、総天然色かぁ 」
24 快傑 ハリマオ ・・「 この歌 三橋美智也が唄ようるんで 」
昭和36年 ( 1961年 ) 7歳 小学一年生
25 日出子先生 ・・担任は おんな先生
26 三ノ瀬小学校 ・・宿題忘れて立たされて
27 ドジョウの話し ・・妹が水に沈んだ ・・ドジョウに襲われる ・・夢
28 千代子と謂う名 ・・「 ししゃりでるな 」
29 「 捨ててきなさい 」 ・・猫を拾う ・・「 拾わにゃあ よかった 」
30 天神鼻 ・・「 なして こんなところに タコつぼがあるんじゃろ 」
31 満天の空に 星は 星の数ほどあった ・・「 ぶつからないのか 」 と、想うほどの星空があった
32 海峡を越えて ・・「 はなだゆきのりくん 」 と、先生が呼ぶ声 時折、風に乗って、聞えて来る
33 夏の想い出と祖母がつくったアブラメの味噌汁 ・・「 アブラメ ( 稚魚 ) 、喰えるん?」
34 海に落ちた妹 ・・「 ミサエー、ミサエー 」・・・と 悲痛な声で母が叫んでいる
35 儚い命 ・・「 ヘソとヘソをくっつけて、三回まわるんじゃ 」
36 貞子さん(ていさん) ・・「 貞子まっちょれよ。もうすぐじゃきんの。 ・・・ええ。 」
37 トイレでしみじみ想ったことは ・・誰にも気づかれることなく死んでしまうのか
38 い た ん ぼ ・・ 「 ワシが、採ってきちゃる 」
39 自転車ごと海に落ちた中学生 ・・「 大事じゃあ。大事じゃあ 」
40 痛ツ !! ・・それは今迄経験したことのない痛みであった
41 サンタは煙突から入って来る ・・「 サンタクロースが来ますように 」
42 相撲をとって 遊んだころ ・・行司役の年長が存て、遊びを取仕切った
43 メジロ と とりもち と 百舌鳥獲り ・・「 泥を付けたら取れるど 」
44 気がついてみたら ・・八合戦 ・・気絶
45 散髪屋で見た漫画本 ・・従軍看護婦と兵隊
昭和37年 ( 1962年 ) 8歳 小学二年生
46 テレビが吾家にやって来た ・・少年ケニヤが見れる
47 七変化 ・・ 白ノスズメガ ソウユウタ ♪
48 上をむいて歩こウォウォウォ ・・「ちがうわい 歩こおおお じゃ!」
49 野球少年 ・ チャンバラから野球へ ・・打者の打ち返した球がライナーで真向から飛んでくる
50 『 すれ違いざまのキャラメル一粒 』 ・・「 もういっぺん学校じゃあ 」 と、小学校へ向ったのである
51 「こんな と、喧嘩せえ」 ・・私が相手と顔を突き合わせている
52 故郷は遠きにありて想うもの ・・瞼をとじさえすれば吾故郷はいつでも其処にある
53 トグロを巻いたヘビ ・・私の姿を見るなり いかにも気持ち悪い、かま首を持ち上げたのである
54 蒲刈病院 ・・あしながバチに刺される
55 公民館が炎ようるぞー ・・「 オッ、校長が来た。教頭が来た 」
56 ムカデの話し ・・体の中に ・・布団の上を這うムカデ
57 誉められると 思ったのに・・・ ・・山火事を消したのに
58 教えたとおり、言うんで ・・「 親父さんがいつもお世話になっております 」
「 謝りなさい 」
怒りのこもった言葉であった。
「 そんなもん、受容れられるものか 」
だから私は、何も言わなかった。
次の瞬間、往復ピンタをくらったのである。
こともあらうに、皆が見ている中だ。
「 如何して 殴られる 」
( ・・・男前少年 と おんなせんせい )
2 男前少年 昭和38年 ( 1963年 ) ~ 昭和41年 ( 1966年 )
昭和38年 ( 1963年 ) 9歳 小学三年生
01 びっくりしたなぁもう !! ・・運動場を覆い尽くす千八百名を見て度肝を抜かれた
02 生意気な奴 ・・「 こんな奴と、友達になるな 」
03 笑いたいのをこらえたのに ・・「 笑ろうたらあかん・・」 ・・9歳の少年は、堪えようとした
04 コカコーラ は くすりの味 ・・「 コカコーラは風邪に効くんじゃぜ 」
05 おまえ・・ブタマン屋の娘やろ ・・「 これが、ブタマン…かあ 」
06 長島少年 ・・「 昨日の長島、凄かったなあ、四打数五安打やったで 」
07 山田 浩 「 男は泣いたら アカン 」 ・・大阪での友達第一号
08 世の中に、こんなにうまいもんがあるのか ・・親子丼
