前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

涙誘う/スター誕生!

2009年04月24日 01時47分58秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

頭痛に苦しんでいました。頭痛のエサになるのは光だったり、臭いだったり、音だったりと、
普段だとそんなに気にしないものも、強烈に痛みを刺激してきます。
原因は・・・わかりません。疲れだったり、凝りだったり、貧血であったり。
喜怒哀楽も原因になる場合があるようです。

今回の痛みは多分、夜中に泣いてしまったことだと思われます。

子供の頃泣き虫だったわたしは(その頃は頭痛持ちでなかった)小学校に上がるときに
母親から言い付かったことがひとつありました。それは 人前で気安く泣かないこと
その教えを忠実に守ってまいりました。
今では我慢するでもなく、テレビなどを観ていてすぐに泣く人を冷めた目で見ていて
「そんなに感動するかい?」と呟く皮肉屋の自分に気づいて、うんざりするんです。
つまり、感動して泣くなんてことはさあ・・・5年に1回もないか・・・。

そんなわたしが、感動して泣いてしまいました。
このインターネットの世界の住人の多くが、感動し、涙したという、ニュースや新聞でも話題になった、
47歳のイギリス人女性、Miss.Susan Boyle (スーザン・ボイル)に。


もうあちこちで話題になっているし、Youtubeでは日本語の訳の入ったものもあるようなので、
説明も貼り付けも必要ないかと思われますので、わたしの感想を。

多くの人は彼女の歌にひきつけられたはずです。素晴らしかった・・・。
わたしが加えたいのは、この人物の素敵なこと、素敵なこと、素敵なことです。
年齢を問われ、47歳と答えた彼女に冷ややかな態度をとる審査員に対して、
「わたしの一側面に過ぎない」と返した彼女。
意図してか、凹ませ傷つけるような審査員の意地悪な質問に答える彼女に『自分を信じ続ける力』を感じました。
曲が始まり、歌い出しの寸前の表情に会場の中で、唯一自分の才能を信じている彼女を強く感じました。
歌を聞く前から感動してしまったわたしです。 個人的に思い出す人物もありまして (ここで語るのは割愛) 

80年代の初めまで日本でも、日曜日にスター誕生!というオーディション番組があって、よく家族と観ていました。
中森明菜が山口百恵の「夢先案内人」を歌って合格したのは特に印象的でよく覚えていますし、
小泉今日子も記憶に残っています。まさに、スター誕生の瞬間を見ていたわけですね。
審査員サイモンの辛辣な言葉に対して、スーザンは見事に切り替えしていましたが、
スター誕生!の審査員の中にもきついことを言うおばさんがいたような気がするなあ・・・

時代は70年代だと思われますが、同じスター誕生!でデビューした清水由貴子さんの訃報を聞いて
スーザン・ボイルさんに貰った元気と同じ分に近い位落ち込む・・・。
この方のデビュー曲を何故だか歌えるし、もうずいぶん前になりますが、家族で住む家を買うのが夢で、
不動産物件の広告を見るのを楽しみしていると語っていた明るい笑顔を記憶しております。
その夢も叶えて、さらに頑張ってきた人にこの結末とはやりきれない・・・
親は子供の幸せを願うものだと思うし、子供は大人になったら親に楽をさせたいと思うものです。
それをより強く願い、実行した結果がこんなに悲しいかたちとは、神様はいないのですか?
故人に対してとても失礼なのですが、不毛の二文字が頭に浮かんで、
そういう貧しい心の自分にさらに落ち込み、スーザンさんに貰った元気と希望を全て失う・・・
こんなことを思ってごめんなさい。わたしの知らないところで実を結んだこともきっとあるはずです。

Rest in peace 合掌 個人的にも色々ありまして、それを重ねて泣くより悲しい気分です。








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