公開されたイラク日報にあるバグダッド日誌が面白すぎる【自衛隊文学】
自衛隊の日報を公開するなんて、狂気の沙汰だと思っていた。日本には各国のスパイがゴマンといるから、自らその手の内を晒してどうするのかと思っていた。案の定、マスコミは「戦闘があった。」と鬼の首でも取ったように報じている。これも元小泉純一郎総理のせいだ。困ったものだと私は苦々しく思っていた。
ところが、Twitterで流れてくる日誌は、稀に見る面白さだった。暑くて食欲が無いので、素麺を茹でて食べたが、24人分を5人で食べた。コンテナの中を探したら蕎麦が見つかったので、ネギなどのトッピングを集め、蕎麦を茹でて腹いっぱい食べたが、この蕎麦は賞味期限が1年前に切れていて、胃腸の弱い上司には内緒だったとか。日本食の缶詰やインスタントや麺つゆなどが減り、「誰が食った!」と食べ物だけは疑心暗鬼になるなどが載っている。書いた本人は文才があるのだろうと思えるほど面白い。ぜひ書籍化した欲しいほどだ。
戦闘があったと駆けつけると、場所は結婚式で、結婚を反対した花嫁側の親族が威嚇射撃を行ったのが真相だとか。サマワを離れる日、住民たちが「帰って欲しくんないデモ」を行って、他の国の軍人たちから驚かれたこととか。韓国軍の人が意外にいいヤツだったとか。現地でなければ伝わらないことが沢山あった。私は、この面白い所だけ楽しもうと思う。
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