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eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

寿司という名のバッタモン

2014-09-15 19:50:00 | 食べ物
人間、魔が差す瞬間がありますね。

ドイツに来て数度回転寿司なるものを試し、その度に打ちのめされてきたにもかかわらず、また性懲りもなく行ってしまいました。

そこはわが町に新装オープンした回転寿司で、お昼は一人9.9ユーロ(約1370円)で食べ放題です。

寿司が回ってくるベルトはこんな感じ。 透明なトンネルのような中を流れてくるので、好きな物がきたら窓を開けて皿を取り出します。


これがこちらにはたいてい回っている海藻サラダ。 ごま油の風味がきいて、結構美味しいです。


その値段のせいか、握りはほとんど回ってきません

かんぴょう巻きやかっぱ巻きに混じって、見た事もないような物がきました。
   
左はクリームチーズとサーモンとお新香とカニカマの巻き物。赤いご飯は色だけで特に味がせず。 右はサーモンのマリネのきゅうり巻きです。

寿司にチーズはよくあるんですが、チーズを入れると他に何があってもチーズの味しか感じられなくなります

この辺りでもう淡い期待は後悔に変わり、あとはブロガーとしてこの寿司屋をレポートするために普段は手を出さない物にも手を出してみました。

これは寿司のフライ。 こちらではなぜか巻き寿司をフライや天ぷらにしたがります。
味は・・・・と言うより、食感がもうダメです。

サクッとした後にぐにゅっというなんとも言えない食感  ソースは日本のとんかつソースではなく、ちょっと甘いソースでした。

これは見た目からほうれん草だと分かったので、安心して食べたら・・・ほうれん草のピーナツソースあえ。 甘くてとても酢飯とは合いません


こちらはインドネシア風焼き鳥のサテ。 これはまぁ普通に美味しいです。一緒に写っているのは緑茶の湯のみ。 基本、緑茶でもジャスミンティーでも茶器は一緒です。


デザートはバナナのフライ、はちみつがけ。 これもこちらでは定番ですが、バナナはそのまま食べたい・・。


ちなみに回ってきた握り寿司はたった4種類。 サーモン、卵、白身魚、いかです。

ネタはいいとして、その作り方が“握る”というより、“工作”。

席から見えたのですが、ご飯を型に入れて抜いて上にネタを乗せるだけ。

もちろん店員に日本人はいないので、彼らは寿司とはこういうものだと思っているのでしょう。

こんなんで寿司という名前を使うなぁと言いたいところですが、それはまぁ外国だから仕方ないですね。

お支払いの時にどこのレストランでも「食事はいかがでしたか?」と聞かれるのですが、今までどんなにまずくても「美味しかったです。」と嘘をついた夫も「・・・・・。」と言葉につまり、店員さんがキョトンとしていました。

こうしてまた辛酸を舐めたわけですが、またしばらくしたら魔が差して別の店にらふらふらと行ってしまうことでしょう。

あぁ・・・日本のお寿司が恋しい








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パクチーでがっくり

2014-08-26 22:48:00 | 食べ物
先日マインツの町中で新しいインビスを発見しました。

そこは魚専門で、鯖が5ユーロで食べられます。

さっそく夫を誘い、醤油を持参して出かけました。

意気揚々と鯖を注文すると「ごめんねー。もう全部出ちゃったんだ。」と言われてがっかり。

気を取り直して私は鯛に似たDoradeという魚、夫はSardine イワシを注文しました。


長いこと待って、出てきたのがこちら。
 


調理法はgegrillt(焼いた)と書いてあったのですが、実際は揚げ焼き。

油たっぷりな上に、何やらフンと鼻に抜ける嫌な香り。

こ・これは・・・

なんと、私の大嫌いなパクチーが使われていたのです。

この香りがすると途端に元気がなくなる私。

残すのは嫌なので夫に手伝ってもらってなんとか食べきったものの、どよ~んとしてしまいました。

てっきりトルコ系のお店だと思っていたここは実はモロッコ系のお店だったようで、モロッコ料理にはパクチーがよく使われるらしいです。

帰りに「パクチーを使いましたか?」と聞くと、「あぁ使ってるよ。毎日ずーっと使ってるさ」と満面の笑みで言われてしまいました。

貴重な魚が食べられるお店なのに、もう二度とここには行けません

パクチー抜きの調理をお願いしても、きっとフライパンに染み付いた香りが消えないと思います。

またひとつ、お気に入りのお店候補が消えてしまいました。(実際5年暮らしてお気に入りといえるレストランは1軒もない

ドイツでパクチーはコリアンダーといい、日本で買うよりも安いし体にも良いそうなのでできれば食べたいのですが、どうもあの鼻に抜ける香りがダメで克服できないんですよね。

