老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  手芸籠もり

2020-12-26 11:28:31 | 体力ないシニア
           

何やってんだ!
正直、この歳晩の忙しい時に、、、、

猫とふくら雀のブローチを作り、間でマスクを縫って。

ミシンを置いた机の前に座り、音楽を聴きながら、世間の喧騒にかかわらずに過ごす貴重な時間は至福だ。

コロナは怖いけれど、昔から籠もりの生活は私にとっては当たり前。
今さらと、、、

このブローチを誰にもらってもらおうか?
そんな事を思いながらせっせと作り置きためている。

愚痴になるが、二日、続けて病院へ。
どちらも往復、40分くらい。
それが、疲れて歩くのもやっとの感じだ。
最初の日は着ているコートが重いと感じた。
次の日は軽いコートで行った。
コートのせいでも無いようだ。
足が重い、膝が痛い、息切れこそしないが、気力体力が全くない。

家に籠って手芸をしているのが、もっぱらの楽しみなのだ。
  


     

昨夜この本「悪医」を読む。
読み始めたら止まらない。
湯冷めをしないように、日づけが変わるまで一気に読んだ。
悪医、、と題名を見ると、悪徳の医者の話みたいである。

初めての作家の本である。
読み始めて、これはこれはと、後ろのページの作者の略歴を見る。
医師で作家だ。

癌に罹った52才患者の目で、癌を執刀した外科医の言葉に悪意を感じたことから、物語りが続く。
患者と医師の立場での思いが綴られている。
双方とも癌の治療方法に悩み、終末の命に向き合う姿が胸に沁みる。

言葉の重み、命に対峙する真摯な言葉が随所に書かれている。
自分の生き方とこれまでの病歴に想いを馳せた。

そんな貴重な時間も昨夜は、、、

お月さまの綺麗だったこと。
ベッドに入り、カーテンの隙間から漏れる青い光。
窓辺に立つと、何んと空の低いところにお月さまが!
今年一番の美しい月であった。

句は浮かばない。
詠もうとも思わない。
困ったちゃんで~す。










コメント
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