私は、
就職したら、
最初の給料を貰ったら、
直ちにステレオを買おう
そして想う存分レコードを聴こう
・・・そう、決めていたのである。
果して、
社会人となって最初の給料で、念願のステレオを買った。
想いを徹したのである。
そして
一番に
ひまわりの小径 を聴いた。
リンク→ひまわりの小径 古いお寺に ただひとり
ソニー・リスン7
デッキとラックを除き、日本信販で14回払いで購入した
昭和48年 ( 1973年 ) 4月
LPレコード 「 春のロマンス 」
私が 初めて買った此の アルバム
チェリッシュの悦チャンが
カボソイ、可愛い声で唄う
清純な乙女心
・・それは
18才
当時私が懐いていた女性観
そのものである。
・・・リンク→タンポポのように
どっちがええ
昭和48年 ( 1973年 ) 秋、19才の私
親友・長野と二人、
専らの関心事はレコードを聴くこと
頑なまでに
チェリッシュ一つ の私に
「 是、聴いてみ 」
「 いいものばかりやから 」
・・・と、親友 ・長野がLPレコードを持って来た。
見れば、
赤い鳥、小椋佳、サイモン&ガーファンクル
どれも知らないものばかり
言われるままに聴いてみると、
此が、どれもみな素晴らしかった。 そして感動したのである。
中でも
青い鳥の 竹田の子守唄、翼をください
小椋佳の さらば青春、しおさいの歌
サイモン&ガーファンクルの
サウンド・オブ・サイレンス、コンドルは飛んでく、スカボロー・フェア、明日に架ける橋
は、殊に印象曲である。
「 あいつ、こんな インテリ な 曲を聴いているのか 」
レベルの違いを感じさせられたのである。
そんなある日
チェリッシュの悦チャン と 森山良子の どちらの歌がいいか と謂う、
ほん他愛のない話で盛上った。
長野は断然、森山良子 と謂い、
私はチェリッシュの悦チャンだと言い張った。
そんなら、
同じ曲を唄っているものを選び聴き比べようと、
遠い世界に
あの素晴らしい愛をもう一度
死んだ男の残したものは
・・・等々、数曲ピックアップしたのである。
聴き終ってみて
長野はやっぱり、森山良子が唄うがいいと言う。
確かに上手い、美声だし、歌としてもいい
私もそう想った。
然し私は、だから負けたとは想わなかった。
それでも、やっぱり
「 チェリッシュの悦チャンの方が いい 」
・・・そう想ったのである。
♪
いつまでも絶えることなく
友達でいよう
明日の日を夢みて
希望の道を
空を飛ぶ鳥のように
自由に生きる
今日の日はさようなら
また会う日まで♪
是、逸品
心に沁みた
カラーの違う二人
やっぱり、観点も違った
端から比べるべくものに非ず ・・・だったのである
サイモン&ガーファンクル と チェリッシュ
楽しみ方 = 個性
それで いい
「遠い世界に」はいろんな歌手が歌っていますが、私はチェリッシュの悦ちゃんが歌っているバージョンが好きです。
チェリッシュのLPは、私が最初に買ったレコードでした。