たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

DAHON インパルス改造 その12 「ボトムブラケットを交換する」

2010年08月17日 | DAHON インパルス改造 18段化

フロントギアからリアギアへ力を伝達するチェーンが無理なく,効率よく機能を発揮するためにはチェーンラインが一致することが必要である。チェーンラインとはフレーム中心からギアの中心までの距離をいう。多段変速の場合は変速するたびにチェーンラインが変わるが,チェーンがまっすぐになっている位置を通常はチェーンラインと呼んでいる。仮にフロント3段,リア9段の構成では,フロント2段,リア5段の位置がチェーンラインと呼ばれる。以上は最近仕入れた知識である。
サイクルベースアサヒさんのホームページを参考に現在のチェーンラインを測ってみた。
フロント:(75+28)÷2=51.5
リア:130÷2-36.5÷2-4=42.75
フロントとリアの差は51.5-42.75=8.75もある。
リアのラインは調整できないのでフロントを8.75㎜ほどフレーム中心に寄せる必要がある。外に移動させるにはBBハンガーと右わんの間にスペーサーを入れることによってある程度の調整が可能である。
しかし中心に寄せるにはBBの交換が必要となる。

現在のBBの軸長(122.5)をもとに適正なBBの軸長を計算してみた。
122.5-(8.75×2)=105㎜のBBが適正と出た。ところがそんな短いものは売っていない。そこでとりあえず,軸長110㎜シマノのBB-UN54(68*110)で調整を試みることにした。

左:ボトムブラケットの右わんをはずした状態。逆ねじのうえ,ギッチリ締め込んであった。自分の手には負えないので,近所の自転車ショップ「トミハラ」さんにフレームを持ち込む。筋骨たくましい店員さんが引き受けてくれ,モンキースパナで格闘すること数分。ようやく観念したネジがしぶしぶ回った。手数料は315円なり。家でネジ部分を確認するとグリスを塗ってなかった。これでは堅いのは当然である。
右:はずしたカップ&コーン式のボトムブラケット(上の4点)と新しいシマノ製ボトムブラケットBB-UN54(下2点)。シールド式ベアリングなので調子が悪くなったらまるごと交換することになる。


左:ボトムブラケットを取り付ける工具。
右:固着しないようにねじ山にグリスを塗ったあと,ねじこんで行く。


左:右側の取付終了状態。
右:左側の取付状態。こちらは金属ではなく樹脂製である。



左:早速クランクを取り付けてみる。
右:クランクとフレームの位置関係。だいぶ近くなったが,チェーンラインを確認しないと安心できない。

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DAHON インパルス改造 その11 「新しいクランクセットをつけてみる」

2010年08月15日 | DAHON インパルス改造 18段化


左:もとから付いていたクランクと今回取り付ける新しいクランク。シマノ・カプレオのFC-F700である。選んだ理由の一番目は安い,二番目は付属する45Tのチェーンリングをインナーリングとして利用できるからである。
右:ばらしたカプレオの右クランクとアウターに使用するチェーンリング。右上の樹脂製ガードは不要となる。アウターのチェーンリングはBAZOOKA製の56Tである。外側に同素材のリングガードが付いている。これよりも大きい60Tも選択肢として考えたが,対応できるフロントディレイラーがないので却下。


左:古いクランクと新しく組んだクランクセット。インナー45T,アウター56T。なかなかの大きさである。
右:早速ボトムブラケットに取り付ける。フィキシングボルトは六角でなく,アーレンキーで取り付ける。


装着状況を上から見ると,なんだか変である。リングがフレームと離れすぎている!!これでいけるのか?(次回につづく)

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「ツールド南さつま」の案内状が届く

2010年08月12日 | 日記
数日前に「ツールド南さつま」の案内状が届いた。過去の参加者データをもとに送ってきたらしい。
この大会は昨年初めて参加したサイクリング大会である。ランちゃんに乗って60㎞コースを走ってから早くも1年過ぎたことになる。
今年は9月23日に開催予定で,20㎞,60㎞,100㎞の3コースから選択する。
参加する,しないを含めてコースと自転車の選択に迷っている。

A案:アンちゃんことアンカーで100㎞コース。
B案:インパルスで60㎞コース。

締め切りは8月31日なのでもう少し考えることにしよう。
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DAHON インパルス改造 その10 「ボトムブラケットを外してみる」

2010年08月11日 | DAHON インパルス改造 18段化

左:クランクを外し,BBの軸を指で回してみる。ゴリゴリする感じ。とりあえず中を見ることにした。
右:今回使用する工具2点。上段はフックスパナという。HCに売ってないのでネットで購入した。下段は特注した工具。左側のわんを回す。3㎜厚の鉄板の切れ端に四角い窓を開けて貰った。少しきつめに作成し,ヤスリで削って現物にあわせて窓を広げた。


左:左わん押さえを外す。スパナの方向が逆である。写真は締める方向。左わんは正ネジなので反時計回りでネジがゆるむ。
右:左わんを特注工具で外す。


左:左わんを外して取り出したBB一式。カップアンドコーンという昔からのBBである。右わんはとてもきつくて外すのを断念した。茶色に変色したグリスがこびりついている。
右:100円ショップで買ったステンレスケースで古いグリスを洗浄する。中に入っているのは使い残しの灯油。グリスが溶け出している。


左:きれいになったBB部品。
右:今後のためにBB軸長を計測する。122.5㎜というサイズ。ノギスは105円。

左:シェル幅も計測。68㎜のノーマルサイズ。こちらは高いノギスを使用した。
右:BBの部品に新しいグリスを塗り取り付ける。黒いのはもともとのモリブテングリスの色である。グリスで手がべたべたになったのでこの後の写真は省略する。外したのと逆順で取り付けを完了した。
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DAHON インパルス改造 その9 「クランクを外してみる」

2010年08月10日 | DAHON インパルス改造 18段化

時系列はこれまでの記事を遡る。フレームだけになる以前の状況である。


左:オリジナルのクランクとチェーンリングの状況。樹脂製のバッシュガードが附属している。バッシュとは「bash(叩く)」という意味で,ガードはチェーンリングの破損を防止する部品である。
右:まずはチェーンカッターでチェーンを取り外す。


左:ボルトのカバーをドライバーで外した後,クランクを留めてあるボルトをボックスレンチで回して取り外す。
右:ボルトを外しただけではクランクは抜けない。クランク軸がテーパー状となっており,しっかり食い込んでいる。クランク抜きという道具を使う。クランク抜きの下のボルトをクランクにねじ込む。


左:根元までねじ込んだら,上部のボルトをぐいぐいねじ込んでいく。
右:クランクが外れた。真ん中の小さな部品がクランク抜き。チェーンリングとクランクが一体になっており,チェーンリングのみの交換は不可能な作りである。


クランクの刻印「170」はクランク長で「L」は「レフト」のことだろう。数字の「4」は不明。これ以外何の表示もなかった。

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