たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

ジテ通オヤジ「自転車文化センター」に行く(その3 ツノダのこども自転車)

2011年03月05日 | 昭和自転車を作ろう計画

自転車文化センター情報室では新開発された折り畳み自転車が展示してあったが,特許との関係でそれらの自転車は撮影不可。特許とは関係のないツノダ自転車のこども自転車を撮影できた。
ツノダの看板車「TU号」である。補助輪無しでこどもが乗りこなすのは至難のわざである。

シールながらヘッドマークには「TU」の文字がある。

ダウンチューブには「TSUNODA」のシール。

シートチューブにも「TSUNODA」のシール。

タイヤはチューブレス。固そうだなあ。

クランクはコッタードピン式である。

子供用とはいえサドルは革製である。「ツノダ自転車」の文字がしっかり型押しされている。

こんなぜいたくな子供用自転車を買って貰えたのはいったいどんなこどもだったのだろう。

 

 

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ジテ通オヤジ「自転車文化センター」に行く(その2 ミヤタ自転車)

2011年03月01日 | 昭和自転車を作ろう計画

通称「ギヤM」と呼ばれる風切りがついたミヤタ自転車も展示してあった。仕切があるのでおかしなアングルでしか写真が撮れない。ロッド式ブレーキ,砲弾型ランプ,皮サドルなど昭和の匂いがいっぱいである。

「ギヤM」の風切りである。現代の自転車には付いていないアクセサリー。

リアのリフレクター。でも取り付けネジが「プラス」ねじである。昭和といっても40年代以降ではないかと感じた。

泥よけのステーバンド赤地に「M」のプリントがあるだけでいたってシンプルである。ますます新しそうな感触がする。

しかし,ヘッドバッジはシールではない。今時,この手のものは日本車では見かけなくなっている。自転車全盛期ではないが,少し古い時期のミヤタ自転車であった。

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ジテ通オヤジ「自転車文化センター」に行く(その1)

2011年02月24日 | 昭和自転車を作ろう計画

2月6日から2月9日まで息子の付き添いで東京に行った。息子は別に用事があるがオヤジはまったくのフリーである。そこで本ブログで以前に紹介した「日本で製作・販売された自転車のブランド名に関する調査研究報告書(黎明期から昭和30年代まで)」を発行した自転車文化センターを見学することにした。
所在地は東京都千代田区の「科学技術館」内の2階。この科学技術館には最先端の科学技術やエネルギーに関する展示が行われている。折しも小学生の遠足団体が訪れていた。しかし,オヤジの目的は自転車のみ。

「自転車広場」というコーナーに自転車の歴史に関する展示がある。

おなじみのオーディナリー型と呼ばれる自転車。極端に大きな前輪が特徴である。車輪とペダルが直結し,ハンドル操作が大変そう。

明治後期のイギリス製自転車。ハンモック状のサドルが珍しい。

日本初の折り畳み自転車。ワイドなハンドルも半分に折れるような構造。サドル下のバーの部分を持って運んだのか。

日本製の重量運搬車。太い前輪と重い荷物を積めるフロントキャリアが目立つ。

三菱「十字号」。戦後,日本は進駐軍に航空機製造を禁止された。そこで使い道がなくなったジュラルミンの板をリベット留めにした自転車が作られたそうである。

ここが自転車文化センター情報室である。自転車に関する資料の閲覧ができる。

 

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5 フォークを外してみる

2011年02月16日 | 昭和自転車を作ろう計画

エレファント号のフロントフォークを外してみる。使用する工具はフックスパナ。最適サイズが無かったのでネットで購入した。メッキが剥がれ錆びている。

ランプかけなどを外し,上玉押しを外すとベアリングが現れた。当然ながらリテーナー式ではない。

ベアリングを紛失しないように磁石の付いた道具でベアリングを集めた。組み立てまでチャック付き袋に保管することにした。

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4 昭和自転車のフレームを手に入れる

2011年02月02日 | 昭和自転車を作ろう計画

自転車を作るにはまずフレームが必要だ。ロードバイクならともかく,昭和自転車のフレームなど店では手に入らない。
頼りになるのはネットオークションしかない。まめにチェックしていると時々出品される。
競合者もなく4500円でフレームを手に入れた。デッドストック品なので包装紙が一部巻かれたままである。とはいえ汚れが付き,一部には錆が浮いている。

 

 

 


製造した会社は「日進自転車株式会社」で車名は「エレファント号」である。調べてみると昭和27年製造らしい。今では日進自転車は存在しない。
昭和自転車のお約束のヘッドバッジには「Elephant」と刻印され,象の図柄が描かれている。自転車が量産化され始めると,コスト削減のために七宝製のヘッドバッジは消滅し,今では簡便なシールに取って代わられた。

ランプかけにも「進」の文字が入っている。「二点しんにゅう」が昭和だ。

シートチューブには「ニッシンの新車」の文字が浮き彫りされ,透明なシートでカバーされている。いったいどうやったのだろうか?今時の引き抜き式の製法ではないらしい。細長い鉄板にプレスして文字を浮き立たせた後,丸めてチューブ化したものか?
それにしても56年前の「ニッシンの新車」の文字は感慨深い。

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