無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

酒田祭り・本祭

2009-05-21 12:16:06 | 社会
山形新聞のHPに、酒田祭りの動画が載った。酒田祭
かすかに動いている立山車が写っている。元気に育つようにと祈願し、幼児達を獅子の口に入れ、カポンカポンと噛んで貰う儀式も、子供にとっては迷惑で恐くて泣き叫ぶ。大人達はそれを喜んで眺めている。そんな様子も映っている。

小耳に庄内さんのブログでも、動く立山車が映っている。
こちらの方がちゃんと見えると言ったら失礼にあたるだろうか。20m立山車巡業編

さて、20日の夜になって、厳島神社の境内に神宿があるので、出かけてみた。

相変わらずのピンぼけ写真である。


厳島神社にお参りしてから、神宿の祭壇の前に行くと、係のおじさんが「御神酒を一杯・・。」と薦めてくれた。やんわりと断り、縁起物の昆布を頂く。


当番の地区から集まった展示品を見る。


そこから早足で清水屋前の会場に向かう。立山車が動くのを見たいなと思った。正面は清水屋デパート。歩道で催しが見えないと嘆いている上では、エレベーターホールを特等席に、人が群がっていた。中央の光る物体は、硝子張りのエレベーターである。


とにかく、人の数が凄かった。私の後ろで「近年、こんなに人が出たのは初めてだ。」と話している人がいた。振り返ってみると、かじおやじさんだった。


酒田の八波会の御輿。司会やタレント業で活躍の八波 一起(はっぱ いっき)氏が、酒田の祭りに感動して、御輿をかつぐ会に協力した。


寒河江のJCの御輿。この前に同じく寒河江の徳内囃子が踊られたようだ。


さて、話は変わって、酒田祭りの間、我が家では床の間にこんな掛け軸を掛ける。

中央には山王大権現の掛け軸


左側には立山車の図


右側にも立山車の図。


明治35年の立山車の様子を描いた絵だった。明治39年を最後に、この立山車は姿を消す。この掛け軸は、明治の頃に酒田で税金を払った家に配られた物だと聞いた。勿論印刷である。
現在の神宿は持ち回りで、町内が中心になって寄付を集める。昔は大店が受け頭家になり、大枚を叩いたと言われている。3回頭家を受け持つと、破産したとも言い伝えられている。この山車の絵は本間家の物だと聞いた。こんなに大がかりな山車ではないが、本間家の物として、亀鉾が現在も保存されている。
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酒田山王祭・宵祭り

2009-05-21 09:12:04 | 社会
酒田に着いた時には7時を回っていた。市役所の駐車場に並んでいた沢山の山車は、旧国道の清水屋の前に場所を移していた。交通規制のしかれた道路を跨いで、家に着く。やんやと夕飯を片付けた後、妹と早足で町へ出かけてみた。


高さ20mの立山車は、青森のねぶたのように内部に灯りが入っていた。天辺は鳥海山を模っているのだと言う。総費用は1100万円、うへぇーと声が出る。夜の祭りに引山をするので、電飾が必要だったらしい。そこかしこに苦労の跡が偲ばれるが、昔の山車を写真と較べると、少し残念な気がした。


隣の6階建てのデパートと比べると、その高さが分かるかと思う。すぐそばの電柱の高さがアレだから、やはり電線を潜って移動する事は無理だったのだ。明治の時代にこの立山車は廃止になったが、その時には、電線を外して運行したらしい。毎年それを行うのは無理だと廃止になったと聞く。


清水屋前から産業会館前を通り抜け、本町の信号まで、山車が並んでいた。私たちが着いた時には、黒森歌舞伎が始まっていたので、山車の巡業や御輿は終わっていたようだ。人だかりの歩道を避け、車道を歩いて写真を撮る。


市役所の駐車場に並んでいた他の山車の写真も撮る。


8体の獅子頭が並んでいた。それぞれに名前が着いている。


会場へ戻ると、津軽三味線の演奏が始まっていた。関係者に紛れて、舞台の裏からカメラを向ける。奏者は髪が長く女性だと思っていたら、妹は男性だと言った。


今年のお囃子は、幾つもの団体が、それこそ合併した町中にお囃子を流して歩いたのだそうだ。祭りに参加したくても出来ない高齢者の施設にも出向いて、お囃子を聴かせたという。会場から少し離れた道路でも、観客を集めてお囃子を披露していた。ヤンヤと拍手が起きる。


出店は、昨年とは比べものにならない位に多かった。国際色豊かになり、トルコのケバブの店も3-4軒は見た。人気のある所とそうでない所がハッキリしていた。
そんな中で気になった露店が1カ所、手作りの小物を並べていて、オカリナやポシェット、ミサンガなど、素敵な物ばかりだった。
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夕日

2009-05-21 08:48:08 | 動物・自然
5月19日、酒田山王祭の宵祭り当日、山形市から天童市へ廻り、出たのが5時を回っていた。何とか祭りに間に合わせたいと焦ってはみたものの、こんな時に必ず現れる不審な動きをする車に、行く手を塞がれた。追い越し禁止区域にも関わらず、2台ほどに抜かれた乗用車は、どうやら女性が運転しているらしい。制限速度以下のスピードで走り、カーブでも直線でもブレーキランプが点灯する。前回もこんな車の後ろを走ったが、その時は爺ちゃんの運転で、フラフラと蛇行を繰り返し対向車が来る度にブレーキを踏むのには参ってしまった。地方の道路を走ると、こんな車によく出会う。長い追い越し禁止が続くと、本当に苛立ってしまう。


狩川の橋で、その車と別れを告げ、松山に向かって走ると、前方に巨大な夕日が見えた。久々の大きな赤い夕日だった。庄内町の風力発電の風車と一緒に写真を撮った。


余目に向かう鉄橋の手前で車を止めて、何枚かを撮していると、例の車の後ろで数珠繋ぎになっていた一団体が追い抜いて行った。人間とは不思議なもので、あんなに苛立っていた心は、夕日の撮影で何処かへ飛んでいった。さて、撮し終えたので酒田に戻ろう。祭りが待っている。
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