無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

花園

2013-05-04 11:02:16 | 動物・自然

いつもは窓から撮している場所を、近景で撮ってみた。

散った赤い椿の花は茶色になって、地面を覆っている。

門をくぐってみる。

昔、童話に「秘密の花園」と言うのがあった。作者はバーネット夫人で、小公女や小公子の原作者でもある。(この3冊の中では、最も多く読んだのが小公女で、寒い冬の夜に布団の中に潜り込んで読むのが最適だった。ちょっと悲しいことがあった時など、元気になれる作品だった。それに比べて秘密の花園は、あらすじさえ忘れている。) 秘密の花園の原題は The Secret Gardenで、原題の方がさっぱりしているのに、日本語に翻訳したら意味深なものに感じる。余所のお宅の庭は住人の為の物だから、秘密で当たり前なのに「秘密の花園」とされたことで余計に複雑になった。

ネットの社会では、ブログでいつも門のこちら側だけを撮していると、向こうがどうなっているのか気になるところだろう。特にこの時期は、もっとも華やいだ季節なのだから、記録に残しておかない手はない。と言うことで、秘密でも何でもない花園を撮してみた。

垣根の向こうには、アマドコロの群生が一斉に葉を広げている。もうこうなると、残念ながら食材にするのは遅い。5月20日の酒田祭りの頃には、鈴のような花を沢山咲かせてくれる。生け垣はあじさいである。丘の上に見えるのは、下の日枝神社本殿の瓦屋根だ。日枝神社の境内は、ぐるりこの丘に囲まれていて、冬の季節風を遮っている。その為、境内の梅の開花は外側よりも少し早い。

遊歩道の上には、大島桜の白い花が咲き乱れている。成長が早く、背の高くなる樹である。小さなサクランボを着けるが、こんなに背が高くなると届かない。実は色が濃く、果実酒にすると綺麗だが、生食は渋いだけで鳥も好んで食べないようだ。

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4 コメント

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Unknown (Andi)
2013-05-07 05:39:01
Cakeさんちに付属するお庭みたいなものですね。こんな素敵なところに住んでいるCakeさんは本当にラッキー!

日本のどこにでもある桜並木のことを話すと、必ず「お花見だけでなく、さくらんぼが食べられるから植えるんでしょう?」という言葉が出ます。でも、桜並木のさくらんぼって食べた覚えがありません。なるほど、果実酒にすることはできるんですね。
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Andiさん (cake)
2013-05-07 08:54:17
公園にも沢山の種類の桜が植えられていますが、食用になるさくらんぼの樹はないようです。ソメイヨシノも、ちっさな実をつけますが、熟さないうちに落ちるのが殆どです。この実は食べたことがありません。
一番下の写真は、直径1cmほどになるオオシマザクラです。
山形市中心のさくらんぼ農園は、6月は赤いダイヤモンドのような実が沢山着きますね。羨ましいと思います。英国の桜は、サクランボの樹があるのでしょうか。育てるのは消毒したり、受粉させたりと大変みたいですね。サクランボはトルコが原産のようですよ。
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Unknown (yukacan)
2013-05-15 00:50:22
cakeさんの秘密の花園ですね。季節折々の美しさを私達も楽しませていただいて、きっといつかお邪魔したら、荒いつか見た光景・・・と思えるかもしれません。さくらんぼそろそろ出てきましたよ。まだ高いけど。
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yukacanさん (cake)
2013-05-15 04:32:52
いつも見ている風景なんですけどね。
山形県産さくらんぼは、お正月から出ているんですよ。桐の箱に入って?萬円もするのです。そろそろ温室のサクランボ狩りの話しも聞かれます。路地栽培は、まだまだです。
トルコのサクランボは、粒が大きいですよね。
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