予定時間を20分遅れて、昼食会場の象潟の道の駅「ねむの丘」に着いた。
3階の会議室のような部屋で食事を頂いた。その窓から見えた飛島。ここからは御積島が本島に隠れて見えない。
この道の駅は度々入った事もあり、美味しい秋田のお土産やお酒などを買っているが、1階しか探索をした事がなかった。エレベーターで6階まで上り、展望台で海や象潟の町を眺める事にする。町の方向には象潟の昔の絵地図を拡大した物が飾られていた。
松尾芭蕉が訪れ、奥の細道に書いた頃の象潟は、海の上に点々と松島が並んでおり、太平洋側の松島にも匹敵する風景だった。
それが地震で地面が隆起し、海に浮かぶはずの島が地面に浮く島へと変化するのである。地震の力はさほどに巨大だ。
あいにくと鳥海山を始め、稜線が見えないが、これは北側よりである。
これは中央。平野の中に松島が浮いている。
これは南側。象潟の町並みが見える。この左側に鳥海山が本当は見えるのだが。
米が日本の経済の根幹であった江戸時代において、隆起した島を削ったら、もっと平野部が広がるのに、このままの景観を保持した佐竹藩も凄いかなと思う。
この展望台は誰でも上れるので、今度ねむの丘に寄られた時にはぜひ上って欲しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます