昭和・私の記憶

途切れることのない吾想い 吾昭和の記憶を物語る
 

若い いのち

2021年03月24日 01時16分54秒 | 2 男前少年 1963年~


「若いいのち」
江田島の海軍兵学校、予科練の青春を描いたテレビ映画
昭和40年(1965年) 日本テレビ PM7:00~7:30に放映された
「青春の城下町」を唄った歌手の梶光夫が主演
私の故郷は、江田島・呉軍港に近く
伯父が予科練だったこともあって、予科練に特別の感情を持って、視ていた。
海軍士官の凛々しい姿に、11才の少年は 「カッコイイ」・・と、そう想ったのである。
そして、劇中で歌われた 「若鷲の歌」、「同期の桜」 
私は、得意になって歌ったのである。
   若鷲の歌                 同期の桜
  若い血潮の予科練の         貴様と俺とは同期の桜
   七つボタンは桜に錨          同じ兵学校の庭に咲く
   今日も飛ぶ跳ぶ 霞ヶ浦にゃ     咲いた花なら 散るのは覚悟
   でっかい希望の雲が湧く        みごと散りましょ 国のため
  生命惜しまぬ予科練の
   意気の翼は勝利の翼
   見事撃沈した敵鑑を
   母へ写真を送りたい

主人公が、ゼロ戦に乗って特攻隊として出撃して行く
恋人の若い女性が飛行場に駈けつけるが、入れてもらえない
婚約こそしてはいないけれど、心は妻なのである
もう二度と再び帰って来ない 「 心 の夫 」 を、せめても見送りたい
「 私は、妻です 」
そう叫んで飛行場に入った
手を振り見送る心の妻・・・空から別れを告げる心の夫
・・・今尚、私の記憶に残る、感動の最終回である。
11才・少年の私
此を、哀しい青春と感じ取った。
然し・・・同時に
青春を犠牲にしてまでも
お国の為にと
母、姉、妹、妻、子
・・の為にと
特攻で散った若い命
此を、尊い命と感じとった ・・・のである。


・・・リンク→右翼青年

・・・リンク→妻と共に消え去った、幼き命がいとおしい


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