老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  正夢、、、

2019-11-18 22:18:34 | 俳句

     

 

今朝は夢を見た。 変な夢。

ハナちゃんとシンちゃんが喧嘩をしている。私が駄目よと言っているみたい。

二匹の猫と犬が遠ざかってゆく。私は追いかける。

「待ってよ。心臓がパクパク痛むじゃない」、、、、って、ところで(胸の痛み)目が覚めた。

カーテン越しに隣のマンションの窓に朝日がさしている。(写真は余りにも美しかったから、痛みが治まってから撮った)

胸が痛むから、そのお日さまをベッドに横になったままで見ていた。

5分くらい我慢をしていたが、痛みは去らない。夫を呼んで舌下状の薬をとってもらう。

医師からもらっていたニトリを飲むのは初めてだ。数分もしない間に胸の痛みは治まった。

可愛いハナと慎太郎の夢は何だったんだろう。

 

    

 

病院へ行く。

心電図をとる。悪くはないみたい。去年の心臓での入院から一年が過ぎた。大学病院に予約をとり、一応検査をすることになった。

 

痛みが去れば日常の身体に戻っている。

病院の隣の公園に紅葉を見に。

一週間は早いかな。色づきかけた紅葉と緑の葉のコントラストが美しい。

 

  

 

池に浮かんだ小島をぬって、観光客を乗せた舟が行く。

美しい紅葉の島が池を染めて、観光客は満足をしたに違いない。

生きていてこそ紅葉を狩ることもできる。

今日は生きている。しみじみと、そんな事を考えながら、昨日の私、今日の私、そして将来はどうか、、、などと。

何故か綱渡りみたいな毎日だ。ああ恐い、恐い心臓を抱えているのだと再認識をした。

 

      🍃     パッカーも通訳も酔ふ紅葉かな

      🍃     紫雲山颪にうず巻く散紅葉

      🍃     紅葉かつ散る地を流れくる煙

      🍃     紅葉茶屋毛氈の上の串団子

 

 

 

 

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   よれよれ婆さんに見られている現実

2019-11-17 23:37:27 | 俳句

 

  

 

今日は、イオン系のマーケットへ行った。

いつも利用をしている。

イオンからハガキが届いた。

「ポイントがたまっています。早く処理をしないとポイントの期限がすぎます。手続きをして下さい」云々と書いてあった。

カードを利用している。毎月ウン万円をひき落とされる。いいかげんに極楽トンボの私は、イオンのサービスカウターへ行き、こうこうしたハガキが来ました。どうすればいいんでしょうか?と訊ねた。最後まで読んだつもりではあったが、、、

40才くらいの受付の女性が

「家族の中でしっかりした方にハガキを読んでもらい、イオンのカードの係に電話をして下さい」

(ふふん~)

「私はお婆さんですが、家の中では一番しっかりしています!」、、、と言った。(笑いながら、あなたずいぶんお利口な口のきき方をします事と、あきれながら、、)

「あらすみません」 このお利口の受付の女性!

ああ。。。世の中も末だ。敢えて「イオン」と言う。

怒る気はしないが、帰りの車の中で夫を相手に嘆いた。

「私って、そんなにお婆ちゃんに見えるの?」

「君は後期高齢者には違いがないがな~アハハー」

最近は、人出不足だと巷では言っている。

社員教育ができていない「イオン」は日本一のショッピング会社と思っていたが。。。。

ダイエーは我が街から採算が合わずに去った。三越の定員は最近少しは、ましになったけれど、私が転勤をしてきた時は接客態度がまことにお粗末だった。

あえて会社名を公表して書くのは全て、心の奧深く、不愉快な経験があるからだ。

老人に見える私が一番に悪いのかもしれないが、お家のしっかりした人に連絡をしてもらって下さい、、、はいくらなんでも無いでしょう。

書きながら怒ってはいないが、あまりにもお粗末な社員が多いと今日は感じた。

そんな事こんな事が毎日、続いている。もっと嫌なことが二、三日前にもあった。

{お利口な店員さん達よ。老人になってみなよ!せめてお客に言って良い言葉と遠慮をしなければならない言葉の使い分けくらいしなさいよ!}

君たちはプロでしょう。お給料をもらっているんでしょう。

 

ブログのネタはどこにでも落ちていると今日はつくづくと思った。

 本当は言葉の暴力より、自分が老いた、よれよれ婆さん扱いをされた事がショックだったのだ。

 

季節外れのダリア。花を見て癒されましよう。

 

           時はづれのダリアヨーガのポーズ組む

           もみじ鮒遍路が竿をたらしをり

 

 

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  美しい黒猫

2019-11-16 20:55:57 | 俳句

   

 

