無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

本間美術館にて、最高!!

2023-01-30 13:13:11 | 音楽・芸術・文学

ミライニの大きな窓から中庭を眺めると、大粒の雪が降ってきた。
役所の人に「寒鱈祭りは外でやっているとばかり思っていた。」と話すと、「あまりに風と雪が寒いので、屋内になった。」と返答があった。
しかし、ペレットストーブは、外でテントを張って実演をしている。
ミライニの中庭でも、風が回って寒いと言う。
酒田は風の町、施設を計画するのに風向や日常の風の強さは考慮しなかったのか。



さて、ミライニは駅前にあり、ここから本間美術館までは近い。
特に今回は車で移動していたので、早速寄ってみた。
年会費を払いにと、催しが面白そうだったからだ。



鶴岡市の藤沢周平記念館のポスター

山形市の山形美術館のポスター

美術館の方では珍しく絵画展も行われていた。
鶴舞園にある清遠閣(旧本間家別荘)の方では、武家文書と刀剣展だそうだ。
これには涎が・・・おっと。


雪が本格的な降りになったので、果たして庭の横断は可能なのかと思ったら、もうきっちりと手作業で雪除けされていた。






いつも観ていた清遠閣と、ちょっと趣が違う。
玄関さえ、冬仕様になっていた。
玄関戸を開けると、学芸員の方が内側の硝子戸を開けて待っていてくれた。
冬用のブーツを脱ぎ履きは面倒だ。でぶると靴まで小さくなる。
ブーツをエイと脱ぐと、靴下まで付いてくる。やれ恥ずかしい。

階段登り口の小間の建具。夏には見られなかった。

凍える手で会員券を出そうとすると、「こんな日に寄ってくれる方はちゃんとチケットを持っていますので。」と、確認もしなかった。
(この後、ミライニからの流れなのか、若いカップル達がどんどん入って来たのには、きっちりと確認している学芸員だった。)

「館内は幾らでも撮影可能ですよ。」「えっ、古文書も良いんですか?」「はい、撮影不可の表示が無ければ、大丈夫ですよ。」



うわわわっ!
徳川家康の書状から。(現物は流石に載せない。)


直江兼続の書状から



伊達政宗から、もうびっくりの数々。
同時開催の刀剣では、いつもだったら舌なめずりして観る筈なのに、今回は見事な武家文書に圧倒されてしまった。
これは本当に写真に撮して良いのかな。
と思いつつ、がっつりと確保してきた。
もし、時間があるならもう一度行ってみたい。(2月13日迄)
携帯の充電が少なくなって警告表示が出る中での撮影だった。

地元ならではの、最上義光氏や大宝寺氏の文書も並んでいる。
わー、ここは天国か極楽か!!



清遠閣2階からの眺め。風景はモノクロだが、中を行き交う人間がカラーなのである。(撮さなかったが)


光が邪魔をしてよく見えない写真。
昭和天皇が皇太子の頃に、この清遠閣に一泊されている。
お泊りになった天蓋付きのベッド。


2022年の夏頃は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」繋がりで、北条家文書も展示していたそうだ。ああそれは見たかった、残念。

ちなみに、展示されていた武家文書は次の通り
・真田昌幸(真田幸村の父)ーーー家臣高橋佳介宛
・伊達政宗ーーー黒川晴氏宛
・直江兼続ーーー吉江玄蕃宛
・武田(春信)信玄ーーー家臣小平義太夫宛
2階
・徳川家康ーーー最上義光(出羽侍従)宛
・本多正純ーーー父親 本多佐渡守宛
・加藤清正ーーー岡邊兵衛宛
・長束正家ーーー羽柴出羽侍従宛
・最上義光ーーー加々与介(酒田の豪商)宛
・大宝寺義氏ーーー鮎川山城守宛
・大宝寺義興ーーー朝日山城池田讃岐守 配下朝日山五十人衆宛

この最後の書状は、朝日山城主池田讃岐守盛周の配下の朝日山50人衆に宛てた知行状で、天正11年(1583年)兄の大宝寺義氏を討った東禅寺氏永の謀反の際、池田讃岐守は最上義光に従ったが、義興に許されて帰属している。
今後の奉公に励むようにと知行地を与える書状だった。

あら、東禅寺氏の謀反だったのね。池田家文書では、池田讃岐守が大宝寺氏と喧嘩して「家来なんかや~めた。」と袂を分かち合ったと書いてあったけど。





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酒田の木で家づくり・無料相談会

2023-01-30 13:00:37 | 建築・都市・港

イベント案内でお知らせした通り、1月28-29日、駅前のミライニで、寒鱈祭りと並行して開催された酒田の木で家づくりの無料相談会に出かけた。


私の受け持ちは午前中だった。
いつもは、中町で行われる寒鱈祭りに併せて、清水屋を会場に行われるのだが、清水屋は閉店した為に、ミライニが会場になった。


毎度、寒鱈祭りは酒田の3会場で行われ、最も大きな会場が中町周辺。
他には駅前と海鮮市場周辺で開催されるのだが、私は中町しか出向いた事がなかった。



ミライニの中は、寒鱈汁やら大蒜の香りやら満杯になった。








農林水産祭り同様、「リース作り」や「樹木・魚・野菜」のクイズやらが繰り広げられるのだが、今回の会場では若い家族連れが多かった。
地元の野菜(例えば鵜渡川胡瓜など)知らない人が多かった。
そうか、昔からの伝統野菜だけど、苦いから食べないんだ。


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