前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

虚しいのに心の中は散らかっている

2017年09月16日 15時30分53秒 | 整理整頓
こんなことには慣れているので、日々を重ねていればどこかで消えていく。

でも、辛い。どうにもつらい。
溜息をついて、落ちるとこまで落ちるかと思ってみたものの、
浮上するには時間がかかる。
まるで溺れているみたいなあの期間、わかっているだけに耐えかねる。

ここで踏み止まろう。
この虚しさの中に。我慢、がまん。必ず道は開ける。

そう思えたのは偶然にも久しぶりにあなたに会えたから。
ずいぶん老けちゃったねと、わたしは心の中で呟いた。
言葉は出てこない。
せつないのに、只だ、ただ笑みがこぼれる。
多分あの頃のわたしもこんな顔をしてあなたの話を聞いていたのだと思った。
おばさんになっちゃったけどね。

あの頃のわたしはあなたへの思いに溢れて、本質的なところを見過ごしていた。
只、大好きだった。
只大好きだったと思っていたから淋しかった。
けれどそれは間違いだった。

あの頃のあなたが情熱を傾け、一生懸命仕事をしていたことが今はよくわかる。
だからこそ大好きだった。
わたしはその先いつも好きになるのはそんな人だった。

年齢を重ねてペースダウンしたのかもしれないけれど、姿勢は変わっていないね。

わたしが今こんなにも虚しい理由がおかげでよーくわかった。
一途に仕事に取り組む人が好きだったのに、今の自分ときたら何なのだろう。
それがないのだ。
受ければ決して手は抜かない。これは信条。
けれど、文句言つつやっているし、情熱もない。代わりはいる。

このままこの虚しさの中で、時には笑ったりしつつ過ごすことも
できないわけではない。
自分で自分を認められない不幸はついて回る。

とにかく、今回始まってしまった虚しさはここまでで止めたい。
そう思えた。絶対ここから落ちるものか。
ずっと散らかっていた心の中の一か所が片付いた気がした。
思い出を美化するのではなく、整理できたのだと思う。

わたしはこの体の中で生き続ける限り、あなたの存在を心の中から
消し去ることはできないでしょうし、いつもどこかで気にはかけている。
これから何度もあなたを思い出すこともあるでしょう。

また暫くさようなら。
そう、『左様なら』仕方ないけどこうするしかないのだから。
あなたが誰かと歩いている道まで出て行って見送ったりするわたしではない。
心配なきやう。






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