中町会場から港オアシス会場に向かう。海洋センターや海鮮市場の駐車場が今夜3箇所目の会場だ。
宵祭りを3箇所に分けて開催するのは、異例のことである。まぁ、竿灯は日和山公園では風が強いので、倒れるのを期待している人には良いが、演じる人達には気の毒なのである。街中で行うのは、本来の秋田市の竿灯らしい風情も味わえると思う。
会場に着いたが、山鉾に点灯はされていなかった。
若者や、足が達者な人なら3会場を駆け巡るのも良いのだが、一般の人だと大変なのだ。
さて、海鮮市場前に着いたとほぼ同時に、酒田青年会議所代表の挨拶が始まった。そして点灯を迎えるのだが、映像投影が先に行われた。横文字でプロジェクションマッピングと言うと、巨大な建物などに施された投影を想像するが、山鉾に設置された割りに小さなスクリーンを使ってらしい。
まずは、龍の玉から光り輝く。
全部に点灯されると拍手が起きた。
何故、この会場かと言うと、念願の山鉾巡業が出来るからだ。
江戸、明治、大正と創始400年に渡って伝えられた酒田祭りでは、京都の祇園祭に習い、それ以上の高さの山鉾を作り、街中を巡航した。時代が新しくなり電線が市内に張られるようになると、その高さが災いし巡行は不可能になった。言い伝えと写真が残っているだけだ。
今回はそれを可能にしようと、若者達は考えた。それがこの会場になった。
こうなると、駐車場の車止めは邪魔物以外のなにものでもない。
歩道橋の上から撮した来賓席。お坊さんは奥州平泉からの来賓だ。
観客が手を振っているのかと思ったら、そうではないらしい。
飛竜頭の上に載ったお兄さんが、飴を降らせているようだ。
巡行も踊りも終わりを迎える。
会場を後にして、帰路を辿る。
金曜日から日曜日までの、晴天に恵まれた3日間の祭りって、今まであっただろうか。
神宿の今日の行事は終了した。
日和山公園では、まだまだプログラムが続いている。
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