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eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

えるふて・えるふて

2013-11-11 22:45:00 | 風物詩
今日は11月11日。

去年覚えた聖マルティンの日(→過去記事 パンで覚える行事)であり、カーニバルの始まりの日でもあります。

実際に大きなパレードが行われるRosenmontag バラの月曜日はその年によって日がずれますが、カーニバルの始まりは必ず11月11日の11時11分と決まっています。

会場のシラープラッツはもうすごい人だかり。


10秒前からカウントダウンが始まり、時間ちょうどに「ヘラーウ」という掛け声とともに市長さんのスピーチが始まりました。


市長さん達はバルコニーからご挨拶。


市長さん側もそれを眺める人達もすでに仮装しています。 人が集まる所には必ずあるソーセージ屋台。
真ん中の金髪でお下げ髪&赤いリボンの方はもちろん男性です。


スピーチしている建物の下にはマインツのカーニバルには欠かせないSchwell kopp(標準ドイツ語では Geschwollene Köpfe=腫れた頭)の方達が控えています。


スピーチが終わると“腫れ頭”さん達がステージの方へ移動。


男性グループが歌いだし、“腫れ頭”さんも見ている人も踊りだしました。
その脇を走る特別運転の路面電車。

この中も仮装した人でいっぱいで、皆踊っているので電車が揺れています。

カーニバル用の帽子やマフラーを売る屋台。
マインツのカーニバルカラーは赤・青・白・黄。

こちらはバッジや笛を売っているワゴンですが、絵が可愛かったのでパチリ


本番ではたくさんの楽隊が出ますが、今日は一団体だけ。




正統派の衣装に身を包むご夫婦がいらっしゃったので、お願いして写真を撮らせてもらいました。


集まっている人達は根っからのカーニバルファンで、この日を心待ちにしていたのでしょう。
すれ違う人みんなが笑顔で、すでにカーニバルの魔法がかかっているようでした。

帰りに買った聖マルティンの日のパン。
今年はバージョンアップしてヴェックマン(右側)はパイプつきです。
そしてガチョウパンもあったので買ってみました。
去年の物はパサパサして美味しくありませんでしたが、今年のはどちらもふんわり&しっとりしていてとても美味しかったです。
買ったのはBackhaus Lüning(←音が出ますのでご注意ください) というお店で、どちらも2ユーロでした。

それにしてもガチョウの太い足といい、ヴェックマンのやる気のないレーズンの目と鼻といい、もうちょっと可愛く作れないものでしょうかね
ま、これが素朴なドイツの良さとも言えるのかもしれません。





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お坊さんの帽子

2013-09-20 23:44:00 | 風物詩
今回は変わったかぼちゃを特集してみました。

前回も写真の端に写っていたこのかぼちゃは、名前を「Bischoffsmütze(お坊さんの帽子)」と言います。
なんだか可愛い名前ですが、よく見ると肌がブツブツだしあまりかわいいかぼちゃではありません。

これは白っぽい部分にストライプがありませんが、前回のはたくさんストライプが入っていましたし同じ種類でもいろんなバリエーションがあるようです。

こちらは「Patisson UFO」という名前です。
その名の通りUFOにも似ていますが、私には「カレーパンマン」にしか見えません。

この白っぽい方を茶色に塗って顔を描き、体とマントをつけたら立派なカレーパンマンの出来上がり~


ドイツでは秋になると観賞用かぼちゃを部屋に飾るのが一般的なようで、実にいろんなタイプの観賞用かぼちゃがあります。
   
    

これは6~8個セットになった物。
左側の一番上のかぼちゃは、なんだか鳥の足みたいで気持ち悪いですね。

その下にあるのは、かぼすとゆずをくっつけたような色合い。

よく見ると「お坊さんの帽子」も「カレーパンマン」も一緒に入っています。

先の2枚の写真を撮ったスーパでは食用として売られていたのですが、このスーパーでは観賞用。

食べてもいいけど美味しくないよって事なのかなぁ・・・? それとも小さすぎるのは食べるのに向かないとか・・?

今度市場でお店の人に聞いてみようと思います。


かぼちゃではないですが、こちらでは安売りで有名なAldiというスーパーに新発売らしい寿司パックが出ていました。
左から「Sunakku」「Shokuji」「Aikou」という名前です。

「スナック」と「食事」はまぁ分かるとして、「あいこう」って何のつもりなんでしょうね?

当てはまる漢字がまったく思い浮かばず、しばらくスーパーで考えこんでしまいました。

試しに「スナック」を買って食べてみたのですが、予想通り残念なお味でした。 Ω\ζ°)チーン・・・

やはりこういう物は眺めて楽しむべきものですね。






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秋の始まり

2013-09-10 20:55:00 | 風物詩
今日の最高気温は16℃。

めっきり涼しくなって半袖+薄手のジャケットでも寒いと感じるようになりました。

雨が降ったり風が強い日も多く、ふと見ると私のひまわりちゃんも見事な「イナバウアー」を決めていました。(バイーンと折れ曲がって花の裏側が地面についていました)

