老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

衰えてても 猫 の本能

2015-09-27 16:10:59 | 俳句


昨夜と言うより、今朝がた。
姫 は私のベッドの下で寝ていた。いつもは 姫ハウスで寝ているのに。
トイレに起きて、気がついたので、「あら 姫 ここでいたん」と声をかけた。
私が目を覚まして、自分のことに気がついたと思ったのか、私のベッドに上がってきた。
私が寝ている時は、猫ながら、気をきかせているらしく、そっと、覗き込んだりしている気配はするが、見守っている感じで、邪魔はしない。猫の髭がほほに触れるので、ああ 姫 だと分かるが、猫の思うままではいけないと、こちらも寝たふりをする。
夫に言わすと、私が寝ていたり、忙しそうにしていると、静かに、一定の距離をあけて、視線は私の方に向けているそうだ。
さて、今朝は、ベッドに上がってきた 姫 に少し、身をずらし 姫 が寝れる場所をつくってやった。
30分もした頃、急に 姫 がベットを降りて、階段を降りて行った。
すると、姫 の大きい「 ギャアアア フウーウ ギャー 」と唸る声がする。
すわーと急いで一階に降りると、 姫 が窓の外を見て、唸っている。
ベランダにギャング猫が来ている。姫 は今ままで何度、このギャング猫に痛い目に合わされていることか。
「姫 そっちへ行きな」と言って窓を開け、用意している、バケツの水をかけようとしたが、逃げるのが早く、闇に消えていった。
姫 のおやつの缶詰の缶を洗ってはいるが、塵の袋に入れて置いてある量が、多いので匂うのか?多分、この缶詰を目当てに、ベランダに来たに違いない。
知らぬ間に、お隣の庭に、猫の缶詰の空き缶が転がっている。こやつめが咥えていったに違いない。
姫 はいつも、ぼけらぼけぼけ、うつらうつら、寝てばかりいて、お腹がすくと、餌を食べ、私にちょこっとちょかいを出して、又眠る毎日だ。
なんと、今朝のこの身のこなしかた。どこに、動物の本能を隠していたのか?私には聞こえない物音に反応して、窓まで駆けて行った。ぼけらちゃんには驚かされた。



     
     われからや海とほければ波見えぬ
     手にふれて草の穂どれもやさしかり
     秋日濃し波照り返す舟下り
    






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