未だ耳 順わぬのに 古稀迎え
祝いの膳にも 孔子は遠し
７０を迎え 娘家族がお祝いの膳を 開いてくれた
娘の家族 孫が集まり 一堂に会してお祝いをしてくれることは
これほど嬉しいことはない。
しかしこの衣装には 参った
まだまだ若いつもりでいたから
孔子の
６０にして 耳順（耳にしたがう）
７０にして心の欲するところに従ってのりを超えず
ほど遠い我がいる
地震によって落ちた瓦
３月１１日の地震により家の北側に落ちた瓦 今更ながら驚き
私の家の場合は全部北側に落ちたから良かった 地震の時に家から飛び出る場合の危険が判る。
１２月になってやっと 瓦屋さんが来てきれいに治り、瓦の片づけは コストダウンで 自分で市の処理場に運び４６万円の見積もりを ３７万円に値切った
いつまでも、元 資材部の根性が残っている。
地震の破損は 瓦だけでなく 風呂場のタイルがひび割れ 一部ハガレ落ちていたのでこの際 直すことにした。
今工事が始まっているので 風呂に入れない。スーパー銭湯や ゴミ焼却場に隣設されているお風呂に行っている毎日
このお風呂は入浴料 ２１０円 スーパー銭湯より狭いが お湯が豊富で暑い 本当に良く暖まる。
家で入るよりシャワーをガンガン出して 洗っている。シワの奥のアカが落ちて少しは綺麗になっているかも。
スーパー銭湯は遅く行くので 人が少ない
人の居ぬ 体沈める 露天の湯
冬の星座を 独り眺めり
はくもくれん
はくもくれん 春に見せます あで姿
寒中今は つぼみ育てし
今朝は霜が降り 今冬 始めて 外のお稲荷さんの水に薄氷が張った
その中で、離れて見ると 枯れたようになっている ハクレンが 近づくと つぼみを一杯付けているのに気づいた
ローマは一日にしてならず
どんなことでも 長い準備期間があって始めて 実りがある。
咲くのは一瞬でも 何倍もの用意が必要 改めて感じるのである
春 お前の あで姿 楽しみにまっているよ
我は行く 妄想の世界 と云われても
他に道なし 自分信じて
自分の推測していたこと と 異なる結果が出る
これほど寂しいことはない。
自分は世の中の考えから そぐわない と感じる時である。
今回の市制９０周年の応募短歌 選に漏れたからいうのではないが、
市の９０周年の 記念の お題だから 普遍的な 標語となるような 句が求められいると考えた。
しかし入選作は どれも個人的な 身上 を 詠んだ歌ばかり これには 本当に失望した。
前に紹介したが、私の若い時代に自分を鼓舞してくれた句
「空っ風や 我こうずけの 荒育ち」
今もこうなりたいと思う句
「葉桜や 我が人生に 悔いはなし」
全国に賞金まで 用意して 募集したのだから、きっと 普遍的な 読む人の心の中にどーんと支えになるような
目標になるような そんな句がきっと 出てくる。
と発表を楽しみにしていた。だがそんな句は 入選しなかった。
自分の予測が間違っていたのだろうか？
寂しいかぎりである。
残念ながら失望を禁じ得ない。
ｊ