上有田の焼き物通りを後にし,有田駅を目指す。レンタサイクルを貸してくれた酒屋のおじさんが言っていたとおり,ほとんど下り坂でらくちんだった。
後輪からはあいかわらず「ガラガラ」という賑やかな音が聞こえてくる。
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有田駅の正面。特急も停まる駅なので上有田駅と違ってタクシーも待っている。屋根の上の円形の明かり採りは何をイメージしている?駅舎手前左にレンタサイクルを返却するお店(アクセサリー屋さん)があることを確認する。
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左:「みどりの窓口」に置いてあった有田焼製の駅名入り飾り皿。手描き特注だろうから数十万円はすると見た。
右:ホームにあった陶板の装飾品。こちらもかなり描きこんである。裏には染め付けの別な陶板があった。
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駅の場所と出発時刻を確認後,駅前から延びる道路をまっすぐに走り「佐賀県立九州陶磁文化館」に向かう。この施設の手前数百メートルは上り坂であった。シフトのないママチャリではとても無理。あっさり「ガラガラ君」を降りて押して上がる。
左:陶磁文化館に着く。絵にならない写真。ここを訪れるのは3回目くらいになる。有田焼きなどの肥前陶磁を中心に九州各地の陶磁器も展示してある。文化・教育施設なので博物館や図書館と同様,入館無料である。コインロッカーも無料。
右:25個のマイセン磁器でできた鐘。正時に鐘がメロディーを奏でる。運良く聴くことができたが,何の曲かわからず,浅学の己を自覚する。
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左:館内に展示してあった有田焼のからくり時計。こちらは30分ごとに仕掛けが動くとあった。タイミングが悪くどのような動きをするか確認できなかった。
右:トイレのスイッチプレート。呉須で蛸唐草を描いてある。唐草部分を白く残した逆唐草である。トイレでカメラを操作するなど,不審人物に間違われないかびくびくしながら撮影したカット。
肝心の展示品の紹介は「無し」である。私の腕で撮った写真よりも公式HPをご覧下さい。
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有田駅近くの橋の装飾を紹介する。
左:橋の欄干に埋め込まれた陶板。欄干は「青海波」と呼ばれる有田焼の古くからの文様を意識したものらしい。しかし,素材が鉄では似つかわしくない。
右:橋の上にあった色絵の壷。こちらも土台がコンクリートで素っ気ない。
上有田よりも有田は町並みが新しいように感じられた。老舗の焼物屋さんではなく「ギャラリー」と名付けた店が点在する。郷愁を感じるのは東有田の焼物通りである。
本日の記事はこれでおしまい。