昨日の仏生山公園で見た紫陽花。

紫陽花の季節にはこんなに柔らかい薄桃色の紫陽花は無い。

桃色でも、もっとはっきりした色の主張をしている。紫しかり藍色しかり七色、七変化の色をもっともっとはっきりと誇る。

このやさしい紫陽花。いかにもひと夏を過ごし、それでも身にそった温度に恵まれたのか、しずかに咲いていた。

紫陽花の好きな私でなければ、振り向いてもくれないような場所でひっそりと咲いていた。

仏生山公園は高松市の南部、仏生山町にある。高松藩侯の松平さまの菩提寺の法然寺に隣接をした、市民の憩いの公園だ。

昨日も小学生が秋の遠足に来ていた。

鳰の池をしばらく見、大きな掛け声が公園狭しと聞こえてくる。何の声か興味をそそられて体育館に近づく。

体育館の裏に狭い河が流れている。春は枝垂れ桜が美しいらしい。その陰と、体育館の陰に挟まれて紫陽花が咲いていた。

 

     

 

決して日当たりの良い場所ではない。何が紫陽花のお気に召したのか?思わず目を奪われた。勿論

    ☆    紫陽花に秋冷いたる信濃かな

久女の句が浮かぶ。何度も、私の好きな句だからブログにも書いた。

秋冷の信濃ならこのような、優しいピンクは想像ができぬ。濃い紫、深い藍色。

大きな声の正体は体育館で、中高年の人々に指導者が掛けている声だった。指導者の声に合わせて、身体に負担の無いように身体を動かしている生徒たち。

高い窓から、体育館が覗ける。 荷物を置いて、指導者の身振りに合わせ、少しの時間、私も体操に興じた。

簡単な中高年向きの体操。ここ仏生山公園は近ければ、私も会員になり参加をしたいと思う体操教室のようだ。家からは小一時間かかる。たまに、暇つぶしに遊びにくるのはよいが、例え一週間に一度でも無理な距離だ。

鳰に接し、紫陽花に接し、満足をした。これくらいで良いではないかと自分に云い聞かす。

帰り、公園の端っこで逢った猫ちゃん。

 

    

 

美しい黒猫だ。公園にはたくさんの野良ちゃんがいる。

「ニャアンー」と話かけると、じっと私を見ていたが、近づくと離れて行った。

野良にしては気品がある。貴婦人に抱かれるとなぞと想像をした。

外に出ると何かに出会える。気分転換のできた昨日。楽しんだ。

 

     🐈    黒猫の明眸美しき律の風

     🐈    一枝手折り法然さまに秋紫陽花

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    かいつぶり

2019-11-15 21:08:24 | 俳句

    

 

小春日を持て余す。

どこへ紅葉狩に行こうか?どうしても見たい行きたい場所が定まらない。

法然寺さまのメタセコイアが黄色くなっているかも知れないと、、、、

まだ青い並木道だった。

 

とにかく散歩。足を動かして行きあたりばったり公園を歩く。

 

 

仔猫の鳴く声と同じ声がする。

きっとかいつぶりがいると池に近づくと、いたいた。二羽ばかり。

 

     🐦     かいつぶりに夕べの日矢のささりをり

     🐦     思いきり尻を逆さに鳰潜る

 

お尻を逆立て少しジャンプをするようにして池に潜る。

写真に収めたいが早い動作である。撮れない。

自分の脳裏に焼き付けるしかない。何度も何度も潜る鳰を観察する。

思いきり尻を持ち上げて勢いよく首を池に突っ込む。

 

   

 

鳰の潜った後の波紋。だんだんと大きく輪になって広ごってゆく。

今日はネットの締切だった。ダメ句の投句は終えていた。俳句熱はうすれているものの、鳰の池を目の前に、俳句が浮かんでくる。

困ったもんだ。因果だ。

 

     🐦    万華鏡のようかも鳰の池の中

     🐦    二羽の鳰遠く離れて浮きあがる

     🐦    かいつぶり恋か鳴き交はしゐるは

 

そんな秋の一日をそれなりに。

   

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    楝の実

2019-11-10 19:45:53 | 俳句

     

 

ふと見つけた。

あれ楝だ。

川沿いの松並木のはずれに楝が実を。楝の実は金鈴子とも別名がある。

 

      ☆    青空に金鈴子とはよき名なり    森田かずを

 

気づかなかった。この街に帰ってちょうど一年がたった。

まだまだ新しい発見がある。生活の中味が10数年の間に変化している。著しい変化とも云える。

今日は歩いていても身体が重く、息がハアハアとねをあげている。

見上げると楝ずかしに空の靑さが目にしみた。少し元気を出さなくては!

 

      

 

鈴生りの実がなぜか淋しい楝。どうして?先入観をもっているから。

子供の頃、大きい楝の木がある家があった。そこの子供が流行病の赤痢にかかって亡くなった。その家の前を通るたび、その事を想いだし哀れに思った。その事が今もって心の中で尾を引いているからだろう。

楝は生命力のある木だ。道ばたに1メートルくらいに育った木をよく見かける。アスファルトの隙間からも育っていることもある。

小鳥が来て食べているのを目にしたことが無い。何故?こんな場所に根をおろしているのか?

 

    🐖      楝の実鎧戸の錆すすみゆく

    🐖      楝の実運動場へ救急車

    🍃      楝の実川幅いつぱい覆ふ影

 

       

 

 

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