まこGの認知落書

世の中の変化のスピードが早く理解できない事が多い。
これは,自身の存在確認かもしれない。

古稀回顧 Ⅱ 卒論

2011-01-31 | 日常

大学キャンパス

卒論を コピペで綴る 現代生
冷汗百斗 我は手書きで

先日の新聞に「コピペ問題」とある記事が載っていた。

読んでみると、卒論を インターネットに発表されている論文や本から コピー・貼り付けでつなぎ合わせして 

作っているものが多いとのことだった。

これを読んで自分の卒論を思い出し、冷や汗が出た。
昼間働きながらの自分には、この卒論提出は厳しかった。
卒論の提出がないと、卒業出来ない。
苦肉の策が 本からの 書き写しだった。

ゼミの先生から 書き直すように云われたが、時間的余裕がないと謝って 何とか卒業出来たのである。

今でも このことを思うと 若き日の 自分のキズ が疼く  忍び込んで取り返したい気持ちである。

テーマは、その時読んでいた 大内 力 筆 「混合経済への道} を真似して 「混合経済について」
時代は、東の社会主義と西の資本主義がぶつかりあい 俗に東西冷戦と称されていた。

こんな背景もあり、社会主義のいいところ、資本主義のいいところだけを 採った 経済社会を 作り上げる
そんなことを 書いたのであるが、ほとんど 前記の本の写しのようなものだった。

もう一つ参考にしたのが、岩波書店の「世界」

この中に 藤村 信 筆 「パリ通信」の 評論文が毎号掲載されていた。
パリから世界の政治経済の状況を 論じたものだったが、その考え方 そして流れるような名文に 感動していた。
「世界」はこのパリ通信を読むためにだけ、定期購読していたといっても 過言ではない。

自分の卒論は、この二つの 著作から とって つなぎ合わせた ものだった。恥ずかしい限りだ

 

 

 

 

 


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