昭和39年 ( 1964年 ) 10歳 小学四年生 東京オリンピック
09 「目にあたらんで、よかったなぁ」 ・・独楽が少女の額を直撃した
10 強い は 男のロマン ・・ゼロ戦
11 戦友 ・・♪ 赤い夕陽に照らされて ・・満洲
12 野球少年 「 近所の小伜 」 ・・「 何処どこの誰々を呼んで来い 」
13 新聞少年 ・・「 まあええ。働こういうことは ええことじゃ 」
14 鉄腕アトム ・・「 扇風機の風は体に悪い。うちわが一番ええんじゃ 」
15 肩までつかれ ・・「 100まで数えろ 」
16 ロケット花火を飛ばして、叱られて ・・「 火事になったらどうします。警察を呼びましたから 」
17 爆弾池 ・・「爆弾池で魚は釣らん、捕まえるんや、網で掬うんや」
18 夏休みは いつも一人で ・・塀を相手に一人キャッチボール
19 拾った金を寄付した・・けれど ・・「 この三百円は恵まれない人の為に寄附をする 」
20 愛と死を みつめて ・・儚い命に日本中が涙した
21 姿 三四郎 「鉄壁の不動心」 ・・「 卑怯なまねはするな 」
22 奮闘努力 と リーダーの条件 ・・すぐ横を、駆抜けた、一瞬 ・たちどころに、彼女の存在感を感じ取ったのである
23 ドッチボール ・ 「 あいつら 何もわかっとらへん 」
24 ミックスされた記憶 「 金メダル と 母の白いブラウス 」 ・・「 お母ちゃんが帰って来た 」
25 明日があるさ ・・「 さっきまで あんなに笑っていたのに 」
26 紅白歌合戦を風呂屋で観る ・・ザ・ピーナッツが歌う 「ウナ・セラ・ディ・東京」が、流れていた
昭和40年 ( 1965年 ) 11歳 小学五年生
27 若い いのち ・・「 私は妻です 」
28 林間学校 ・・自分の帽子に吐いた奴
29 故郷に錦を飾る それまでは ・・親父は精一杯 己が意地を張っていたのである
30 テケテケテケテェッ・・・・ ・・彼はギターを持って、得意満面の顔で私に弾いて聴かせた
31 親父の心意気 ・・「 ワシは、花田組のもんじゃ 」
32 あっという間に日が落ちて ・・どうしよう・・・日が山に懸かり始めた
33 話せば分る・・問答無用 ・・「 偉人の名言・格言、を提出しなさい 」・・・宿題です と
昭和41年 ( 1966年 ) 12歳 小学六年生
34 集団登校 ・・「 ミサエー まだかあ 」
35 四つ葉のクローバー と ドナドナ ・・♪ とてもすき ボッコ プッコ ノッコ
36 風よ伝えてよ あの娘に ・・「 ♪風ょ伝えてよ エテコに 」
37 私も オカワリ したい ・・私と同じ班の〇〇さんが言った
38 遠足 帰りのバス ・・「これ、誰が歌っているの」
39 君は王将だ !! ・・自称 ・クラスの王将
40 ろくに犬も飼えないくせに ・・「 この犬 育てんねん 」
41 勢い余って・・・シュン太郎 ・・「ハナダ・・ゲンキダセヨ、キニスンナヨ・・・」
42 あくびをして おんなせんせい に 叱られた ・・「 勉強に集中していないから出るのです 」
43 学芸会 「 主役や言うから楽しみに観に行ったのに 」 ・・「 もう、折角頑張ったのに ・・・ 」
44 参観日 「 なんで 手をあげんのや 」 ・・「 ハイ、あんまの道を歩みます 」
45 男前少年 と おんな せんせい ・・私の男前は飛ばされた
46 白組優勝 「 こんなことが 親孝行になるのか 」 ・・「 白組が勝ったら、あなたが優勝旗を取りに行きなさい 」
47 ヒーローに成った ・・都島球技大会
48 学校を休む ・ 1 「 その顔、どしたんな 」 ・・「 そんな すごい病気なんか 」
49 学校を休む ・ 2 「 闘病とは辛抱我慢すること 」 ・・「 風呂で遊びょうるきんじゃ 」
50 ウルトラ Q ・・「 ワシの見た 夢じゃあ 」
51 一生懸命なるが由に ・・私の発音がおかしいと言うのだ
52 俺の目を見ろ 何にも言うな ・・私は、感動してしまった
・・・次頁 昭和 ・ 私の記憶 2 ( 青い鳥 、力満ちてり ) に続く
私がちょっぴり
年上ですが貧しい家庭の
男兄弟3人 次男です。
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/c5b4fac680f7e368034bbc24519433a9