無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

庄内地方の高規格道路ネットワーク

2015-07-03 14:13:37 | 建築・都市・港

7月1日、酒田みちみらい女性の会の総会だった。会議が始まった頃になっても、私は助手席で「↓↓のNTTのアンテナ」を撮しながら、事務所に向かっていた。立派な遅刻である。会場に着いた頃には、会議は早々に終わっていた。口やかましい私が居ない方が、捗ると思われる。

会議の後には、国交省東北地方整備局の酒田河川国道事務所長さんの講演会が、引き続いて行われる予定である。この4月に赴任されたばかりの所長さんで、気さくな方だった。

庄内地方を取り巻く高速交通ネットの、日本海側を走る日本海沿岸自動車道路(通称日沿道)と北に延びる日本海東北自動車道路(通称日東道)は、残りの両県境を繋ぐべく計画段階評価を終え、事業化に向けて進んでいる。もう何が起ころうが、繋がることは決まったので、ちょっと応援の手綱を緩めて、ウエストラインをも見据えよう。

ウエストラインとは、酒田-新庄-石巻と、東北地方の一番狭い横軸を結ぶ道路である。この青い部分がそうだ。先月、県知事の吉村さんを先頭に、各自治体と酒田みちみらい女性の会長さんも、国交省に陳情に出かけたそうだ。私は小躍りして喜んだ。知事も国道48号線のバイパスではなくて、よくぞウエストラインで動いてくれたと思っていたのだが、陳情書を読むと、酒田から新庄までの区間の陳情だった。

2年続けての国道48号線の雪崩で通行止めの不便を味わい、ウエストラインも48号線に計画が取られてしまうのではと心配したが、国交省では「ウエストライン」は名前も計画も認識しているそうだ。大臣は嘘をつかなかったと安堵したが、地元の盛り上がりや陳情を重ねていけば、私の生きている内に(仏壇の佐藤さんは運転が出来る内に)開通の日の目を迎えることが出来るかもと思う。

道路の工事は長い。計画段階評価が終わり、事業化になって10年はかかるのが現状だ。

酒田-新庄区間は、酒田側からと同時進行で、新庄側からも工事が進んでいる。ただし、途中はまだまだ手つかずの状態なので、今回の要望になったのだろう。

酒田からは新堀までが平成27年度の供用開始の予定になっている。酒田中央ICから国道7号線までの県道も、これに併せて4車線の工事を行う。本当に平成27年度で工事がおわるのだろうかとちょっと心配になるけれど、河川国道事務所長さんが言うのなら、間違いはないだろう。

酒田中央からは、道路がV字になり、日東道への高速道路に繋がる部分と、そのまま市内に入る道路になっている。ここが複雑らしい。新庄尾花沢道路の新庄JCTが、沢山のドライバーを迷わせたごとく、今回の酒田中央もエライ事になりそうだと、今の所の予想である。酒田中央がまずいのは、間違えて高速道路に入ってしまうと、見事に有料区間に突入する。バックで戻ることも出来ない。酒田なんて小さい街だから、一区間も大したことないだろうと見くびると、酒田ICか、酒田港ICまで延々走ることになる。

所長さんが、「工事の見学会を兼ねて、この迷いやすいICを一度予習のつもりで走ってみたらどうだろう。」と提案された。それは有り難い。その時には、きちんとレポートしようと思う。

 

 

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