広場を突切り、道路を渡って能楽堂入り口から護国神社を通り抜け、百万石通りに向かう。
道路を歩けば良いのだが、少しでも近道を、少しでも日陰のある所をと、飛びつくように移動する。
能楽と聞いて、能舞台でもあるのかと期待したが。
RC造の能楽堂だった。
文化の高い金沢だもの、能も素晴らしいんだろうな。
百万石通りだそうだ。背の高い壁(海鼠壁・なまこかべ)の大きな壁である。
目的地のいしかわ生活工芸ミュージアムは、谷口吉郎(父)の設計である。
道路をぐるっと回って正面玄関に着くのだそうだが、それを無視して兼六園に入ることにした。
チケット売り場の女性からも、道路から回って行けば入場料がかからないのにと進められたにも関わらず、総人数の3/5が無料なので、ついつい大船に乗ってしまう。
ほらね、やっぱり中は涼しいでしょ。
幅が狭くても、水の流れる堰があり、水音だけでも心地よい。
金澤神社と成巽閣の間を歩いてミュージアムに向かう。
その成巽閣の石垣が、面白かった。あんなに石が丸い石垣があるのか。
こちらは放生池。花が咲いているかなと近寄ったが、見つからなかった。
成巽閣を取り囲む塀の前の坂を上がる。
赤い門から、ちょっと顔を出し覗き込む。
成巽閣は屋根が檜皮葺だった。なんて豪華なのだろう。
赤い門自体も、屋根が檜皮葺だった。この檜皮葺は微妙な曲面を作るのに都合が良い。
兼六園の中を歩いているのだが、鑑賞と言うよりは通路を通らせて貰っている気がする。
岩も松も姿が良い。
苔の中の所々にキノコが生えていた。
ミュージアムに着く。今回は中に入る。
壁のタイルが面白い。
年代を感じる建築物である。そうだよね、昔はこんなだったよね。
取り立てて心踊ることもなく、展示してある工芸品の品定めに移った。
取り立てて心踊ることもなく、展示してある工芸品の品定めに移った。
外観も昭和の香りがする。
正面玄関の壁の石張りが美しかった。
床も石張りである。やはり石使いが仕上げでは一番風化させない。
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