土曜日の午後、BIMの講習会があった。BIMとは、3次元CADで、構造から意匠から設備まで3次元上で描き、現場で時々問題になる設備と構造のからみなどが、工事前にチェック出来るシステムになっている。最近の傾向としては、国交省でもBIMを使ったコンペや入札が行われており、我々も体験しようと建築士会とJIAの共同で、A&A(CADの会社)の協力を得て講習会を開催した。
予定人数を超える参加者があった。
さて、これは会場になった酒田市総合文化センターである。旧琢成小学校の跡地に建てられた。建てられてから40年ほど経ったのではと思っていたが、酒田大火後に建てられた。そう言えば、体育館で援助物資の山を見た記憶があった。
中央にトップライトがあり、左右に各室が設けられ、多くの利用者に活用されている。
酒田大火が1976年だから、その後としても35年は経っているのではないだろうか。もちろん、新耐震以前の建物のため、構造強度に問題があると言えば、そう言える。
ローカルニュースで見た方もいるだろうか、この総合文化センターにある図書館の階段室に無数の亀裂が見つかり、現在は使用禁止になっている。この建物には階段は沢山あるので、そんなに不便は感じないだろうが、補修の方向に向かうのだろうか。
酒田市は現在市役所庁舎の建設問題(入札不調)を抱えている。酒田市に限らず地方都市は、人口減少、建物やインフラの老朽化に頭を悩めている。