あわてて曲がらないように固定しましたよ



さてドイツの秋の楽しみといえばフェダーヴァイサー。

去年も記事に書きましたが、フェダーヴァイサーというのは発酵途中のワインで甘くて美味しいのです。→過去記事 短い季節をつかまえて

マインツもワインの産地なので、市場や町のあちこちにこういうスタンドが出て一杯1.5ユーロ(195円)で手軽に味わえます。


こういうスタンドではフェダーヴァイサーによく合うZwiebelkuchen ツヴィーベルクーヘン(玉ねぎのキッシュ)も食べられるので、ちょっと小腹が空いた時にも良さそうです。

市場のお花屋さんはとても色鮮やかで、いつも目を楽しませてくれます。
  

そしてもう一つ私が心待ちにしているのがこのかぼちゃ。 名前を「Sweet Mama」と言うんですが、これは日本のかぼちゃと似ていて煮付けにしても美味しいです。


市場にはたくさんの八百屋さんがあるんですが、このSweet Mamaは大聖堂前の黄色くて壁に絵が描いてある建物(Cafe Figaro)の前に出ている、緑とオレンジのテントの八百屋さん(写真右端)で売っています。
市場は火曜・金曜・土曜の8時~14時頃まで開かれています。
※去年書いたかぼちゃ専門のお店は不定期にしか来ないようなのですが、このお店はいつも出ています。

隣にあったのは首が長くて鳥のような、またはひょうたんにも見えるかぼちゃ。 これはまだ食べたことがありません。


ドイツで最も一般的なのがこの「Hokkaido」というオレンジ色のかぼちゃ。
そうなんです。 日本のかぼちゃとは見た目も全然違うのに、なぜか「ホッカイドー」という名前なんです。

他にも色々あって中には観賞用の物もあるので、いったい何種類のかぼちゃがあるのか想像もつきませんが、見ているだけでも楽しいです。



今年は出だしは遅かったけど、結構暑い日が長く続いた夏でした。

季節はもう実りの秋。

長~く暗~い冬が来るまでに、秋を目一杯楽しみたいと思います。




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南南東を向いて一気に食え

2013-02-04 01:20:00 | 風物詩
昨日は節分。

私の住んでいた関西では、毎年恵方(縁起の良い方角)を向いて太巻き寿司を丸まま無言で食べる。
切らないのは「縁を切らないように」ということらしい。

久しぶりに巻き寿司が食べたくなったが、簡単に買えないので仕方なく作ることにした。

何をかくそう巻き寿司なんて作るのは初めて。
昔寿司屋でバイトしていた夫に巻く作業は任せ、それ以外の準備を私がした。

具は卵・しいたけ・きゅうり・鮭の4種類。
それでも別々に煮たり焼いたりして冷ましておかないといけないので結構な手間だ。

しかも味がぼけてしまわないようにそれぞれ濃い目の味付けが良いらしい。

砂糖・醤油・塩・みりん・酢・・・。
これだけ味付けするのだから、お寿司を食べたあと喉が渇くのも当然だ。


お米2合で3本の巻き寿司が完成。
(見た目が今ひとつだったので写真はなし)

南南東を向いて無言のまま一本ずつ食べた。


途中でかなり苦しかったが、やめる訳にはいかない。

具をポロポロこぼしながら、やっと一本食べ終わる頃にはお腹がはちきれそうだった。




節分に縁起をかつぐこともやったし「これで今年も安心」と思いきや、肝心のお祈りするのを忘れていた


私としたことが・・・・・。
黙ってお寿司を食べるだけなんて、単なる苦行ではないか。


来年こそは写真の撮れるような巻き寿司を完成させ、ちゃんと祈りながら1本を完食しよう。




                     









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広重さんの手帳とカーニバルの色

2013-01-24 00:35:00 | 風物詩
毎日氷点下の気温が続き、買い物に出るのも気合がいるこの頃。
今日は思い切って徒歩20分の街の中心部まで出た。

一旦出てみれば何かしら面白い発見はあるもので、今日はこんな手帳を見つけた。

                    



どう見ても日本風なこの手帳。背表紙を見ると“Hiroshige”となっている。

                    


ということは、安藤広重さん


中身はどうだろうと思いめくってみると、何のことはない普通の罫。

                    


せめて月だけでも睦月、如月・・・とか書いてあったら良かったのに。
いまいち詰めが甘いせいか売れ残ったようで、半額セール中。




そして先日も書いたが、今はカーニバルの準備真っ只中。
デパートの特設会場ではあふれんばかりのコスチュームが売られている。

                    


この売場でカップルや、いい年をしたご夫婦までもが試着しながらキャッキャと楽しんでいるのが毎年の光景。
紛争やテロで大変な国もあるのに、ドイツは平和だなと感じる瞬間だ。



山ほどあるコスチュームの中からドイツならではの物を一点。
その名も“ビヤ樽”。


                    



帽子付きで確か40ユーロ弱。
これは結構人気なようで、当日はたくさんのビヤ樽が歩いているのを見る。




ショッピングセンターの飾り付けもカーニバル仕様。


                    


街によってテーマカラーがあるらしく、マインツは赤・白・青・黄の4色がそれで、私もこの色のマフラーを持っている。
そのマフラーを巻くだけでお祭り気分になるのだ


この旗の上の方にあるマーク。
おそらく M・C・C と書いてあるのだろうけど、私にはいつもほっぺをふくらませたハムスターの顔に見えて、毎回可愛いと思ってしまう。



ドイツ人の中でも全くお祭りやイベントに興味が無い人も結構いるみたいだけど、私はこういうワクワク感が好きなのでこの風習はずっと続いて欲しい。









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