たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

エアコンの移設(その5 適当に完成)

2011年07月25日 | エアコンの移設


配管のフレアを再加工するための道具です。だだで貰いました。様々な太さのパイプを加工できるようです。しかし,取扱説明書がありません。でも複雑な仕組みではないのでなんとかなるでしょう。


古いフレア部分をパイプカッターでカットします。


左はいりません。右側のパイプに加工を施します。


パイプの内側にバリがあるとうまくいかないそうなので,バリをとります。


定められた太さの部分にパイプをはさみます。


フレアを作る部品をあてがってねじ込んでいきます。円錐形の部分が押し当てられてフレアができる仕組みです。


左が新しく加工したもので,右がもとのフレアです。フレアの長さが全然足りません。再度カットして加工のし直しです。


何十回でもやり直せるほど,パイプは余裕があります。


若干歪んでいますが,これなら大丈夫でしょう。4カ所加工します。


配管を接続し,真空ポンプで真空引きをします。


ここいらでポンプを停めて20分ほど放置し様子をみます。


黒い針が動いていません。漏れはなさそうです。


本格的に真空引きをします。この状態になってから15分ほどポンプを運転したままにしておきます。バルブを閉じて,ポンプを停め20分ほど放置し様子をみます。針は動きません。漏れはないようです。
ケージのバルブを閉じて,室外機のバルブを開けて配管内にガスを満たします。


試運転をします。リモコンのスイッチをON。火を噴くこともなく動き出しました。吹き出し口からは冷風が出てきました。


最後に配管類をまとめる必要があります。


こんなものを買ったのですが,適当に始末したので画像は無しです。

エアコンの移設はおしまいです。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エアコンの移設(その4 真空引きでガックリ)

2011年06月27日 | エアコンの移設

冷媒配管の接続が無事に終了し,いよいよ試運転といきたいが,その前に配管内の空気を抜く必要があります。冷媒ガスに空気が混じっていると冷房能力が落ちるのです。かつては冷媒を少量放出して空気を追い出すエアパージという方法が取られていたそうですが,地球温暖化防止のために今では奨められない方法です。


そこで購入したのがこの機械です。真空ポンプといいます。ケース付きで21380円でした。旧冷媒用と新冷媒(R401)用がありますが,違いは吸気ポート径だけのようです。どちらを選んでも変換用アダプターが付いていますので2台買う必要はないようです。


そしてこれも。真空ゲージといいます。プラケース付きで8930円でした。こちらも旧冷媒用と新冷媒(R401)用があります。新冷媒用の真空ポンプを買ったので新冷媒用のものを購入しました。そのほかに新冷媒用と旧冷媒(R22)用のチャージホースをそれぞれ1本ずつ(各1832円)購入しました。また前回紹介したトルクレンチは9340円です。
これで投資額は43404円にもなりました。エアコン着脱1回あたり20000円として,3回着脱すれば十分もとが取れる計算です。


いよいよ真空引きをします。付属していたポンプオイルを入れます。これでポンプの準備は完了です。


チャージホースを室外機のチャージバルブに接続しました。室外機のチャージホースは旧冷媒用です。チャージホースと真空ゲージ(写真に写っていませんね。これはしまったです)の間には変換用アダプターを付けて接続しました。


ある程度の真空引き後,リークの有無を調べます。ポンプを停めて,赤い針を黒い針と重ねて放置します。


約10分後の画像です。黒い針が動いています。ということは配管接続のどこかから空気が入ってきていることになります。不安は的中です。このまま冷媒ガスを充填するとガス抜けに至るのは目に見えています。
配管接続の鉄則「配管をそのまま再使用することはできません」を無視した結果です。エアコンはフレア加工された配管をネジ締めすることによって幾分変形させてバルブ部分に密着させます。いったん使用したフレアは再使用できません。
取れる対策は,フレアを再加工するか(フレア加工具が必要だが持っていない),フレア加工済みの新しい配管を購入するか(奄美では売っていない)の2つしかありません。いずれにしてもこれ以上の出費はしたくありません。
さて,どうする。その時,職場の同僚の一言を思い出しました。ただでなんとかできそうです(以下,つづく)。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エアコンの移設(その3 とりあえず設置してみる)

2011年06月21日 | エアコンの移設

鹿児島から到着したままになっていたエアコンをとりあえず設置してみることにしました。


道具以外にお金をかけたくないので手近な材料で済ませることにしました。壁は薄いボードです。取り付け用のプレートをそのままビス留めできません。T字金具と桟に使う材木で作りました。


