前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

たちあがってみる

2010年05月03日 01時08分51秒 | わたしの思い
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

今年の桜は、寒空の中を何日も耐え、美しく咲いていました。
気が向かない中、誘われてお花見に出かけました。
風の中、花吹雪が舞います。「わあ、見てごらん きれいだ」誰かの声。
それはそれは、見事でした。だけど、せつない。
『これが嫌なんだ この胸の痛むような何かが』わたしの心が呟きました。

言い様のない心に痞えた何かの正体を探ってみます。
それは重苦しく、暗くて、春だからウキウキするなどという明るさとは対極の
かなり陰気なものなのですが、決して悪いものではなそう。

ニュースを見ては落ち込み、天候で落ち込み、友人のメールで落ち込み、
人の噂話に落ち込み、この世は落ち込む要素に溢れている、と落ち込みます。

暫くの雨降り状態からは抜け出せたものの、曇りがちな心のなかに
ある日、ひとすじの光明が・・・というか、たっ、たちあがれ日本という言葉が響いてきました。

ああ、最近心にかかっていた重たい雲の正体は、日本人故の感傷だったのです。
 静心無く散る桜に揺す振られたその感傷。わたしが傷つくのは憂国 ゆえ。

大体わたしは政治に対する関心は乏しく、大半、諦念。
小市民が声をあげても、悪代官はのさばって、いいようにやるのが大昔からの相場。
どうせもう一絞りされる油粕。入札などで世の中は変わらぬ。
だから、そんなに期待もしない。仰るままにいたします、というくらい意識が低いのです。

そんなわたしの目や耳にも、政権交代して後のあり方は疑問です。
結構この国の人達は、頑張っている気がするのですがね。
わたしの気のせいでなければ、たった数ヶ月でこの日の本の国は、
以前に増して一層輝きを失った気がするのです。そりゃあ、長き積み重ねの末なのでしょうが加速がついたというか
今なら何とか頑張り屋さんたちが、つぎはぎできるかもしれないぎりぎりかもと。

そこで聞こえてきたのが、たちあがれ日本だったのです。
年寄りだの、古いだの、立ち枯れだの言われ、その政策もわたしはわかっていません。
ただ、これまで培った経験を生かし、政治生命をかけてと仰った老先生の言葉のみ支持。

経済学者とかなんとかかんとか、よくわからない肩書きの方々が
インフレーションが起きたらとか、とんでもない日本の未来予測してくれます。
未来を予測するとき、過去の事象ほど役に立つものはないのではなかろうか。
失敗を立て直すとき、過去の経験ほど役に立つものはないのではなかろうか。

年寄りだろうが、古かろうが、ドンキホーテになろうが悪くない気がしました。
同じ三振でもバットを振ったならば、見送りとは違って立ち枯れとは言いません。
立ち上がれと呼びかけた時点で評価していい気がします。
繰り返しますが、政策については全く知りません。
経験を生かしてと仰るならば、過去の良くない点は反省して下さるはず、なので。

そんなわけで、渋々年貢を収めるのみであることは変わりませんが。
選挙のときから支持はしていませんが、この場でアンチ民主党を宣言します。
と、まで言ってしまっていいのかわからず、支持する政党も、確固たる意見もありませんが、
ここに不得手な政治ネタを書き込むことは諦念のみではなく、
微妙にわたしは立ち上がったのかも?日本人の端くれとして・・・・・
自民党を支持しているわけでもなく、やり場のない思いを、みんなの党にもっていくわけでもなく、
ただ、たちあがれという言葉と経験という言葉に反応しただけのことです。

こうしている間にもまた新党が旗揚げのもよう。五月に入りました。どうするね?鳩山さん。

日々の小さなことに落ち込むわたしは、過去に楽しいものは落ちていないか探してみました。

RiO (80年代の雑誌です) 1985.8月号 より
Frankie goes to Hollywood/フランキー・ゴーズ・トウ・ハリウッドの
Holly Johnson/ホリー・ジョンソン、インタビュー記事

『日本人てぇのは、みんなテレビ付きの時計を腕に巻き、ミッキー・マウスの帽子を
かぶっているのかと思ってたぜ。それにしてもなんなんだ、この天気は。
日本にゃあ雨しか降らねぇのか。おまけに桜の花も咲いてねぇじゃないか。
まったく、こんな空気の薄汚れた町でよくもまぁ生活していけるもんだ
酸素ボンベはどこに備え付けてあるんだ?』

まあ、毒づいたジョークだったのでしょうけど、ミッキー・マウスの帽子はともかく、
テレビつきの時計を腕に巻き、というのは老若男女に関係なく、携帯電話を持ち歩き、
人によってはそれでテレビも楽しんでいる時代になってこの印象は笑えました。
この雑誌、八月号なので、来日はきっと梅雨だったのでしょうね。桜はあるわけないね。
日本の都会の空気も当時よりはきれいになったのかなぁ・・と、
チャイナのオリンピックや、万博の模様を見て思うのでありました。

書きかけては止めてばかりで、ゴールデン・ウィークに突入してしまいました。
久々なのに、全然まとまっていないなあ・・・・。
予定のないわたしは、こんなご時世なので節約をしようと思います。
みなさん、心やすまる休日をお過ごしください。




3 コメント

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たちあがる (テクさん)
2010-05-07 13:22:23
見て見ぬ振りをすると、かえって余計に頭から離れなくなったり、長いものに巻かれたくないとカッコ付けたくても、巻かれている現実。
けれども、全くアクションを起こしていない自分。
“いい加減"が大事でしょうか?

また、コメさせて下さいませ。
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Unknown (はちみつ)
2010-05-17 01:12:48
テクさん、ご無沙汰しておりました。
暖かいコメントをいただいていたのにお返事でなくてすみませんでした。
いつも励みになっています。

またひっそりやっていこうと思っておりますので、よろしくお願いします。
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 (はちみつ)
2010-05-17 01:15:45
× お返事でなくて
○ お返事できなくて

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