Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

BOOKMARC

2014-01-22 18:51:09 | 

     原宿神宮前にオープンした
     「BOOKMARC ブックマーク」

     マークジェイコブスが手掛けた、本屋さん


     NYにもお店があります
      ステキな感じ------


     デザイナーが本のセレクトをするなんて 
      とっても納得!彼のインスピレーションの源である
     アートやミュージック、カルチャーの洋書がずらりと
      並びます------要は デザイナーの頭の中が見れるのです。


     ガラスケースのなかには ビンテージ本も。。。


     もちろん小説や

      絵本などもあるんです。


     東京店 限定のグッズも買えます


     ステーショナリー コーナーも

      ボールペンや




      ノート


     キーチャームもあります。どれもカワイイ




      マークバイ 好きにはたまらないかも----
      ここの地下にはメンズフロア
      向かい側には マークバイのショップもあります
      写真集を眺めたら、バックを見に向いのショップをハシゴするのも
      いいのではないでしょうか?

      本や音楽、ファッションビジュアルから
       インスピレーションを受けたら
      デザイナーのような、自由な発想が浮かんでくるかもしれません。
          
     


シャヴァンヌ展

2014-01-22 00:00:00 | アート

     Bunkamura ザ・ミュージアム   
      で開催中の「シャヴァンヌ展」

     本展覧会のテーマは「水辺のアルカディア」
     アルカディアとは=桃源郷を意味しているのですが
      シャヴァンヌのすべての絵の根底には
      桃源郷や理想郷といったような主題が存在しています。


     これは、珍しく、力強い作品「アレゴリー」



     しかし、これ以降は
      シャヴァンヌ特有の、淡い表現に変わっていきます

     シャヴァンヌは壁画家として
      生まれたフランスだけでなく 世界でその名を知られています


     もちろん壁画では展覧会はできないので
      彼が、壁画を描いた後に
      自分の元に作品を残して置いておくために描いた
      ミニチュアのキャンバス絵画を展示して構成されています。


     彼の代表作でもある
     「聖ジュヌヴィエーヴの幼少期」
     パリにあるパンテオンの壁画です
     パンテオンは、守護聖人ジュヌヴィエーヴに献堂するために
      建てられました。

     真ん中に位置する
      主人公の初々しさが あえて、ツヤを消した淡い色で表現されています

     宗教画のようでありながら、
      陰影を極力少なくし、人物の表情も、抑えた
       表現はシャヴァンヌ独自のものと言えるようです。

     そこから、むしろ厳かさが、浮き出てくるようです。


     シャヴァンヌは、
      その生涯の中で ノートルダム大聖堂や
       多くの美術館に作品を描いていますが、
      一貫して 平和を願う思いが、絵の中には込められていたのです
 
     それは、1870年の普仏戦争や内紛で荒んだ人々のこころを
     癒すものであってほしいという思いでした


     あえて、遠近法を避けた 技法は建築と見事に調和し、
      表現されたアルカディアは
      いついかなる時も、人々のこころの支えになったのかもしれません


     もう一つの代表作
      「諸芸術とミューズたちの集う聖なる森」

     これはリヨン美術館のもの、シャヴァンヌの故郷の美術館です
     解説ではこうなります。。。


     ほぼ中心に位置する
      3人の女性は、建築・彫刻・絵画の化身

      それは造形芸術の3分野です。子どもの傍にいる女性が絵画------

     その周りにいる
      他の9人は女神(ミューズ)です。。。。なんてステキなんでしょう!

     立体感を排除し、平坦でありながら、淡いカラーで見る人の
       こころ にすっと入ってくるような絵画-----

     その絵は、平和をひたすらに願う
      シャヴァンヌの純粋なこころ、そのものの様なきがしてきます


     何だか、会場もいつも以上に
    おごそかな雰囲気がするのは 気のせいではないようです

    
      後世に残る絵画は、その描かれた時代背景を
        見る者に伝えてくれます。

      もちろんその時の 画家の心理は作品に大きく反映します。

      公共建築物の壁画は、依頼を受けて描かれ、
       不特定多数の人々の目に留まるものですが

      自分の表現したいものと、求められているもの、
       シャヴァンヌはそれらを見事に昇華し、人々の息吹きや自然の
        営みを表現してきました。

      彼の作品は、すんなりと違和感なく、ひとの心に浸透し
      さらに、それを
       軽くしてくれます。
        
       

      印象派と違ってあえて分類するなら、象徴派だそうですが
        基本的には、独自の表現方法を貫いたシャヴァンヌの作品

      前者とは、違って
        まだまだ日本では、馴染みがないのかもしれませんが
      この機会に、シャヴァンヌの世界にふれてみてはいかがでしょうか。