eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

舌打ちと国民性

2015-05-16 20:27:00 | 四方山話
舌打ちって日本ではすごく嫌な印象がありますよね。

イラッとした時に「チッ」とやるので、もし自分のやったことで相手に舌打ちされたらすごく傷ついてしまいます。

でもそう頻繁に聞く音ではありませんでした。

それがこちらに来て、けっこう舌打ちを聞く場面が多くなりました。



まず聞いたのがドイツ語学校。

クラスメイトのトルコ人が、ちょくちょくやっていたのです。

例えば先生が「今日の宿題は○ページ全部です。」といった時に「チッ」。

これには先生も気を悪くしているように見えました。



最近はドイツ語カフェで一緒の中国人達がよくやります。

彼女らは自分の言いたいドイツ語が出てこない時に、自分自身が歯がゆくて「チッ」。

これも最初はびっくりしましたが、歯がゆい気持ちは分かるし、そういう癖なんだなと思うようになりました。


ところが先日電車の中で、これまでの人生で聞いた数を一気に上回るほどの舌打ちを1人の女性から聞きました。

その人は男性と2人で乗ってきて、ずっと2人で何語か分からない言葉でしゃべっていました。

男性がしゃべっている時は、女性はじっと聞きながら「チッチッチッ」「チッチッチッ」と何回も舌打ちを繰り返すのです。

喧嘩でもしているのかと思わず顔を上げ、まじまじと2人の様子を見たのですが、その様子はとても楽しそう。

どうやら相槌の代わりに舌打ちをしているようだと気付きました。



本当に舌打ちが相槌になる、そんな国があるのかしらと思って調べてみました。

中国や韓国ではちょっと感動した時や賞賛する時、シリアでは同情した時、インドでは「うん」「ううん」「へぇ」「そう」のような相槌代わりなど、国や文化によってこの動作の意味は大きく異なる。←Wikipediaより



おぉ~本当にありました

あの2人連れはインド人だったのかもしれません。

それに、中国人も歯がゆいだけでなく賞賛している時があったのかも。



日本では不快なだけの舌打ちが、国によって色んな意味があるだなんて知りませんでした。

もしインド人が日本に来てこれをやると、誤解されてしまうかもしれません。

何事も、自分の知ってる範囲内のことでこうだと決め付けるのは良くないなと思いました。


それにしても、電車に乗ってるだけでいろんな言葉が聞こえてくる環境は面白いです。

その人の服装や不思議な言葉からその人の出身国を想像したりして、けっこう楽しめます






蛇足ですが、先日見たダブルの虹。

あの木に登ったら、そのまま虹伝いに空にも登っていけそうですね。






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