プレートを水平に取り付けるために水準器を使いました。


プレートの取り付け完了です。


室内機のコードを接続しました。色を間違えないように取り外し前の画像で確認しました。


配管とコードを外に出し,室内機をプレートに引っかけました。


屋外の様子です。


冷媒配管を接続するためだけに新たに購入したトルクレンチです。「配管の接続は指定されたトルクで適切に締め付ける」とありました。素人は勘には頼れないので道具に頼ることにしました。また,現在の冷媒はF401という新しい種類になっており,以前より高圧力なので締め付けトルクも強くする必要があるとありました。


モンキーレンチとトルクレンチで配管を接続します。初めて使用する道具でドキドキします。でも,規定の強さまで締め込むと「カクン」という感じで柄の部分が動きました。これでいいのでしょう。


室外機の配管と配線も元通りにしました。
でも,不安が頭の片隅をよぎります。これで本当に大丈夫でしょうか?にやにやしながら本ブログを見ている「o孕o=さん」の顔も浮かびます。
図らずもではなく,予想通りこの不安は次の工程で的中することになります。エアコン工事のプロはまず犯さない失敗をしていたのでした。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エアコンの移設(その2 冷蔵庫とエアコンを奄美に送る)

2011年06月09日 | エアコンの移設

3週間近く前の記事になります。

5月15日(日),鹿児島の自宅で前日に取り外したエアコンと冷蔵庫を奄美大島に送ることになりました。発送はヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」に依頼しました。この日の夕方にはフェリーに乗って奄美に帰らなければなりませんので,引き取り時間は午前中に指定しておきました。


2人の作業員さんがやってきて荷物の梱包を始めました。自分で梱包しなくていいので楽です。また,家財専用車で来ますので大型家具も送れます。ただし,その分値段は高くなります。


伸縮性の保護材で冷蔵庫を包みました。


エアコン室内機はプチプチシートと段ボールで梱包します。


冷蔵庫は2人がかりで載せました。


冷蔵庫は荷物用ベルトで壁に固定します。室外機もプチプチシートと段ボールで梱包です。配管も同梱してあります。

荷物を見送った後,オヤジは「インちゃん」ことDAHONインパルスにまたがって約20キロ離れた鹿児島新港に向かいました。

「エアコンはともかくとして,引っ越しの時に奄美には冷蔵庫を持っていかなかったの?」という疑問がおありでしょう。どうせ夫婦二人だから小さいのでよかろうと,娘が使っていた独身者用冷蔵庫を持っていったのです。でも,これが小さすぎてほとんど使い物になりません。現在住んでいる村には小さな個人商店が数軒あるだけです。生鮮食料品はほとんど扱っていないので,週に1度は大きなスーパーがある奄美市まで約1時間かけて買い出しに行きます。1週間分の食料を保存するためにはどうしても大きな冷蔵庫が必要になります。葉物野菜も冷蔵庫に入れないとすぐに傷みます。台風が来て物流を担うフェリーが止まると島内の生鮮食料品は底をつきます。というわけで大きな冷蔵庫が必要になったのです。島内の一般家庭では冷凍庫を備えている家も珍しくありません。

さて,気になる料金です。鹿児島県内の場合,エアコン室内機Aランクで2,800円,室外機Bランクで3,800円,大型冷蔵庫Eランクで13,800円の合計20,400円かかりました。このほかに保険料200円を加えました。すかすかの引っ越し荷物と一緒に送れば,こんな費用はいらなかったのですが,後の祭りです。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エアコンの移設(その1 エアコンを取り外す)

2011年06月04日 | エアコンの移設

5月14日,本土の自宅に寄った時の大事な仕事です。奄美の借家には引っ越したときに新しく設置したエアコンが1台あるだけです。こちらの夏は未経験なのでどれほどの暑さか不明です。1階に新しいエアコンを設置したものの,2階寝室にまで新品を設置するのはためらわれました。
自宅には子供部屋に2台も使わないエアコンがあるではないか。そこでそのうちの1台を取り外して奄美まで運ぶことにしました。しかし取り外しと設置は電気屋さんに頼むのが普通です。素人がおいそれと手を出せるような工事ではなさそうです。可能性をさぐるために「エアコン取り外し DIY」でネット検索をしてみました。読んでみると自分でもできそうな感じです。

 

【注意】私はでも素人です。工程の詳細は省略した部分もあります。この記事を参考にしてエアコンの脱着を行った結果,不具合が生じても当方は責任を持ちかねます。経験のある方,プロの方の記事(プロは素人が工事することに反対しています)を参考にすることをお奨めします。あくまでも「自己責任」でチャレンジしてください。


取り外しに使った工具はこれだけです。お決まりの十字ドライバー,六角連理,モンキーレンチは2本必要です。


室外機のパイプ取り付け部分のふたを開けます。細いパイプと太いパイプが見えます。細いパイプは室内機に冷媒ガスを送る動脈のようなものですね。太いパイプは室内機からガスが戻ってくる静脈です。


