たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

Tiagra 4600でアンちゃん10速化(その5 試走を兼ねて奄美市住用町内をサイクリング)

2011年09月24日 | Tiagra 4600


9月10日,Tiagra4600に換装したアンカーの試走を兼ねて奄美市住用町東仲間まで出かけました。妻のボードウォークの試走もします。私は自宅から自走,妻は折り畳んだボードウォークを車に載せて,合流地点の奄美体験交流館に向かいます。
例によって赤土山の斜度10%の坂道を登りました。リアの最大は30Tですが,このギアは封印して次の27Tまでを使うことにしました。それでは10速化した意味がないと思うかもしれませんが,4500の最大ギア25Tよりも2T多い27Tで頑張ることにします。30Tは保険のようなものです。
ギアチェンジはとてもスムーズで快適でした。ワイヤーは再利用なので初期伸びもなさそうです。

本日は「あまみシマ歩きマップ」という小雑誌に掲載されていたコースを利用します。鹿児島県大島支庁で作製したガイド本で,島内の散歩コースが紹介されています。なかなか良くできていてしかも無料です。


自走で奄美体験交流館に到着し,妻が車載してきたボードウォークを組み立てて出発。と,その前に交流館の中を覗いてみることにしました。


ロビーに地場産品を売っています。


オクラは100円。スーパーの1.5倍は入っています。


冬瓜は300円。奄美ではシブリと呼びます。大きくて一度には食べ切れません。


規格外のマンゴー。袋入りで1500円。自家用にはこれで十分です。


手作りパンもありました。


いよいよ出発です。
妻の自転車の乗り方を見て大笑いしました。
どんな乗り方かというと次のとおりです。
左足を左のペダルに乗せて,右足で地面を蹴って勢いを付けます。そして右足を前の方に持ち上げて,フレームを越してからサドルにまたがるのです。そんな乗り方をする人は最近見たことがありません。それって,昭和時代の乗り方だ(ゲラ,ゲラ)と笑ってしまいました。
昔は助走を付けて乗る姿をよく見たものです。大きな荷物を積んだ実用車に乗っていたおじさん達は,助走をつけてからエイヤッと右足を伸ばしてサドルにまたがったものです。三角乗りをしていた幼い頃は,それがとてもかっこよく見えました。
ボードウォークが7速とはいえ,軽いギアに入れておけば助走の必要はありません。またがって漕げば良いのです。

さて,写真は川内川にかかる里見橋です。左端の桁が「へ」の字に折れ曲がっています。パンフレットによれば左岸が地盤沈下した結果だそうです。通行には支障がないらしく現役です。


さきほどの川沿いの道を遡り「モダマ」の自生地に着きました。妻は坂道の途中で下車して押しています。


坂道を下り「モダマの郷販売所」に行きました。無人販売所です。


バナナがぶら下がっています。値札がないので販売用ではなさそうです。かといって「ご自由にどうぞ」の案内もありません。おいしそうだったのですが,いやしい気持ちを封印して店内を見学します。


黒いのがモダマの種です。直径は5センチほどでしょうか。1個300円~1000円まで加工の度合いで値段が付いています。


窓際に乾燥したモダマのさやがぶら下がっています。窓枠と比較してみるとその大きさがわかると思います。大きな物は1m以上あります。


モダマの郷販売所を後にして,東城小中学校に着きました。写真に見えるのは押しボタン式信号です。国道58号から入っており,交通量は少ないので信号の必要はなさそうです。「教育用信号」といって小中学生に信号の意味を教える目的で設置されたそうです。


校門の中には鹿の親子の像があります。卒業生のタイムカプセルなのではないでしょうか。ちなみに奄美には鹿は生息していません。


こちらは虎です。奥には竜が見えます。


元の中学校敷地には「ET」もいます。


その隣には「エリマキトカゲ」がいました。当時はやったものを卒業記念に製作したのでしょう。「ET」といい「エリマキトカゲ」といい,まさに昭和です。前方の木が大きくなりすぎて,木の陰に隠れてしまいました。


