天気予報通り、夕方になって強風が吹いてきた。
窓ガラスが息をしているように、膨らんだ。
窓ガラスが息をしているように、膨らんだ。
明日は積もるのか・・と気を張り詰めていたら、いつの間にか静かになった。
庄内地方、特に酒田は強風のせいで目立った積雪にはならなかった。
写真は、その前日の小春日和の庄内である。
南からの日射で、山に影が出来、山の形そのものが浮き上がった。
久しぶりに見る月山の美しさである。
日本海沿岸自動車道を走ると、月山の手前に金峰山が見えた。
鶴岡市の市街から眺める金峰山は、スッと形が整った円錐形に見える。
横からはこのような形をしている。
金峰山の麓は、あの藤沢周平が生まれた処だ。
高速道路を南に向かう。
飛行機雲が1本たなびいていた。
この日は、どんなにフライトが楽だったろう。
夕日を浴びた帰り道は、海の上に鳥海山が浮かんでいた。
鳥海山を背にした加茂水族館の白い壁も、バラ色に輝いている。
もうじき日が沈む。
水平線近くに雲が見えるので、グルーンフラッシュは望めないだろう。
この日は、多くの人達が携帯やカメラで、山や夕日を狙っていた。
最上川に掛かる出羽大橋付近では、家路を急ぐ白鳥の群れが空を覆っていた。