室内機とパイプには冷媒ガスが入った状態です。このガスを室外機に取り込む作業を行います。ポンプダウンというそうです。パイプの付け根にあるキャップを外します。左手のキャップですので注意してください。右側を緩めるとガスが吹き出ますよ。


ふたは2個とも外します。
ポンプダウンの下準備のためにリモコンを使って10分ほど冷房運転を行います。温度は最低温度に設定します。冬場はスイッチを入れても冷房運転ができません。その時は室内機のどこぞに強制運転スイッチがあるそうです。


運転状態のままで細いバルブの弁を閉じます。六角レンチを差し込み,右側に回して固くなるまで締めます。これで室外機からガスは送られなくなりました。
この状態のままで5分間ほど運転します。室内機とパイプの中の冷媒ガスは室外機のタンクに強制的に集められます。


運転したままの状態で,今度は太いパイプのバルブを閉じます。しっかりと締めたらすぐにエアコンの運転を停止します。うかうかしているとコンプレッサーが壊れるそうです。


室外機の電源コードを外します。その前に室内機から延びているコードをコンセントから抜くことを忘れずに。感電します。

【注意】電気工事は電気工事士か何かの資格を持っている人が行うようにお上が決めています。自分で実施する場合は自己責任でお願いします。

ここでトラブルが発生しました。黒白赤の3本のケーブルを外すのですが,リリースボタンが固着しているようです。コードの上に見える白い長方形の部分を押してコードを引き抜くと簡単にはずれるはずなのですが,リリースボタンが押し込めません。


リリースボタンはマイナスドライバーをもう少し強く押し込むと良かったのかもしれません。その時はやむなく室外機本体のコネクターを引き抜くことにしました。プロはこういうことはしませんね。素人は大胆です。


室外機のパイプを外します。さきほど外したバルブの蓋を軽く閉めて左側のレンチで押さえておきます。接続部分に余計な力が加わらないようにするためです。右手のレンチを回して外します。


上側のパイプが外れました。同様にもう1本のパイプも外します。


パイプのアップです。先端が広がっていますね。フレア加工というそうです。フレアはフレアスカートのフレアと同じです。


パイプと接続バルブ部分に異物が入らないように養生します。ゴミが入るとコンプレッサーの故障原因になるそうです。

【注意】写真ではビニールテープを使用していますが,これは正しくありません。パイプに入っているエアコンオイルでテープの粘着材が溶けてしまいました。口の部分は油に溶けないサランラップなどを密着させて包むのが正しいようです。ビニール袋も当然「×」です。


室内機を取り外す準備をします。モール材を外し,パイプの束をむき出しにします。


室内機です。後で検証してわかったのですが,この状態のままでも電源ケーブルとパイプは取り外すことができたようです。初心者は室内機にパイプ類を接続したまま室内に引っ張るという大技に挑みました。
室内機は壁に掛かっているだけです。本体上部の爪を取り付け用鉄板の爪に引っかけた後に,下部を壁側に押し込んでパチンと止めてあります。外すときは逆の手順です。


ケーブルとパイプをつけたままで室内機が外れました。素人の意表を突く攻撃にあえなくダウンした室内機といった様子です。


室内機とパイプの接合部分から外します。写真にはありませんが,このときも2本のレンチを使用します。室内機側のパイプが回転してねじれないようにしっかりと保持してボルトを緩めます。


外れました。コンパクトデジカメの悲しさで完全に後ピン写真です。オートフォーカス機能は意図したところにピントを合わせてくれません。


ゴミが入らないように養生します。先述したとおりビニールテープはだめです。


ドレン部分です。途中がぼろぼろで交換が必要です。


パイプと一緒に束ねてある電源ケーブルを外します。灰色の蓋の下に接続部分があります。壁掛けのままでもいじれたことをこの時気づきました。


蓋をあけると3本の線が見えます。ここでもリリースボタンを押してもコードが外れないというトラブルが発生。後で考える要領が悪かっただけのようです。


ここでも素人は大胆な行動に出ました。左の1本はすんなりと外れました。中央の1本は無理矢理引っこ抜きました。内部の接続部分が傷んだような感触です。右の1本は切断しました。どうするかは設置するときに考えます。

 
室内機を取り外した状況です。取り付け板はビスで止めてあるだけのなのでプラスドライバーで簡単に外せます。配管を通してある穴の始末をせねばなりません。


前日,HCで購入しておいた配管穴をふさぐ商品です。


外側にひもの付いた方をはめて,室内側の部品の穴に通して紐を引っ張ります。


余った紐は,中に押し込んでふたをして完成です。


屋外側です。軒下の高い部分なのでこのままで終わりとします。プロは隙間をパテで塞ぎます。


取り外したエアコン一式です。これを宅配便で奄美まで送ります。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする