無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

象潟のねむの丘

2014-08-09 14:40:50 | 酒田

予定時間を20分遅れて、昼食会場の象潟の道の駅「ねむの丘」に着いた。

3階の会議室のような部屋で食事を頂いた。その窓から見えた飛島。ここからは御積島が本島に隠れて見えない。

この道の駅は度々入った事もあり、美味しい秋田のお土産やお酒などを買っているが、1階しか探索をした事がなかった。エレベーターで6階まで上り、展望台で海や象潟の町を眺める事にする。町の方向には象潟の昔の絵地図を拡大した物が飾られていた。

松尾芭蕉が訪れ、奥の細道に書いた頃の象潟は、海の上に点々と松島が並んでおり、太平洋側の松島にも匹敵する風景だった。

それが地震で地面が隆起し、海に浮かぶはずの島が地面に浮く島へと変化するのである。地震の力はさほどに巨大だ。

あいにくと鳥海山を始め、稜線が見えないが、これは北側よりである。

これは中央。平野の中に松島が浮いている。

これは南側。象潟の町並みが見える。この左側に鳥海山が本当は見えるのだが。

米が日本の経済の根幹であった江戸時代において、隆起した島を削ったら、もっと平野部が広がるのに、このままの景観を保持した佐竹藩も凄いかなと思う。

この展望台は誰でも上れるので、今度ねむの丘に寄られた時にはぜひ上って欲しい。

 

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