「奄美市木工工芸センター」です。以前は「住用村木工工芸センター」といっていました。奄美大島の木材を使った木工品を作っています。木工体験もできます。


使用している木材はリュウキュウマツやクスノキなどです。


リュウキュウマツを使った椅子です。


ハブ棒4410円,ハブ箱6930円と書いてあります。セットで11340円になります。3匹捕獲して役場に持っていけばもとがとれます。


ハブ箱です。捕獲したハブを入れておくためのものです。少し高いです。


近くにある「サン奄美」という農産加工品の販売所です。


店内はこんな感じです。タンカンの加工品,黒砂糖などを販売しています。


販売所前での2ショットです。この後出発地点に戻りました。
奄美市内まで買い出しに行くことになっていたので,ボードウォークは折り畳んでライフの荷物室へ積み込みました。自走で来たアンカーをどうするか?ここから自走でそのまま帰るか?さらに自走して奄美市内まで行くか?奄美市内まで自走するとさらに1時間以上かかります。
結局,アンカーの前輪と後輪を取り外して,後部座席に積むことにしました。


今回はアンカーの試走を兼ねたサイクリングでした。次回のサイクリングはインパルスとボードウォークを車載して出かけることにします。

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Tiagra 4600でアンちゃん10速化(その4 RD,CS,チェーンを付けて完成)

2011年09月18日 | Tiagra 4600


リアハブにカセットスプロケットを取付け,リアディレイラーも取り付けました。シフトワイヤーも元通りに張りました。
数々のネジ類の取付に関しては,指定された締め付けトルクがあります。しかし,そんな高額な道具は持っていません。勘に頼っての「手ルクレンチ」です。固着したら困るディレイラー取付ボルトには薄くグリスを塗ります。


チェーンのリンク部分です。部品は外リンクになりますので,チェーンの両端は内リンクとなるように切ります。シマノはチェーンを前後の最大ギヤに懸けた時の長さプラス2リンクが最適な長さだとしています。ところが,歯数の関係上プラス2リンクが困難な場合があります。プラス2リンクすると両端とも同じ形状のリンクになってしまうときがあるのです。その時には私はプラス3リンクすることにしています。今回もプラス3リンクとなりました。
1リンクくらい増えても特に支障ありません。そこのところの調整はリアディレイラーがやってくれます。


部品取付が終わってもそのままでは走れません。ディレイラーの作動範囲を調整します。
まず,トップ側の調整です。「H」と書いてあるネジを回してガイドプーリーと最小ギアの位置を調整します。もちろんシフトレバーはトップに入れておきます。
マニュアルによるとガイドプーリーの中心をトップギアの外側の面と一致させるとあります。チェーンがあると邪魔なのでチェーンを掛ける前に調整しておいたほうがいいです。


次にロー側の調整です。この調整の時はチェーンを取り付けて,シフトをロー側に入れておきます。こちらの位置はプーリーとギアを一致させます。
リアディレイラーにはもう1個調整ネジがあります。Bテンションボルトというそうです。画面中央上よりのプラスネジがそれです。最大ギアに入れた状態でチェーンを空回りさせても,ガイドプーリーとギアの間でチェーンがつまらないように調整するのだそうです。最大ギアが30Tなので調整ネジがずいぶん外に出ていますね。


フロントディレイラーも調整する必要があります。9速用のチェーンよりも10速用のチェーンは細いからです。フロントの変速はケージと呼ばれる金属の板をチェーンに押しつけておこなわれます。チェーンが細くなった分,ケージの作動範囲を広くする必要があるのです。リアと同じで「H」と「L」のネジを回して調整します。
すべての調整が終わったら,前後のギアのすべての組み合わせで,支障なく変速することを確認して終了です。微調整はテンションアジャスターボルトで行うことになります。


完成した頃に小雨が降り出しました。レンズにも水滴が付いています。
今度は試走に出かけますよ。

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Tiagra 4600でアンちゃん10速化(その3 デュアルコントロールレバーを付ける)

2011年09月15日 | Tiagra 4600


自転車中心のブログなので自転車の記事も書かなければ…。
今回はTiagra 4600のコントロールレバーを交換します。古いレバーを取り外す前にブレーキケーブルとシフトケーブルを取り外しておきます。ケーブル類は再利用することにします。
バーテープも再利用するので元通りに巻けるように工夫が必要です。


バーテープの重なり部分がわかるように色の付いたガムテープを巻いてから剥がしていきます。元通りするときはガムテープの境目が重ならないように巻いていけば良いということです。


バーテープをレバー取付部分まで剥がし,レバーを取り外したところです。あらら,取付金具はテープを最後まで剥がさないと外れない仕組みです。テープを最後まで剥がして再度まき直すのは面倒です。古い金具をそのまま利用することにしました。
そういうことなら,そもそもテープを剥がす必要性無かったかもしれません。


シフトケーブル,ブレーキケーブルも再使用して,取付が終わりました。バーテープも当初の予定通り元通りに巻けましたよ。


「10SPEED」の文字が誇らしげです。

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Tiagra 4600でアンちゃん10速化(その2 部品を比較する)

2011年09月11日 | Tiagra 4600

車体に取り付ける前に新旧部品を比較してみましょう。


まず,デュアルコントロールレバーからいきます。
左:Tiagra 4600の新品。
右:Tiagra 4500で取り外した物。
サイズはほぼ同じです。4600は手の小さい人のためにレバーの角度を調整できるシム(楔状の部品)が付属しています。今回は使用しません。また,走行中にシフトケーブルのテンションを調整できるケーブルアジャスターが付いているとのことでした。しかし,それらしいものはありません。ショップのほうで4500と同じ仕様にしたのでしょうか?走行中にケーブルテンションを調整することはまずありませんので良しとしましょう。


左:Tiagra 4600。
右:Tiagra 4500。
見てわかるとおり,4600には「10SPEED」の文字が見えます。「Tiagraだけど10速だぜ」というアピールです。


リアディレイラーです。
左:RD-4600-SS。
右:RD-4500-SS。
やや大きくなっています。4500は最大リアスプロケットが27Tでしたが,4600は30Tになりました。写真ではよくわかりませんが,塗装はシルバーとシルバーグレーのツートンカラーになっています。テンションアジャスターボルトのデザインが少し変更されています。


リアスプロケットです。
左:RS-4600-10S(12T-30T)。
右:RS-4500-9S(12T-25T)。
最大歯数が5個増えただけです。でも,第一印象は「デカイ!」。4600のワイドレシオはMTBのスプロケットみたいです。軽量化に命をかける人はこういう選択はしないですね。

次回は実際に車体に装着してみます。

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Tiagra 4600でアンちゃん10速化(その1 部品を準備する)

2011年09月08日 | Tiagra 4600


「アンちゃん」ことオヤジの愛車のアンカーはTiagra4500の9速です。購入するときに105が付いた上位車種を奨められたのですが,値段が10万円以上高いでした。ひとまずは9速で行くことにして約2年経ちました。その間に替えた部品はクランクセットをノーマルからコンパクトに替えたくらいです。Dura Aceを筆頭とするシマノコンポの中で,Tiagraは上から4番目,下からはSoraについで2番目のグレードです。レースに出て順位を競うわけでもないので,それなりに満足していました。

今年6月でしたか,Tiagraの10速コンポが発表されました。Tiagraが10速になれば105の位置が微妙ですが…。でも,差別化はメーカーが考えることですね。
10速は魅力です。今住んでいるところから村外に出るためには斜度10%の坂道を登る必要があります。コンパクトクランクとはいえ,オリジナル12T-25Tの9速ではとてもきついのです。そこで最低限の費用で10速化することにしました。
「アンちゃん10速化し,オヤジますます貧脚化する」(笑)。

10速化に備え,洗車してワックスまでかけてしまいました。写真は乾燥中の様子です。


これが10速化のために揃えた部品です。
◎105のチェーン(上段左) これまで使用していた9Sのチェーンは使えません。9Sと10Sのチェーンリンクの内寸は同じなのですが,10Sは外寸が狭くなっています。4600のチェーンより105のほうが300円くらい安いでした。10S用なら支障は無いはずです。

◎ウィッパーマンのチェーンリンク(上段右) コネクティングピンでチェーンをつなぐと切らない限り外れません。これはワンタッチでチェーンが外れて駆動系のメンテが簡単になります。結構高いでした。同じ部品が付属するウィッパーマンのチェーンを買った方がよかったかも知れません。

◎CS-4600(下段左) 10S用は11T-25T,12T-28T,12T-30Tの3種がラインナップされています。ローギヤ25Tはこれまでと同じなので即却下。迷った末,貧脚オヤジは12T-30Tを選びました。

◎RD-4600-ss(下段中央) 最大リアギアは30Tまで対応します。

◎ST-4600-R(下段右) 普通は左右セットです。片方だけを売っているショップがあります。フロントは2Sのままなので,リアを制御する右レバーだけで十分です。

4600として発表されたコンポで購入しなかったのは左レバー,クランクセット,フロントディレイラーです。これらをすべて購入したら4万円程度になります。オヤジが購入した部品は2万円弱です。半分の費用でうまくいくでしょうか?

コメント (2)
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