生まれて初めてパクチーを食べたのは中華料理屋さんのスープだったのですが、一口飲んで固まってしまいました。

食べてはいけないものを口に入れてしまった・・∑(゜д゜lll)ガーン というあの衝撃は今でも忘れられません。

春菊は大丈夫なんですがセロリの生も駄目だし、香りのきついものやゴーヤなんかの苦味のあるものがどうしても苦手です。








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夫がオス猫を持った日

2014-06-01 18:18:00 | 食べ物
夫の友人がはるばる日本から訪ねてきてくれました。

約1年ぶりの再会です。

その友人も酒豪のためビールの他にワインを3本用意し、夫と友人の2人でワインをほぼ全部飲み干しました。

夫は普段はビールしか飲まず相当な量を飲んでも平気なのに、ワインを飲むと酔いが回るようで去年はひどい千鳥足になっていました。

さて今年は・・・・。

夜はいびきをかいて熟睡していたのですが、起きた時点からひどい吐き気に襲われ何も食べられない始末

年々弱くなっているのでしょうが、楽しいとつい飲み過ぎてしまうようです。

こういう二日酔いの状態をドイツ語で「Ich habe einen Kater」と言います。

Katerはオス猫なので直訳すると「オス猫を持っている」と言うんですね。

なぜオス猫なのかというと、オス猫の鳴き声が嘆きの声に聞こえるので二日酔いの気持ち悪さを嘆きとかけたらしいです。にゃお~ん

オス猫っていう例えが面白いなと思っていたら実はこれは間違いで、本当は昔の大学生が二日酔いで講義に出ない理由をカタルという病気だからだと嘘をつき、そのKatarrhカタルがKaterという単語に変化したのだそうです

二日酔いといえば日本的には梅干しやしじみのお味噌汁となるんですが、ここでは簡単に手に入らないのでドイツの二日酔いの対処法を調べてみました。

そこで出てきたのがこのRollmops ロールモップス(ニシンの酢漬けピクルス巻き)です。


これは普通にスーパーで瓶詰めで売られていますので、試しに買ってきて食べさせました。

ちなみにこれは代表的な二日酔いの朝ごはんで、Katerfrühstück(オス猫の朝ごはん)と言われます。

味はお世辞にも美味しいものではなく「普段は絶対食べたくない」と言いながら食べていましたが、ちゃんと効果があったようで昼過ぎにはずいぶん良くなっていました。

ほぼドイツ人化している夫なので、対処法もドイツ流が合うのかもしれません。

私は飲めないので二日酔いにはなりようがありませんが、もしなったとしてもこういう系は苦手なので食べたら余計に気分が悪くなりそうです。

猫は大好きですが、夫が持つオス猫だけはもう勘弁してほしいです




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簡単うまうま!焼きシュパーゲル

2014-04-24 04:30:00 | 食べ物
今年もまたシュパーゲルの季節がやってきました。

マルクトに行くと、どこもかしこもシュパーゲルだらけ。


自動皮むき機まで登場しています。


その中で太くて良さそうなのを約500g購入。 


ドイツ人的には一人分が500gだそうで皆2kgとか大量に買っていくので、私が「500g下さい。」と言った瞬間「はぁ?」という顔をされました


我が家の食べ方は焼きシュパーゲル。

文字通り、シュパーゲルを皮が付いたまま全体に黒く焦げるまでグリルするのです。


こうなると簡単にするっと皮がむけます。 焼きなすと同じですね。

これだと必要以上に皮をむくこともないし、面倒でもありません。

お醤油をちょっとたらして頂きまーす
 

ふっくらジューシーで、甘くて美味しいです

定番のオランダソースも美味しいですが、こういう和風の食べ方もお勧めです。



ここで我が家のグリルグッズをご紹介します。

こちら我が家の2代目グリル、緑のUFO君。  小さいながらもふたと2箇所の通気口付きのすごい奴です。


そして最近仲間に加わったのが、この風起こし器。
rossmannにて1.99ユーロ


炭をおこす時、口でフーフーしていると疲れるので試しに買ってみました。

ハンドルを回すと風が起こるだけの単純な物ですが、ずいぶん火を起こすのが楽になったと夫が喜んでいます。


さて、これらに活躍してもらって今年は何回シュパーゲルを食べるかな




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ご飯を作りたくない時は・・

2013-06-29 06:00:00 | 食べ物
ドイツのスーパーには日本のように便利なお惣菜コーナーがない。

揚げ物や煮物、焼き物からご飯物まで充実しているお惣菜コーナーの素晴らしさを認識したのは日本を出てからだった。

こちらでもなるべく外食せず、売ってない物は作るようにと心がけてはいるが、たまにどうしても作りたくない時がある。

そんな時にお世話になるのが ドネルケバブ。

Dönner Teller 6ユーロ(約780円)


お肉とサラダにポテトフライ又はバターライスが付いてこのお値段。

ボリューム満点なので、うちでは2人で分けて食べている。


ドイツなら大抵の街に何件もケバブ屋があり、もはや国民食と言ってもいいくらい。

我が家は向かいにケバブ屋さんがあり、しかもケバブ屋にしては珍しく10回買うと1回分無料になるというスタンプカードがあるのだ。

ただ人によって入れてくれる容器も盛り方も全然違うので、お得感満載な日とすごく存した気分になる日があるのが難点。

きっと日本のようなマニュアルなど存在しないのだろうな。



以前、友人に「ドイツを離れた時に恋しくなるドイツ料理は何?」と聞かれて散々悩んだ事がある。

挙句、一番に「ケバブ」と答え、次に「シュパーゲル」と言った私。


「それ、トルコ料理と単なる食材やん」というツッコミはさておき、それくらい中毒性がある食べ物なのだ。


しかし恋しくなるドイツ料理がないっていうのも淋しいな




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