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左:準備してあったリアディレイラーを仮付けする。シマノ ULTEGRA RD-6500の9速用。現行のモデルは10速となっている。中古品をネットで購入。2980円なり。
右:取り付け部分には予め10㎜のネジを切っておいた。六角レンチでねじ込む。
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左:ところが途中から進まなくなる。
右:おかしいと思ってディレイラーのネジ山のピッチを確認する。嫌な予感は見事に的中する。なんと1㎜ピッチではないか!!現物にあたらずに思いこみで1.25㎜ピッチのネジを切っていたのであった。そういえば誰かのブログでネジは10㎜×1.0㎜と書いてあったような気がする。初歩的なミスに愕然とする。
しかし,なんとかせねばなるまい。急ぎいつものHCにタップを買いに走る。ところが,
どういうことか10㎜×1.0㎜は売り切れていた。誰がこんな特殊なタップを欲しがるんだと思ったが,自分もそのうちの一人であることに気づく。こうなれば町内にあるもう一つのHCに向かうしかない。
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左:ようやく手に入れた10㎜×1.0㎜。先のHCとはメーカーが違ったので780円もした。またしても余計な出費である。気を取り直し「仕切直し」ならぬ「ねじ切り直し」である。先に10㎜×1.25㎜のネジが切ってあるので,垂直方向は問題ないとしても,切り進む抵抗があまりにも軽すぎるのが不安である。
右:それでも無事にネジを切り終え,再度ディレイラーを仮付けしてみる。なんとか問題なくネジが締まることを確認し,安心する。
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左:エンドの右側。近似色で塗装がはがれた部分を塗り直す。
右:エンドの左側。
これで完璧かと思いきや,ホイールを取り付けるとアレレ,何か変だ(つづく)
左:リアエンドの状況。ハブ軸はナット留めで後方に外すようになっている。
右:直取りしたエンド部分の外形と,クイック化し,ディレイラーハンガー取り付け想定図。本人以外に理解不能である。
ハブ軸とリアディレイラー取り付け位置との距離はシマノのリアディレイラーハンガー(写真)を参考にした。販売価格は300円足らずだが,メーカーでは型落ちになっている。ネットショップをあちこち探したが,いずれの店も欠品となっていた。ヤフオクでたまに出品されると1000円以上で落札される。希少価値のある商品である。
いつ手にはいるかわからないので,ネット上の写真をもとに実物の大きさを割り出していた。ちょうどその頃タイミング良く「やま」さんが手持ちの在庫品を譲ってくださることになり,図面の精度がアップした。感謝である。
左:必要となる部材の図面。まるでスケッチだ。
右:厚さ5㎜の鉄板に穴を開ける。仕事の関係で手に入れたので材料代はただである。上がディレイラーハンガーとなる部材で穴の径は9㎜,下がクイック化するための部材で穴の径は10㎜。
左:部材の切り出し。5㎜の鉄板を切るのは金鋸ではさすがにつらい。そこで電動工具の登場となる。ジグソーに金属用の刃をセットして切り出す。
右:切り出した部品。左の2個が左右のエンドのにすきまに溶接する部品。右の不定型なものがディレイラーハンガーとなる。
左:部品を溶接した直後の写真。塗装が傷んでいるが仕方ない。さすがに溶接工具は持っていないので,コネを利用した外注である。
右:金鋸でハブ軸を入れる部分を切り取り,ディスクグラインダーで余計な部分を削り取る。
ここまでは,トラブル無し。ところが,次回にはまたしてもトラブルが発生することとなる(つづく)。
注意:自転車の改造は自己責任です。溶接に伴う強度の実証は行っていません。この記事を参考にして同様なことを実践され,仮に事故が発生したとしても当方は責任をおいません。
組み終えたフロントホイールをフレームに取り付けてみた。
左:クイックリリースの軸が長すぎて固定できない。ボルト留めでもよいが,せっかくなのでクイックが使えるようにしたい。
右:長すぎるハブ軸を切断するために不要な寸法を測定する。
左:ハブのロックナット,玉押し,ベアリングをすべて取り去り,ハブ軸だけを取り出す。片方だけを切断すれば楽だったが,ネジを切ってある部分が浅いので両側から同寸ずつ切断することにする。
右:ネジ山を痛めないようにマスキングテープを巻いてから万力に固定する。テープのない部分が不要部分である。万力の1600は値段。20年以上前に購入した代物。
左:切断には金鋸を使用。刃がつぶれているためか切れが悪い。高いものじゃないので近い内に替え刃を購入しよう。
右:無事に両端の切断が終了。
左:次はクイックのシャフトを切断する。OLD100㎜仕様だから当然長すぎる。おまけにネジを切ってある部分が短いのでこのままでは使用できない。
右:5㎜径のダイス(上)をHCで購入。756円なり。ハンドル(下)は手持ちの道具。
左:1600円万力に固定しネジを切る。途中までネジを切ってあるので,垂直に食い込ませることに注意はいらない。
右:必要な部分までネジを切り,不要部分をカットする。ホイールをフレームに取り付け,クイックでしめて無事に完成。
この作業では特にトラブル無し。インパルスの場合,フロントホイールは後方に外れるようになっていた。走行中に外れることはないと思うが,万が一に備え,ボルト留めに使用してあった外れ留めの金具も挟み込んだ。したがって,ホイールを外すときはクイックレバーをゆるめ,右側のボルトもある程度回してゆるめる必要がある。中途半端クイック仕様とあいなった。